午後2時。
新大阪驛とデッキで繋がつてゐる某ホテルのロビーに私はゐた。
經營コンサルタント會社の社長と面談するためである。
なぜ私が經營コンサルタント會社の社長と面談することになつたのか。
それは、10日ほど前に遡る。
とある轉職情報サイトに掲載されてゐた求人案件に應募したところ、そこに情報を載せたエージェントから聯絡があつた。
電話でこちらの職歴などを説明したのだが、ひととおり話が終はつた時にそのエージェントが云つたのだ。
「今囘の案件は企業から直接依頼されたのではないのです」
「ええと、どういふことですか?」
「じつは、企業と私どもの間に經營コンサルタントが介在してゐるんです」
つまり、かういふことだ。
その企業をクライアントとしてゐる經營コンサルタントが、その企業に代つて求人をしてゐて、その求人に關する業務をエージェントに依頼したといふわけだ。
今囘、その經營コンサルタント會社の社長が大阪に出張する用事があつたので、ついでに應募者に會つておかうといふことになつたらしい。
面談の日時と場所について聯絡して來たエージェントからのメールの最後に、氣になることが書かれてゐた。
「面談の成功をお祈りします」
え?
何これ、といふのが私の本音だつた。
これまでにも何度もエージェントと會つて面談して來てゐるが、それは轉職希望者の要望を聞いたり人柄を知つておくなど、あくまでも轉職者を企業に紹介するための準備である。
從つて、成功も失敗もない。
ところが、今囘のケースはどうも違つてゐるやうだ。
もしかすると、その企業の1次面接的な役割を果してゐるのかもしれない。
さう思つて、ふつうならカジュアルな服裝で出かけるところ、今囘は雨の中、スーツを着て出かけた。
事前にその經營コンサルタント會社のホームページに目を通した。
そのなかに社長の經歴が載つてゐた。
それによると、社長は學歴社會の頂點に君臨してゐるT大學を卒業後、かつてのM銀行で今もM銀行といふ銀行出身といふ超エリート。
きつと「上から目線」の、お友達にはなりたくない人種なんだらうなあ。
正直なところ、會ふのは氣が重かつた。
會つていろいろな話をしたが、印象に殘つてゐるのは次のやうな彼の言葉。
「今囘の話は、小さな企業で新人事制度を導入するといふ仕事ですが、大事なのは上から目線にならないやうにすることです。
「じつは私も小さな會社のトップをしてゐたことがありますが、上から目線だつたのでうまくいきませんでした。
「あなたはそのあたりは大丈夫ですか?」
やはり、彼は基本的に「上から目線」の人生を過して來たのだらう。
私はどちらかといへば「下から目線」的人生を送つてきたので、そのへんは大丈夫。
面談の最後のあたりは、英語の話題。
彼は銀行時代に海外勤務が長かつたらしく、英語は得意だとか。
私がいま「スピードラーニング」をしてゐることを話すと、せつかく時間があるのだからそれはたいへん良いことだと評價してくれた。
ついでに中國語もやつたらこれから役に立つなどと云はれたが、まづは英語に集中したいと逃げておいた。
さて、私としてはなかなか雰圍氣の良い面談だつたと思ふが、果して結果はいかに。
企業との面談が出來るとよいのだが。
新大阪驛とデッキで繋がつてゐる某ホテルのロビーに私はゐた。
經營コンサルタント會社の社長と面談するためである。
なぜ私が經營コンサルタント會社の社長と面談することになつたのか。
それは、10日ほど前に遡る。
とある轉職情報サイトに掲載されてゐた求人案件に應募したところ、そこに情報を載せたエージェントから聯絡があつた。
電話でこちらの職歴などを説明したのだが、ひととおり話が終はつた時にそのエージェントが云つたのだ。
「今囘の案件は企業から直接依頼されたのではないのです」
「ええと、どういふことですか?」
「じつは、企業と私どもの間に經營コンサルタントが介在してゐるんです」
つまり、かういふことだ。
その企業をクライアントとしてゐる經營コンサルタントが、その企業に代つて求人をしてゐて、その求人に關する業務をエージェントに依頼したといふわけだ。
今囘、その經營コンサルタント會社の社長が大阪に出張する用事があつたので、ついでに應募者に會つておかうといふことになつたらしい。
面談の日時と場所について聯絡して來たエージェントからのメールの最後に、氣になることが書かれてゐた。
「面談の成功をお祈りします」
え?
何これ、といふのが私の本音だつた。
これまでにも何度もエージェントと會つて面談して來てゐるが、それは轉職希望者の要望を聞いたり人柄を知つておくなど、あくまでも轉職者を企業に紹介するための準備である。
從つて、成功も失敗もない。
ところが、今囘のケースはどうも違つてゐるやうだ。
もしかすると、その企業の1次面接的な役割を果してゐるのかもしれない。
さう思つて、ふつうならカジュアルな服裝で出かけるところ、今囘は雨の中、スーツを着て出かけた。
事前にその經營コンサルタント會社のホームページに目を通した。
そのなかに社長の經歴が載つてゐた。
それによると、社長は學歴社會の頂點に君臨してゐるT大學を卒業後、かつてのM銀行で今もM銀行といふ銀行出身といふ超エリート。
きつと「上から目線」の、お友達にはなりたくない人種なんだらうなあ。
正直なところ、會ふのは氣が重かつた。
會つていろいろな話をしたが、印象に殘つてゐるのは次のやうな彼の言葉。
「今囘の話は、小さな企業で新人事制度を導入するといふ仕事ですが、大事なのは上から目線にならないやうにすることです。
「じつは私も小さな會社のトップをしてゐたことがありますが、上から目線だつたのでうまくいきませんでした。
「あなたはそのあたりは大丈夫ですか?」
やはり、彼は基本的に「上から目線」の人生を過して來たのだらう。
私はどちらかといへば「下から目線」的人生を送つてきたので、そのへんは大丈夫。
面談の最後のあたりは、英語の話題。
彼は銀行時代に海外勤務が長かつたらしく、英語は得意だとか。
私がいま「スピードラーニング」をしてゐることを話すと、せつかく時間があるのだからそれはたいへん良いことだと評價してくれた。
ついでに中國語もやつたらこれから役に立つなどと云はれたが、まづは英語に集中したいと逃げておいた。
さて、私としてはなかなか雰圍氣の良い面談だつたと思ふが、果して結果はいかに。
企業との面談が出來るとよいのだが。
今回が一番手ごたえがありそうですね。
良い「風」が吹いているのではないでしょうか。
良い結果が出ることを祈ります。
なんとか次のステップに進めると良いのですが・・・
じつはこの会社、聖地からバスで20分のところにあるのです。
ナマ観戦が増えるかも!
なんて、浮かれてみたり(笑)