諏訪山岳会公式ブログ

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八ヶ岳スーパートレイル100マイルレース|夜間走路員

2012年11月07日 | 山あれこれ
ちょっと番外編ですがご報告(レース参加じゃないよw)

「八ヶ岳スーパートレイル100マイルレース」

八ヶ岳の周囲、100マイルを駆け抜ける過酷なトレランレースです。
その記念すべき第一回大会が11/3,4の2日間にわたって開催されました。選手たちは昼夜を問わず走り続けるため、夜間の山間部にも走路員を配置する必要があるわけです。しかし夜の山道を歩いて現場にたどり着くこと、気温も氷点下が見込まれること。それらの条件を苦もなくこなせる要員ということで茅野市から地元の山岳会に協力要請がかかりました。自発的かどうかはいざ知らず、諏訪山岳会からも数名が協力を申し出て夜間走路員を務めてきました。

僕はA岡さんと標高1800mの八子ヶ峰の稜線上、22時~6時のシフトを担当、茅野の夜景が見下ろせる好展望地でしたが寒さと風はやはり厳しいものがありました。また、僕らの手前で道を間違える走者がいたこともあり、当初の立ち位置は運営側の用意したLEDに持参分も加えて、無人のライト誘導路を整備。次に走路の見通しがきき、且つ間違いルートを塞ぐ場所にテントを移動させました。これで二人共テント内から走路、走者を見守ることができたため、比較的快適に朝まで役割を果たせたと思います。飲食で暖を取り、途中、交代で小一時間ほど横にもなれました。


当日は夜半の時点で既に-7度を記録しており極寒の夜間トレイル、さらにこの地点は150kmを過ぎており最後の長い登りの末のピークです。選手の皆さんにとっても本当に厳しい条件、状態だったと思います。
僕らも通過する選手には一人残らず「お疲れ様」、「頑張ってください」と声を掛けていきました。もちろん反応出来ない選手もおりましたが、視線で返事をくれた方、「有難う」、「頑張ります」など明るく返してくれた方も多かったこと。さらには「寒いのにご苦労様」などと僕らへの労いの言葉をかけてくれる選手も一人、二人ではなかったと記憶しています。

第一回ということもあり、全てが万全の運営ではなかったと思いますが、ボランティア精神で協力した多くのスタッフの思い、そして過酷なレースに挑んだ選手達の頑張りに応えるべく、改善すべきところが改善され、よりよい大会となって来年も開催されることを願います。

無事に朝の交代要員を迎え、テントの撤収も終えて下山しようかという時、冠雪したばかりの北アルプスは美しいモルゲンロートとなっていました。
早朝の八子ヶ峰を駆け抜けた選手達が一瞬でも振り返り、この景色に気づいてくれていたらいいですね。


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1 コメント

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Unknown (A岡)
2012-11-10 23:06:09
ありがとうございます。
茅野の観光課の担当の方からも感謝の言葉をいただきました。
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