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社会保険や働き方にまつわる「よもやま話」をご紹介します。
(扱う法律の内容は概要です)

その34~カラなのにアリ

2009-09-09 | ものしり社会保険
 海外にお住まいなら、必ず入らなければならないものでもありませんが、
“国民”年金ですから、日本人なら「任意加入」はできます。
保険料を払えばその分、将来の年金額がアップ。

 入らなくても義務ではないので「未納」ではありません。
払ってないので年金のは増えませんが、
海外にお住まいの期間は年金をもらうための期間受給資格期間=原則25年
としてカウントされます(カラ期間)。

 この「カラ期間」、バカになりません。
今の国民(基礎)年金の制度がスタートする1986年(昭和61年)以前は、
国内に住んでいてハタチをすぎても国民年金に入る必要なし、
ってヒトがたくさんいました。
例えば学生さんや配偶者の方、国会議員なんて例も。

 保険料を25年も払ってないからもらえない、とあきらめてはいけません。
「カラ期間」があるかもしれないからです。

 入らなくてもいいよ、とかつてクニがお墨つきを与えたのだから、
額はともかく期間だけはクニが保障しましょう、ということです。
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