梅田の阪神百貨店で驛弁イベントがあつた。
家内は數日前からチラシを眺め、私にもどれがいいか尋ねた。
私はナマ返事をしてゐたのだが、きのふの夜、再度決斷を迫られ、第1希望から第3希望とそれが賣り切れてゐた場合の候補を2つ3つ選んだ。
他にも、あ、これ欲しい、といふものをいくつか傳へておいた。
けさ、家内は勇躍、阪神百貨店へと出かけていつた。
かなりの盛況だつたらしい。
各新幹線の弁當のところなど、長蛇の列が出來てゐた由。
買つて來たのは、けふのひる飯用の弁當2つ、晩飯の付け合せ用の弁當ひとつ、ケーキが1つにサイダー2本。
私がひるに食べたのが、上の寫眞の「素潛り 天然あわび丼」。
天然アワビに惹かれたのだが、小さな煮アワビを薄くスライスしたものが10枚ほど乘つてゐて美味い。
それだけでなく、飯にはツブ貝の刻んだものがまぶされてゐて、これまた飯の風味を増してゐる。
さらには、とんぶりを練りこんだ蒲鉾や、「いぶりがつこ」といふスモークされた人參など、珍しくも美味いものが、この弁當を引立ててゐる。
甘エビ煮も乘つてゐたが、それがなくても十分に樂しめる弁當だつた。
これが1200円といふのだから素晴らしい。
こちらは、原材料などが記されてゐるシール。
<使用カメラ:Canon PowerShot G11>
私はご存知かもしれませんが秋田ですけど、
この駅弁は初めて見ました。
秋田であわび、というのはあまりイメージがわきません。秋田は日本海に面していながら、せいぜいハタハタが有名なぐらいで漁業は発達していないので。
今度食べてみます。
とんぶりは私の実家では普通に食卓にありました。特に、納豆と卵ととんぶりを混ぜて醤油をかけてご飯に乗せてよく食べたものです。
美智子皇后が皇太子妃時代に秋田で食べたとんぶりを「キャビアみたい」と言ったらしく、「畑のキャビア」という宣伝文句が生まれました。
アワビといふと岩場のある海のイメージなもので、八郎潟のある海とは・・・
でも、美味しかつた(笑)
歸省された折にでも、ぜひお試しください。