来週、新名神が開通するという。
これで中国道に抜ける宝塚の渋滞も解消すればいいけど、どうなんだろう。
ただ、どうも新名神の位置の感じがつかめない。
去年の春、伊勢に行くのに滋賀の方の新名神を使ったけど、
あのときもなんとなく場所の感覚がずれた気がして、おかしかった。
なんせ、今まで走ったこともない山奥の新しい道。
グーグルマップで一応確認してみたが、今まで道のなかった場所だし、
走ってみないとなんとも実感しそうにない。
今回開通の新名神は、高槻の山の方から箕面の奥を通って、
川西から神戸の北の方に抜ける道らしい。
工事中に随分事故もあって、予定より遅れたり、
なんとなく曰く付きの感じもする。
とはいっても、おそらく随分うちにとっては便利になるような気がする。
田舎への墓参りとか、旅行で使う中国道や山陽道の渋滞を抜けるには
良さそうに思える。いろんな道路が出来てきたけど、この道路が一番影響が大きそう。
しかし、昔、カーナビのなかったころと較べると、
道の方向や、位置の感覚が如何せんしっくり来なくなった。
道路マップ片手に運転していた頃は、助手席のばあさんとケンカしながらも、
どこらへんを走っているのか、身体が居る場所を実感していたような気がする。
動物の本能的な方向感覚とでもいうのか、
それとも人間の脳の素早く計算する位置感覚とでもいうのか。
カーナビを使うようになって、すっかり場所の認識能力が薄くなった気がする。
どこでも簡単に行ける便利さを手に入れた反面、
持っていた人間の位置感覚の能力をどこかに捨ててしまったのかもしれない。