パラノイア 2012年09月06日 | 文芸 都会の子供はパラノイア そのガリガリの手足と 着飾った赤い眼鏡の下の虚ろな目 大人の朝のあいさつにも その声は聞こえていない だまって手に持つ本に視線は行ったままだ パラノイアの人工物は 意思を教えられないまま 誰かのレプリカントとして命をつなぐ