マニフィカ カンタービレ声楽教室
こんにちは。今日もブログを更新できました。
さて、毎日とは言わなくてもちょこちょこ読んで下さっている皆さんの中には、私のブログの内容はテクニックのことが多いように思う方もいらっしゃるのではないかと思います。
では私は「テクニックが何より一番大事!」と思っているかというと…そういう訳でもありません。
声楽教室の先生が言うことではないかもしれませんが、誤解を恐れずに言うと、自分がこれでいい!と思えばテクニック云々などなくても、極論を言うと勉強しなくてもよいと思っています、実は。
でも、テクニックがないと歌えない曲もあるし、テクニックがあると自分が表現したいものがより一層表現しやすくなることが多々あります。
それに、元々うまい人だけじゃなくて、テクニックを勉強さえすれば、今歌えない人、今自分が納得できるように表現できない人も満足できる、或いは満足に近い形で演奏できるようになるというのがテクニックであって、我々の味方であると思っています。
自分は正にテクニックのお陰で、例えばオリンピアや夜の女王が歌える今の私になりました。
ちなみにレッスンではまずは「ここが歌いにくい」という部分から解決していくことが多いです。
その理由は「ああ、出しにくい~」と思いながらでは、例えば曲の中の人物に共感したり成り切ったりというのは難しくないかなと思うからです。
という訳で、ある程度声を出すことがこなれた時点で歌詞の内容などに入っていく傾向にあると思います。
私のレッスンで歌詞の内容に触れだしたら、声の方はいい感じで進んできているんだなと思ってもらってもいいかもしれません。
音楽表現に関しては、声を出す時点からそれに倣った方が出しやすいのでそれに沿ってレッスンを進めていますが、歌詞が入ってからの方が作曲家の意図がより分かりやすいかなと思うので、生徒さんが更に掘り下げる思考になるようにだったり、たくさん想像する方向に向かうようにと心がけています。
その他、慣例などがある部分はもちろん言うようにしていますが、生徒さん自身の表現したいものを壊さないことにも気を付けています。
こうした方がいい、とか確かにありますが、皆さんに「私」の音楽を表現して頂く訳ではありません。
あくまで演奏するのは生徒さんで、表現者は生徒さんなので、個々にある差を取らないことが大切だと思っています。
発表会前や本番前になると、ここから更に何が起きても体に染みついてるから自動再生してしまう、くらいまで馴染ませるという方向でレッスンは進めています。(進めることを目標にしています。)
このぐらい準備ができると、例えば多少体の状態が悪かったり歌うのに調子を崩しても、この曲を歌えばいい状態を思い出せるよ、という風になると思います。
さあ、どうでしょう、ここまでくるとそろそろ「自分の歌」という感じしてこないかな…?
オペラアリアだったら役になり切っていたり、歌曲だとそれぞれの思う人物像や状況であったり、自分というフィルターを通した何かを表現することに繋がっていくのではないかと思います。
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