池田 悟≪作曲家≫のArabesque

・・・深くしなやかに・・・(音源リンクしてます)

自由研究の夏

2006-08-15 | 家族・子供の頃

今日は実家に一泊する。
小学生の頃から夏は力作を作る習慣だった。夏休みは「自由研究」に精を出す絶好の機会で、その意味では毎日学校に行くより充実していた。親の叱咤激励のお蔭もあるが。
小学校4年から中学校2年までの夏休みにやった事といえば…
長編マンガを描いたり、輪ゴムにつながった小さな船列がモーターで動くのをビー玉で撃ち落とす魚雷戦ゲームを作ったり、浜松のピアノ工場に行って社長直々にピアノのメカニズムを教えてもらったり(小4:写真)、扇風機と換気扇の原理を証明するため、羽が逆回転可能な模型を作ったり、家が立ち退くことになった道路工事の進捗状況を紙芝居にしたり、花粉を顕微鏡で観てスケッチしたり、ディーゼル・ハンマーという「杭打ち機」の仕組みを教えてもらいに母に連れられ、近所の中学校の工事現場のプレハブ事務所に押しかけたり、発酵と二酸化炭素の排出量の関係を調べるために大量のブドウを腐らせたり…
その後、実験の結果を半畳ほどの大きな模造紙に絵の具で描き、原稿用紙に説明文を書き、学年代表として大々的に発表出来るような形にするのが、むしろメインの仕事だった…代表に選ばれる事は少なかったけれど。夏休みの成果をクラスのみんなが一人ずつ発表する間、自分の番が来るのが待ち遠しかった。

そんな子供の頃に培った習慣だろうか。大人になってからも、7月の蒸し暑さを乗り切り、暑さに体が慣れる8月は、余りにも暑いため昼寝もままならず、身も心もカッカと燃えるしかない(秋になると反動でどっと眠くなる)。そう言えば「日本音コン」の〆切も、夏の終わりだった…。
秋をどう迎えるかは、夏次第。この夏、ウィンド・オケと、両手のピアノ曲が、近日完成する。
実家では両親共元気に、質素ながら幸せそうに暮らしていた。



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