大阪・京橋 カンタービレ声楽教室のブログ

レッスンの話題を中心に書いています。

後少し…

2011年01月29日 | 日記
マニフィカ カンタービレ声楽教室



一週間に一度は更新したいと思っていましたが、少々間が空いてしまいました。

私は声楽プレミアムマスターコースの企画・運営も行っていますが、このマスターコースが2月5日と後少しのところに迫っています。

なので少々準備に忙しくなってきました。

好きなことをやっているので忙しいのは苦になりませんが、自分の練習の時間が取りずらく、少々焦りを感じてみたり…。

でも来週は自分のことに時間を使えそうです♪

マスターコース期間中はできるだけその様子を更新できればと思っています!

いつも参加される受講生の皆さんにお会いするのも嬉しいですし、初めて参加される方の歌が聴けるのは楽しみです(^^)




マニフィカグループからのお知らせ

[大阪]第4回声楽プレミアムマスターコース公開レッスン見学希望者募集!!

イタリアで活躍するオペラ歌手Maddalena Calderoniによる声楽プレミアムマスターコースを開催致します。7割以上の方が繰り返し受講されている声楽のマスターコースです。イタリアの技術を学びたい、自分の可能性を伸ばしたい方は是非ご参加下さい。ホームページで受講生の声やレッスン風景もご覧頂けます。
⇒こちらをクリック

[開催期間]
平成23年2月5日(土)~13日(日)
・公開レッスン:5日(土)・6日(日)・12日(土)・13日(日)

[募集期間]
公開レッスン見学希望者:平成22年12月1日(水)~平成23年2月3日(水)
(期日までに募集定員を満たした場合にはその時点で募集を打ち切ります。)

[会場]
大阪・京橋

お問い合わせ・詳細はこちらをご覧下さい。⇒こちらをクリック


主催:マニフィカ ラ・ムージカ♪
後援:在大阪イタリア総領事館 イタリア文化会館


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イタリアでのレッスン日記(8)

2011年01月24日 | イタリア・声楽レッスン日記(過去編)
マニフィカ カンタービレ声楽教室



※閲覧上のご注意:表現方法の違いがあったり、私個人に対するレッスン内容なので万人に共通する内容ではありません。

同じことを言っても言葉というのは時として180度ま逆のことを意味することもありますので、その辺りはご了承の上でご覧下さい。

過去に書いたイタリアでのレッスン日記を紹介しています。





ここのところめっきり日記更新ができませんでした。
先生の本番があったこともありますが、前回の日記で復活!といっておきながらまたまたしんどい日々を送ってしまいました。
帰国までの日付をみて頂いたらわかるかと思いますが、半分を過ぎました。
この頃ってやっぱり疲れもでてくるものなのでしょうか。
昨日から、ちょっと体が軽くなってきたぞっていう手応えを感じてきたので、なんとかこの調子で元気になりたいと思っています。

さて、やっぱり元気じゃないとなんだかな~というレッスンになってしまった~と思った今回でしたが、録音を聞いてみたら、なんのことはない、最初の頃に調子がいいぞ!と思っていた時よりも歌えてました。
調子が悪い時にそこそこのことができるって、調子がいい時に歌えるよりもなんだか嬉しい☆

という訳で、今回は初心に戻って初めの頃のように書いていきます。

まず、bocca chiusaから。
これなんですが、私はどうしても押したくなるらしく、このbocca chiusaが全ての基本なのにこれでいいんだろうか~というのが最近の私の
一つの課題であります。
先生には押してなくて空気が少ない時はうまくいってる、という風に言われてます。
今日のところの私の見解では、押すなと言われても押し続ける傾向にあるので、ここはその発想から離れてみようかと思います。
もっとピンポイントで響く場所を意識してですね、(おそらく私は声がleggeroだし、先生よりも針の穴くらいでいかなきゃいけないと思うんですよね…) 本当にいい場所に来たら押すことなく響くと思うのでいけるんじゃないかな…と思ってます。
試してみますよ!

で、ですね、前回も言っている通り、私の最大の問題点でもある舌なんですが、これもなんだかうまくいきそうな、今までと違う感覚が
今回あったんですよね。
どうも私は「i」や「o」を随分と意識し過ぎていたようです…。
こんなところにヒントがあったとは思いませんでした。
これも先生の言葉から「あれ?」って思ったことなんですよね。
本当に先生のこの着眼点には恐れ入ります。
どんだけポケット持ってるんだろうな…。
今までこんなアプローチの仕方をした先生はいません。
ということで、延々と「Non dire O!!」を繰り返して下さっています。
私も教えたことのある身なので、このしつこくしつこく、決して諦めることなく繰り返し言ってくれる先生に本当にレッスン中に感謝したくなります。

すみません、レッスン日記って感じじゃなくなってますね・汗

で、ですね、発声までの道のりをちょっくらまとめてみましたよ。

①Appogio(支える)
②お腹の筋肉でスタートボタン
③Ferma(止まって)→お腹はもう何もしない。
④Lungo subito(iの発声が始まってすぐに。
音を止めないで動かすという感じです。)
⑤Non dire O!

③と④は同じときの仕事だと思います。
とにかく最初にお腹の方の仕事は全て完了させる、声を出しているときに、えいこらさっとお腹を動かしてしまうと、どうも「押す」「息を吐きすぎる」という事態を招くようですね。

それと、「開ける」ことは大事なのですが、実際顔を運動させてから歌った方が歌いやすい気がしますが、これも思いすぎはどうもよくないようで、「もう開いてる」ぐらいの勢いで、リラックスした方が今の私にはよさそうです。
あ~、ここでもリラックスの一文字が。
今年の私の目標なんですよね、「リラックス」。
自分がリラックスできなくて、他の人をリラックスさせようなんて土台無理なんじゃないかな~って思ったんですよ。

う~ん、今日はよく道をそれますね・汗

ま、そんな感じで発声を終えまして、曲は先週から「Oh,quante volte」になりました。

がっつんがっつん曲はやり進めてます。
というのも、残念ながら先生と一緒にいられる日々っていうのは後少しです。
なので、私が日本に帰ってから一人で課題に挑めるように先生は色々と今のうちに手をつけて下さっているのです。
ふふふ…一日に一時間。
とてもじゃないけど足りません。
だけど、これ以上歌って声が出なくなるとかも嫌ですし、とにかく頭だけでできる作業はできるだけやってレッスンに挑もうと思ってます。

Manonももらったんですが、私はフランス語は勉強したことないよ~ ってことで、頭を抱えてます。
歌えるんかしら…
歌詞を読んだら曲が飛びます。
そしたら自ずと発声のことなんて二の次になりますよね(苦笑)
えらいこっちゃ・汗

とにかく、こんな毎日です。
体を壊している場合じゃないですね~(苦笑)
またまた書き進めていきたいと思ってますので、
皆さん、お付き合いよろしくお願いします☆




マニフィカグループからのお知らせ

[大阪]第4回声楽プレミアムマスターコース受講生・公開レッスン見学希望者同時募集!!

イタリアで活躍するオペラ歌手Maddalena Calderoniによる声楽プレミアムマスターコースを開催致します。7割以上の方が繰り返し受講されている声楽のマスターコースです。イタリアの技術を学びたい、自分の可能性を伸ばしたい方は是非ご参加下さい。ホームページで受講生の声やレッスン風景もご覧頂けます。
⇒こちらをクリック

[開催期間]
平成23年2月5日(土)~13日(日)
・グループレッスン:5日(土)・6日(日)・12日(土)・13日(日)
・プライベートレッスン:7・8・9日いずれか一日を選択 (プライベートレッスンは非公開です。)

[募集期間]
受講生:平成22年11月25日(木)~平成23年1月24日(月)
公開レッスン見学希望者:平成22年12月1日(水)~平成23年2月3日(水)
(期日までに募集定員を満たした場合にはその時点で募集を打ち切ります。)

[会場]
大阪・京橋

[当マスターコースの狙い]
声楽の技術を完成させるためのこのマスタークラスはオペラの声楽技術における表現の可能性を掘り下げることを狙いとしています。各生徒は3~4曲を用意し、講師はその中から生徒の能力に見合ったものを選び、コースではその曲を学びます。尚、今回より選抜コース(専門技術取得の資質がある方やプロ・プロを目指す方が対象)と一般コースに分けて受講生の募集を行い、より多くの方が受講しやすい形になりました。

お問い合わせ・詳細はこちらをご覧下さい。⇒こちらをクリック


主催:マニフィカ ラ・ムージカ♪
後援:在大阪イタリア総領事館 イタリア文化会館


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成長

2011年01月19日 | 日記
マニフィカ カンタービレ声楽教室




こんな辺境にひっそりとあるようなブログですが、更新した日には読んで下さる方がいて下さり、驚きと共に感謝しています。

毎日と言う訳にいきませんが、これからも続けていきたいと思っていますので時々遊びに来て頂けると幸いです。




もう少しでお正月だ、などと言っていたのに、気がつけばもう少しで節分ですね。

節分を過ぎると私にとっては年間行事のビックイベントの一つと数えられるマスターコースが始まります。

Maddalena先生にお会いできる機会にレッスンを受けておかないと、次はいつレッスンを受けられるか分かりませんので私も参加させて頂いています。

最近は録音機器がとても発展して音質も良くなってはいますが、声楽というのは因果な物で、最後の最後は客観的には聴くことができません。

私にとって自分の声を細部に渡って調整して下さるのはMaddalena先生だけということもあり、とてもレッスンが楽しみです。

また、イタリアで活躍される先生のレッスンを受けることは、自分の歌手としてのクオリティを高めることになり、教える立場としてももっともっと自分の世界を広めてくれます。




「教える」ということについて、私はこんな風に思っています。

例えば先生に10の力があったとします。

でも、生徒に伝えられるのは5~6割程度だと思います。

では、生徒により多くの物を伝える為にはどうすればいいか。

持っている10を大きくするしかない、そのように思います。




先生が生徒に道を示す者ならば、知らなければ道は示せません。

より多くの可能性に見合った道を照らすって、高尚ですごい仕事ですよね。

多くの道を歩き、その道から見える景色をたくさん見たい。



…この理屈は「先生」に限ったことではなく色んなことに共通していることと思います。

一生勉強!

たとえ一生勉強しても、勉強したいことがなくならないのはむしろ素敵なことですね。

年齢は言いませんが(苦笑)、この年になってももっともっと成長したい。

甘んじることなく、日々精進していきたいです。






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イタリアでのレッスン日記(7)

2011年01月17日 | イタリア・声楽レッスン日記(過去編)
マニフィカ カンタービレ声楽教室



※閲覧上のご注意:表現方法の違いがあったり、私個人に対するレッスン内容なので万人に共通する内容ではありません。

同じことを言っても言葉というのは時として180度ま逆のことを意味することもありますので、その辺りはご了承の上でご覧下さい。



日記を書くと「言葉」としてまとまると思います。
それって自分の中で深く理解するためだったりしますが、 たまに言葉として固めたくなくて、ここ数回のレッスンもそんな感じだったので日記にしませんでした。
またそんな回もあると思いますが、とりあえず再開です☆

まず、なんで固めたくなかったかというと、えてしてで苦手であってり、できていないことって思い違いをしている場合があると思うんです。
ここ数回の私はそんな気がしてきていて、それを見つけるためにすぐに結論を出すのではなく自分自身をじっくり眺めてみようと思ったのでした。

それで、毎回レッスンの進行と共に書いてきた日記ですが、今回は自分が思ったり、これから試してみようとか、自分の頭の中のことを書いてみたいと思います。

ときどきこう風に書くと、うまくなっていくことと自分の感覚の変化(思い違いの発見など) がどのように動いていったのかよくわかるのではないでしょうか?

自分が今までこうだ思っていたこと、または癖がたくさんついてるな~と今は思っていること、それは、 「前に!」或いは「当てるポイントがある」ということです。
時としてこの表現がとてもいいこともあると思いますが、今の段階の私が想像するのはよくない。
これを完全払拭しようと思います。

annunsare(嗅ぐ)ように。
そしてここのspazzio(空間)、この感覚を常に持ち続けることに気持ちを集中してみようと思います。

次にappoggiare(支える)
これは、絶対前よりできてます。
ただ、完璧じゃない。

私はlingua(舌)に力が入ったりするんです。
(この癖の人がそんなに多くないと思いますが、あごに力が入る人は同じことが言えるのではないかと私は思います。)
それはこの支えとも関係があるように感じています。

たぶんこれが私の最大の思い違いの一つじゃないかと思います。
私には「力を入れる」って感覚が絶対あると思うんですよね…。
「ferma(ストップ)」の感覚と共に、とにかくこれをごろっと変えてやろうと思ってます。

次に、これはマイミクさんからもコメントを頂いていたのですが、自分のものとしてなかったんです。
(なんと表現してよいやらわからないのですが…)

何の話かというと、高音を出すときなんですが、 「後ろが開く」ということ。

これです。
私の二つ目の思い違い。

というか、この思い違いをしていても高音が出せてた自分が信じられない・汗
(本当は高音と書きたくないけど、これ以外に言葉がない…)

とにかくこの「後ろが開く」の徹底的な染み込ませをしていきたいと思います。




最後に。

足すというより、いらないものは「捨てる」、そして180度逆なことでも思い切りよく変えるっていうことなんだと思います。

変化を恐れていたときもあったけど、今はがっつり捨てるし変身する気満々です(笑)
たまねぎを最後まで剥いてやるって感じだし、(後に何が残るんだ・笑)古い服はぜ~んぶ脱いで日本に帰ります!

この年まで歌を続けてきたから思うのですが、今勉強してたり、勉強し始めている人に私が先生として教えるなら、この気持ちは絶対に伝えておきたいことです。

変化を恐れていては前に進めない。

簡単なことだけど、でもとても大切だと思います。





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[会場]
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道のり

2011年01月12日 | 音楽
マニフィカ カンタービレ声楽教室





今日は私のお話を書いてみたいと思います。





こちらのブログを読んで下さったいる方はマニフィカ カンタービレのHPをすでにご覧頂いている方がほとんどでしょうか?

ご挨拶の文章にある通り、私は今の先生に出会うまで、とにかく暗中模索で歌ってきました。

大好きな歌であるにも関わらず、常に悩みを伴い、表現したい物がありながら、それを実現できない自分の声に葛藤を抱いていました。

歌というのはただ単に声が出ればいいと言う物ではなく、「想い」を伝える為の柔軟な『道具』であって欲しいと私は思っています。

だから力任せに出す声では悲しみや喜び、幸せは表現できず、頭に「その音」があるのに外に生み出せないことはただただ悲しいの一言です。



そうした中でイタリアや海外でもオペラ歌手として活躍されているMaddalne Calderoni先生に出会いました。

私は先生に出会う前は声質をまだ判断できずにいましたが、少なくとも高音を出せるような声質とは思っていませんでした。

日本でも色んな先生にみて頂きましたが、まずSoprano leggero(ソプラノ レッジェーロ)と言われることはありませんでした。

ところが、先生との初めてのレッスンでそのように言って頂き、しかも2回目のレッスンでは3点Fまで発声練習の中で出すことができました。(俗にハイFと言われる高音です。)

当然、私は目からうろこで、自分自身が出した声に驚くと共に、「夜の女王」を歌ってみたいと夢見ながらも自分の声質ではないだろうと思っていたのに、自分がその歌を歌える声を持っていることを知り、心の底から嬉しかったのを今でも覚えています。



そして、今日の私があります。

最近のレパートリーではOlympiaなどがあります。
(ちなみにこんな曲です。 こちらをクリック  DesseyのOlympiaはとても可愛く面白いですよ。)

御存じの方もいらっしゃると思いますが、コロラトゥーラの曲です。

昔の私を思うと、こんな歌を歌えるようになったことが信じられない程で、本当に嬉しく幸せです。



その喜びを一人でも多くの方にお伝えしたいという思いから、私はマニフィカ カンタービレ声楽教室を始め、マニフィカ ラ・ムージカ♪による声楽プレミアムマスターコース(私を導いて下さったMaddalne Calderoni先生を講師としてお招きし、レッスンをして頂いています。)を運営しています。



「歌うことは喜び」



まさにその通りで、私はテクニックを知ることでより一層の幸せを感じられるようになり、そして目の前の音楽の世界は広がりました。

喜びや自己の解放を知る程に、その声にもその人柄がより一層現れるのかもしれないなと思います。



今立っている場所の先に更なる高みがあるのだと思います。

私もまだまだ道半ば、どんどんと前に進んでいきたいと思っています。





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