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いよいよイタリアでの最後のランチ。最終日は移動でランチは飛行機等でとることになる。ローマの休日(半日)を堪能した後は、コロセウム近くの食堂で、仕上げる。触れ込みでは「ローマ風牛肉ソティー」。いかがなものか多少期待はしてみる。今回の肉料理はおしなべて、私の口にはいささか合わぬ物が多かったのがのが期待度の低さである。
裏路地に入り、地下にあるレストランに案内される。洞窟のように仕上げられた室内は、結構雰囲気が良い。テーブル等も広く、なかなか良好。料理は、①カルボナーラ②「ローマ風牛肉ソティー」③デザートとなっていた。
やや歩いたので「白ワイン(フルボトル)」とした。入り口のテントには「TermeDelColossero」となっていた。フルボトルで18ユーロ。結構安い。やはりすっきりとした飲み口。我々(夫婦)らは十分なワインである。
隣席に中国人であろうか、小さな子供も連れている。焼き声がうるさい。観光人らしいが、そこまでして海外旅行をしたいものかと思う。これが中国の富裕層の実態なのかもしれない。椅子にあぐらをかいてたべてる男性も数名いた。どうもツアーらしい、東南アジア系の添乗員が付いていた。
まずは、前菜。パスタ「カルボナーラ」である。本日は、ふと目のパスタ。やはりジューシーさはない。パスタにしみこんでいる。たっぷりと粉チーズがかけられていた。日本でたべる・作るつゆだく(ジューシー)なパスタに馴染んでいる私には、この味付け麺のようなものは、どうも馴染めぬままに終わりそうである。
これは、実に白ワインとマッチした。やはり飲み物なしにはたべられそうに無いパスタではある。珍しく皿に盛られて提供されたので、ややさめ加減。その分水分もしみこんでしまうのであろう。ツアー客の宿命かもしれない。しかし、廻りは同郷の日本人、くるくる巻いて多少すすりながらたべても気にしなくて良いのはありがたい。
主菜の「ローマ風牛肉ソティー」。やはり、がっかり。非常に薄っぺらな肉(この時点で牛か豚か判別できない)に、汁のようなものがからんでいる。ソティーというよりは、煮物言う感じである。牛肉としては面白い。白い状態に仕上がっている。やはりツーリストニューは、期待しない方がよいのかもしれない。
新鮮な野菜が盛られていたのが幸いだったかもしれない。濃い味付けなので野菜と合わせると丁度良い。パンにオリーブ油、これがワインのつまみとなる。丁度量も少なく、体には良いのかもしれない。デザートは、プリン。カラメルはやはり甘めであった。面白いのはここの珈琲1ユーロ。サービス価格のようであった。