10月24日
『愚か者死すべし』 原尞
2004年11月刊行
初読。
私立探偵・沢崎シリーズ第四作。
この作品は前作『さらば長き眠り』から9年後の2004年に刊行された。
著者曰く、この作品が沢崎シリーズの第二シリーズ第一作にあたるそうだ。
第二作は2018年刊行の『それまでの明日』。なんと14年も間があいている。
この作品で、渡辺探偵事務所の渡辺はすでに亡くなっている。
暴力団の組長が銃撃され、その犯人が新宿署に出頭した。その犯人が連行される際に犯人とそれを連行していた警官が銃撃され、犯人は軽傷、警官は死亡した。
沢崎はその場にいて、2発目の銃弾が発射されるのを防ぐために、銃撃犯の車に追突したのだったが…
沢崎の調査で、少しずつ真相が明らかになってゆく。
はたして新宿署での銃撃犯は誰か。
銃撃する動機は何だったのか。
ストーリー展開は面白かった。
でも正直言って、真相には少し無理があったかな。
10月31日
『天使たちの探偵』 原尞
1990年刊行
初読。短篇集。
「240号室の男」に、主人公の探偵・沢崎が41歳だと書かれている。年齢が明らかにされたのは初めてかも。
原尞は短篇のほうがストーリーがシンプルで、僕にとっては読みやすかった。
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