S’PORE papa

シンガポールへ2005年~2010年まで単身赴任・・・ゴルフの回数は、激減・・・競馬、釣り、ガーデニングなど多趣味・・・

白夜行

2006-04-03 12:32:24 | シンガポール
昨日は、日曜日。これといって、することもなく、掃除、洗濯を済ませて、テレビと読書三昧となった。読んだ本は、先日、日本に帰った時に妻からもらった東野圭吾著、「白夜行」である。

いや~、面白かった。緻密な構成。よくこのようなミステリーが考えられますね。亮司と雪穂の生い立ちと接点。それを巡る人間模様と、その事件をずっと追いつづける笹垣刑事。ストーリーの構成とその緻密さにおいて、傑作ミステリーと思いました。

この後、雪穂は、どうなるんじゃ~???

天邪鬼評論として、11歳の亮司に父親を体力的に刃物で殺すことが出来るのかな?また、亮司の父親が殺された場所へ行く理由?わざわざそんなところで、しなくても・・・
殺した松浦を何故、雪穂の義母の庭に埋めたのか?松浦のサングラスが見つかった偶然。
緻密な行動設定の亮司にしては、この足のつけられ方、ちょっと解せません。

作者と同年代なので、時代背景でも、共感するところがあった。

感覚的には、松本清張の「砂の器」や宮部みゆきの「理由」などのジャンルに似ているのかなとも思った。宮部作品は、もっと時代背景から人間が必然的にこういう事件にまきこまれていってしまうようなところを描いていて、その人間描写が上手い作家だと思っています。

ところで、日本では、テレビで「白夜行」を放映しているそうですが、面白いんでしょうね~。是非、見てみたいです。雪穂役は、私のイメージでは、柴咲コウあたり(猫目系美人なので)と思っていたのですが・・・

今のシンガの天気は、溶けそうに、暑いです。