杉森神社の物語(令和編)東広島市河内町~癒しの風景

田舎で0から宮司をやってみたかったんです。好んで信じて楽しみながら奉仕をしています。

3月の日記8 サブリースと宗教法人

2022-03-08 16:30:08 | 神職・宮司なるためのコーナー

3月8日

数か月ぶりの健診、TGのみ数値オーバー。

きっとチョコレートの食べ過ぎでしょう・・・

突然ですがサブリースとは、地主が借金してアパートを建て、サブリースを行う会社が建物を管理し、家賃収入の一定割合を収益し、残りを地主に渡すシステムです。

サブリース会社は地主に対して、例えば30年という長期に渡り満室家賃保証をするというもの。空室がでても地主には影響がなく、建物を管理する地主は得た収入から借金返済を行って、余剰金を得ていくという計画です。あくまでも当初計画ですよ。キャッシュフローは地主にいいように作られていくものです。

地主にとって有利な状況と思われますが、美味しい話には裏があります。空き部屋が出始めると管理会社から近隣より安い家賃設定をしてきます。これには最高裁判決によって賃料減額の適用判断がでていますので注意。

結果的に一年目から家賃減額もあり得ます。何故ならば宅地建物取引業法は、宅地・建物の売買、交換、賃借の代理や媒介に関して適用されますが、サブリースは建物の管理等に該当し、同法が適用されないようで、同法による事前の説明義務もないみたいです。

建物もサブリース会社関連の建築業者で手抜き工事が発見される等、借金をしている地主にとっては、その後の補修等も予定外の支出も発生することがあります。サブリース会社との管理契約も解除されることもあります。

さらには、地主の借金返済が滞ると、当然の如く、建物及び土地の抵当権行使により競売されることもあります。金融庁の統計では賃貸物件の多くは築15年を過ぎると入居率も賃料も、収支もマイナスになることが示されているようです。

この地主を宗教法人である神社に当てはめると、対岸の火事ではなくなります。市街地の宗教法人の境内地等で建物がない土地については、不動産会社からすると有効な休眠地としか捉えていない模様。努々、こうした美味しい話には乗らないことが賢明ですね。

しかし、こうした注意喚起の情報が神社界は少なすぎます。

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※祭典は、どなたでも参列できます。神社ファンの方、是非、参列経験をしてみましょう!ご希望の方は、御一報いただければ幸いです。

 3月17日 午前10時 祈年祭

 3月21日 境内神社祖霊社祖霊祭

 4月 1日 午前10時 月次祭

 4月 3日 神武天皇祭遙拝式

コメント
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