幻日環と環水平アーク

平成も残すところあと3日となる4月28日、各地で環水平アークという現象が見られたようです。
北八ヶ岳の東天狗岳でもいろいろな気象現象を堪能できました。


by　Nishi

前日より寒気が入り、放射冷却もあってか黒百合ヒュッテで朝3時頃には－11度まで冷え込みました。日が上がると気温もぐんぐん上がり、ヒュッテをゆっくり出発するころには気温はすでにプラスに転じていました。

東天狗に到着するころには上空に湿気が入ったのかハロ（日暈）が出ていました。

撮影：10時24分


10時40分、ハロを試しにスマホで撮ってみたら意外と写っていました。右上はレンズのゴミ？

無風の山頂でゆっくりしていたら八ヶ岳上空に彩雲のようなものが出てきました。後に環水平アークと知りました。

11時10分


11時12分
アークは大きくなったり小さくなったり飛行機雲の影を写したりしながらずっと見えました。


11時14分　八ヶ岳上空にかかるアーク。実物は写真以上に色鮮やかで本当にきれいでした。


11時48分　太陽を貫く幻日環
まるで指輪、実はこれが一番レアな現象なようです。写真では上手くとれていませんがハロの輪と幻日環の二つが空に現れていました。

いつまでも見ていたいところでしたが、さすがに見飽き始めて根石岳方面へ移動開始。


12時3分　根石岳にかかる環水平アーク
鮮やかさがやや薄れてきています。

平成の最後の登山で本当にレアで美しい現象を堪能できました。


おまけ。焼岳に沈む夕焼け、根石岳山荘にて