以前から気になっていたのですが
図書館に行くと200人待ちとか言われて
結局ボランティア図書にあるのを借りてきて
やっと読めました!
「八日目の蝉」 内容は不倫だの誘拐だの訳のわからない団体だの
決して楽しいものではありませんが
とにかく面白い。 文が上手で筋立てが良くテンポも良く
あっという間に読まされてしまいます。
八日目の蝉は仲間が七日目に死んでしまった後
まだ生き残っている一人ぼっちの蝉。
でも 一日分他の蝉が見れなかったものを見ることができた蝉。
それは何だったのか 読んだ人の思いしだいでしょうか?
誘拐した人も、された子供も、生みの親も それぞれ辛い人生です。
浮気をする男も 不倫と知っていて抜け出せない女も
主人の不倫相手を恨み続ける妻も 誰もが泥沼にはまっています。
自分の身の回りからは程遠いこんな事件も 現実には起こりうることなのでしょう。
辛い話ですが最後は全て良かったなと思えます。
女性向けの一冊ではありますが・・楽しめました。