昨日、急に松井選手の引退が取り沙汰されていました。
サンケイスポーツだけが伝えていたので、心では誤報と信じたかった・・・。
ところが、今日遂に松井選手が引退を表明。
残念だけど、彼の現役姿はもう見れなくなりました。
38歳、日本10年、メジャーで10年。
日本球界でプレーをするというのは、彼の選択肢にはなかったようです。
引き際としては、彼らしく、静かにバットを置いた感じです・・・。
高校時代の鮮烈なデビューから20年余り。
明徳義塾との有名な連続敬遠は、今でも昨日のことのように思い出します・・・。
常に第一線で活躍してきた松井選手でしたが、
メジャーの終盤ではケガに悩まされ続けました。
あの左腕の骨折、思い出してもゾッとします。
そして、膝の故障・・・。ついに両足ともひざ痛に悩まされ、打撃にも影響していました。
しかし、松井選手のメジャーへのこだわりは、強いものがありました。
実力がないと、契約してもらえないというメジャーの厳しさ。
これは、松井選手の真摯な姿勢、
高校時代から貫かれた彼の進みたかった道だったように思います。
間違いなく、日本でやろうと思えば、どこでも採ってくれたはずです。
でも、松井選手は、引退を選びました。
松井選手の雄姿が見られなくなることは、非常につらいのですが、
日本球界での松井選手の姿を見たいとは思ってなかったので、
彼の選択は、個人的に尊敬に値します。
ほんの少しですが、
三月の最後の最後まで、キャンプへの招待を待って、そのあとでも良かったんじゃぁないかな、
そう思ったりして未練もあります。
でも、きっと彼の事情があったんでしょう。
思いっきり、もろ手を上げて、
『お疲れ様でした!!ゆっくり休んで下さいね^^』と、声を掛けてあげたい気持ちです。