さっき、M新聞さんの取材を受け、それからお風呂に入ったわけですが、ふと最近読んだ本の中の言葉が取材の中の「アメリカからの影響」という言葉と結びついて。ちょっと書かずにはいられなくなりました。
最近、鎌田實さんという方の『いいかげんがいい』という本を読んだんですが、その中の言葉でものすごく共感をした部分があったのでご紹介です。
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ぼくの青年時代「自分」をもつことが大事、自立しなさいと教えられた。共同体とか、ともに生きるというのはうさんくさくて、「個」を犠牲にしているように思ってきた。そうなのだ。団塊の世代なのだ。しかし・・・・・ 共同体と個の存在は相反するものではないことがわかった。・・・・人間は「人と人」とのつながりの中で生きている。共同体の中で、自分とは何か、自分の役割は何かを考える。人の気持ちを思いやる事を覚え、やさしさを育てていく。もしぼくが学生時代のように「個」にとらわれつづけていたなら、単なるわがままなミーイズムに走っていただろう。 ぼくらの街では、学校の給食費の未納問題はゼロだという。・・・・今も共同体の意識があるからだと思う。集団から抜け出して得る「孤立した自由」ではなく、集団の中で生きながら自分の自由を守る。そういう自由があることを、ぼくは信州で教えられた。・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・自らの殻に閉じこもり、それぞれの苦しみを背負って生きている現代人。自立を目指して孤立する傾向を強めてきたぼくたちに、この映画(フランス映画『サン・ジャックへの道』)は、新しい生き方を示しているように思えてならない。
人はつながりの中で生きている。人は一人で生きていない。
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そうなんだよ!そうでしょ?だからコレクティブハウスなんだよ!!
人はひとりじゃ生きられないんだよ。つながりの中で生きていくからこそ、成長していくんだよ。アメリカの影響を受け、自由、自由、個、個と言ってきた結果が今の世の中。孤立する人がたくさん・・・。なんか違う気がする。
子供はもっといろんな人の影響を受けて成長していってもらいたい。もちろん自分もいろんな人とのつながりの中で生き、成長していく。でも自分の自由は守られる。コレクティブハウスそのものじゃないですか!
うまく言えないけど、もっと、鎌田さんのようにアメリカから受けすぎた影響から脱却する人が増えると良いな~、と思った。そして何気なくそこから脱却してきたスガモフラットの人たちってすごいなぁ~と思った。
人間は「人と人」とのつながりの中で生きているんだよな。
なんかうまく伝えられないけど、何か感じてくれたらうれしいです。
NE