大事なものが壊れたりすると動揺するもの
事務所にて作業をしていると一本の電話が
バレエクラスの女の子から
「もしもし?」
「‥‥あの‥、えっと」
随分と元気のない様子
最初は要領を得ない話でしたが、聞いていると、どうやら自由研究の作品が壊れてしまったとのこと
お稽古に行きたいけど、こちらも何とかしないといけない
困り果てているようなので、直すお手伝いをするから取りあえずおいでと声をかけ
しばらくするとスタジオに現れ、手には壊れたガラスの瓶が
空き瓶の外側へイラストを施した作品でしたが、割れてしまっていました。
持っていかないといけないものがこんな状態になっては、狼狽もしてしまいます
それでも、起きてしまったことは仕方がない
明日学校へ持っていくにはどうすれば良いかを考えねばなりません
幸いパーツは拾って集めてきてくれていたので、接着剤でつなぎ合わせることに
つなぎ合わせると、どうやらいくつかのパーツは足りないことが分かったので、それは仕方なしと諦める
そのままだと可愛くないので、いくつか手を施すことに
内側に青いペンキで色を付け、水が入ってるようにアレンジ
それから、スタジオロビーにあった向日葵の造花を一輪拝借!
瓶の中にセットして、「向日葵の一輪挿し」にしました
形あるものはいつかは壊れる
「たくましく育つも散っていく花の儚さを、割れたガラス瓶での一輪挿しで表現しました!!」
という後付けを添えて、明日は学校に提出してくれることでしょう
起きた出来事に頭を悩ますより、それをどう切り抜けるか
一つ試された出来事になったでしょうね
“死ぬこと以外はかすり傷”
小学生に伝えるには早すぎるメッセージですが
その時は深刻な問題に思えるかもしれないけど、
動けば道は切り開けるということです
そう言えば、作り直した作品の写真を撮らせてもらうのを忘れていた。。
‥‥
過ぎてしまったことは仕方ないね!!
~前田~