ゴールデンウイークは、皆さんいかがお過ごしだったでしょう。
こちらは、連休前半は東京都最高峰の雲取山を山小屋泊まりでトレッキングしてきました。
しかし、一番の出来事は、連休後半にボランティアで宮城県の被災地に足を運んだことです。
(被災地ボランティアで思うこと)
モンベルのInoに誘われ、宮城県の東松島市に行くことになりました。
モンベルの社員の方たちが活動している「アウトドア義援隊」の活動に、微力ながら加わってきました。
初日は、JR仙石線の野蒜(のびる)駅付近の、民家の掃除、2日目はおなじく東名駅付近の道路の側溝に詰まった泥をさらう仕事でした。
民家の掃除は津波の泥に汚されたおじちゃん、おばあちゃんが住む家をもう一度住めるように綺麗にする作業を手伝うものでした。
その集落は住民が避難所に非難していることや、人が亡くなってしまったため、住民が居なくなっている状況でした。
一階の天井付近まで水面の後が残る部屋の壁を拭いたり、ぼろぼろになったサッシの泥を洗い流す。
おばあちゃんが何度もボランティアに心から「ありがとうね」と声をかけてくれる度に、涙が出てくる。
なぜ、津波で痛んでしまった、また、今後津波が再来するかもしれない家やその土地にまた住まわれようとするのか?
「街の都市計画が決まっていないからです。」
どこにどの様に住宅地を作り直すか行政で決まっていない、または決めれないため、家を建て替えてることができないのです。
そのため、泥に埋まった住宅を掃除する以外に今は手段がないのです。
そのような、自力ではどうしようもない状況を持つ家族が何万といる現実。
「いま何かできる状況にある自分」は、もっともっと手を差し伸べるべきだと思います。