8.6 広島

今日は７０年めの８月６日。

私は１０才で広島へ来て、初めて原爆が投下された事実を知りました。
とても悲しくて恐ろしくて、二度と繰り返されてはならない過去。

広島に来るとすぐに原爆資料館へ行き、そして「はだしのゲン」の映画を見に連れていってくれた両親。

子どもだからと怖いものにフタをするのではなく、事実を真っ正面から見せてくれて、考えさせてくれたこと、今ではありがたく思います。

広島の小学校では当たり前のように平和学習の時間があり、夏休みには平和新聞を作ります。

自分達で取材に行ったり、平和記念式典に参加したり。
時には耳を塞ぎたくなったけれど、それらは紛れもない事実。

街に遊びに行くと、目にする原爆ドーム。
街のところどころに残る傷跡。
それらは忘れてはいけない過去をいつも思い出させてくれます。

平和について考える環境が、気付けばいつも側にある、そんな街、「広島」。

私がこの広島に来た意味って。。。
そして広島にいる意味って。。。

2015年8月6日8時15分
私はいつものように、お弁当を作っていました。
きっと７０年前も多くの人たちが、変わらない明日が来ると信じていたそのとき、それは起こる。















祈ります。

世界から戦争がなくなりますように。
世界に平和が訪れますように。
二度と同じ過ちが繰り返されませんように。

平和を祈ること。
そして、その想いを言葉にすること。
いつもと変わらない日常に感謝すること。

それが今の私に出来ること。