10月11日
『花の下にて春死なむ』北森鴻 1998年
3読?この作品で北森鴻を知った。
調べたら初読は2004年2月だった。
連作短篇集。
「香菜里屋」のマスター・工藤哲也が探偵役。探偵といっても、殺人事件とかではなくて、客の話から日常の謎を解くのだ。
「香菜里屋」はL字カウンターと2人テーブルが2つあるだけの小さなビアバーながら、料理の旨い店。
アルコール度数の違う4種類のビール、3度、5度、12度。5度と12度の間にもう1種類かな?
登場する客は、飯島七緒(フリーライター)、野田克弥、妻木信彦(写真家)、笹口ひずる(派遣プログラマー)、百瀬健次(警察官)・木村(警察官)、東山朋生、北君彦(占い師)、高林(夕刊紙の記者)
10月13日
『桜宵』北森鴻 2003年
2006年5月29日以来の再読。「香菜里屋」シリーズ第2作。連作短篇集。
表題作「桜宵」がいい。御衣黄。桜飯。先立っていった妻からの最後のプレゼント。
登場する客は、日浦映一(タクシードライバー)・東山・北、神崎守衛(刑事)、際波美野里・石坂修、飯島七緒。
10月13日
『蛍坂』北森鴻 2004年
初読。「香菜里屋」シリーズ第3作。連作短篇集。
「蛍坂」が哀しい。公園にそっと放たれた蛍。そして蛍子…
「雪待人」 工藤は誰を待っているのか
「双貌」 人を勝手に殺すな。
「孤拳」 下弦の月の目をした脩兄イと銀山平。村杉小屋が懐かしい。
登場する客は、有坂祐二(元写真家)・江上奈津実・植村洋子、仲河(タウン誌編集長)・木村・北・飯島七緒・浅海重蔵(石材店店主)、南原(元金物店店主)、柏木彰(無職)・秋津文彦(小説家)・(有吉桂子)、谷崎真澄
10月14日
『香菜里屋を知っていますか』北森鴻 2007年
初読。「香菜里屋」シリーズ第4作。連作短篇集。
「終幕の風景」 そうか…香菜を待っているのか工藤哲也は…
登場人物は、香月圭吾(バーマン)・谷川真介(バーマン)・笹口ひずる→香月ひずる・石坂夫妻、飯島七緒・峰岸明美・北・相田賢治、東山、若村伸夫(学生)・白井るみ(学生)・木村・浅海・高塚(編集者)・片岡草魚・仲河・秋津・谷崎真澄・妻木・日浦夫妻、越名集治(雅蘭堂)・安積(バイト)・時田雅夫(元同僚)・宇佐見陶子(冬狐堂)
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