あしたば悠々俱楽部通信 2月号 NO・56
2025年皆さんのスタートはどのようなものだったでしょうか。私は初詣のおみくじで久しぶりの「大吉」を引いて嬉しくなりました。でも書いてあることはなかなかにシビア、、、。その中に「難と見える中に天地の声あり」と書いてあり、今年は立ち向かう一年にしようと決意しましたよ。今年も真実に光が差し、平和が当たり前の世界になることを願って過ごしていきます。皆様の健康を願ってこの通信も書いていきますね!
<腸内細菌は「自分らしさ」も作っている?>
最新の腸内細菌の研究ではどんなことが言われているのでしょうか。腸と腸内細菌および免疫研究の第一人者である國澤純氏の記事を紹介します。
★腸内細菌がその人の健康状態やさまざまな疾患と密接にかかわっていることは以前にもお伝えしましたね。海外では便移植は人を対象とした治療法としてすでに承認されています。その中で面白いことは便移植を受けた患者の中で病気は治ったものの、その後体重が増加したという事例。調査の結果、移植便の提供者が肥満体形であったことが分かりました。腸内細菌が人の代謝システムに影響する、ということですね。
★さらに最近では、自分の性格や性質にも腸内細菌は影響していると言われています。高いところから躊躇なく飛び降りるマウスの便を、そうでない慎重なマウスに移植したところ、そのマウスの動きが活発になったそうです。人でも自閉症の患者さんの症状が便移植療法で改善したという事例も出てきているそうです。
★そして運動機能も腸内細菌が影響していると言われています。タイムが速いランナーは、ベイロネラ菌という腸内細菌が多く、この菌をマウスに投与して運動能力の変化を調べると、持久力が有意に向上したとのことです。
体質、性格、運動機能、病気、、、腸内細菌の影響力はこの10年ほどの研究で計り知れないということがわかってきました。
さて理想的な腸内環境とは?!
もうこの通信の読者の方はご存じですよね。第一人者の國澤さんもおなじことをおっしゃっています。「いろんな菌がいる多様性に富んだ腸内環境が良い状態です」と!そして「腸内細菌のエサとなる食物繊維を意識してとってあげることが大切」とのこと!
今年も多種多様な食物繊維を積極的に摂っていきましょうね。
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