「Yin & Yang」SOUKI パントマイムライブ in 田原町
ご来場いただきました皆様、ありがとうございました。
トップバッターのキャネコさんが
思いがけないハプニングも乗り越え、
ポップながらシニカルな演目を終えたあと、
ずーんっと重たい音楽から始まったのが、
『こどもぼさつ』演者:小坂部耀佑
あらすじ
主人公は、産まれることが出来なかった水子。
賽の河原で石積みをしている。
石を積んでは獄卒の鬼に蹴散らされて
積み直す毎日…
親よりも先に亡くなった子供は
先立って親を悲しませた親不孝の罪で
冥土にある賽の河原で石を拾って積み上げ、
仏塔を作ります。
完成する直前に地獄の鬼が来て、
苦労して積んだ石塔を崩してしまう。
そんな言い伝えがあります。ウーン、理不尽。
転じて、報われない努力を続けることを
「賽の河原の石積み」と例えて言ったりします。
昨年、今年、この石積みのような思いをした方も
たくさんいるのではないでしょうか。私もです。
積んだところで、
どうせ壊されてしまうんだろう。
では、そんな報われないことすることに
何の意味がある。
そんな思いが、
何度か心によぎったこともありました。
本作品の主人公は石を諦めずに積み続け
輪廻転生することができました。
今のご時世に関わらず
報われるとは限らない途方も無い努力や、
一生懸命積み重ねたものを、
簡単に崩されてしまうこと、あると思います。
残酷ですね。
それでも、諦めずに努力を積み重ねていけば
いつかは次のステップや希望が見えてくることも
ある…かもしれませんね。
それにしても、私が思いつくシナリオは、
アナグラの薄汚れたモグラや
ディストピアに取り残された孤児、
そして今回の地獄に落ちた水子…と、
なんだか仄暗いものが多い。。
(↑本作品で活躍したナス、きゅうり)
もう少し、
お気楽ポジティブになれたらいいんですけどね(^_^;)
どうしても作品にネクラがでちゃいますね。
♪MAYU♪