すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

福島原発除染廃棄物と“明治復活”を願うアベ首相

2018年08月20日 | 地震・原発

今日は月曜日、隣りの孫たちは吹奏楽の部活動で久しぶりに登校です。またお盆休みも一段落で今日から仕事始めの人たちも多いことでしょう。私は高校野球準決勝の金足農と日大三(西東京)を観戦で、何と無欲で闘ってきた秋田県勢は103年ぶりの決勝進出の快挙で、明日の決勝戦も目が離せません。

目が離せないといえば本日、環境省は東京電力福島第1原発事故に伴う福島県内の除染で取り除いた土や廃棄物を保管する中間貯蔵施設(大熊町、双葉町)の敷地内で、大熊町側にある焼却施設が、町外から搬入した除染廃棄物の焼却を22日に始めると発表です。焼却によって廃棄物の容量を減らす方針ですが、大量焼却で大気に排出される煙りが気になります。

また溜まり続ける放射性物質トリチウム水について、約920万トンで約680基のタンクがあり、原子力規制員会の更田豊志委員長は唯一の方法として、早期の海洋投棄を求めていることが東京新聞webから伝わってきました。

昨日の司馬遼太郎さんについて、新潟のブロ友Kさんより「日本会議系の人たちに悪用され、誤解されていますね」という意見がありましたがご指摘の通りです。特に『坂の上の雲』でアベ首相は“明治復活”の旗印にしていますが、司馬さんは「軍国主義を煽る」と封印の遺言を遺しています。

このことについて、2015年11月12日のLETERAで詳細に書かれていました。本文最後に『こうした司馬の警鐘もむなしく、現在、戦後民主主義を否定し明治が日本の理想かのような思想がはびこっている。安倍首相は、強かった明治日本という幻想を現実政治に持ち込み、日本を再び戦争のできる国に変え、教育勅語まがいの道徳教育を押しつけ、さらには大日本帝国憲法を彷彿とさせる憲法改正を目論む……。明治の日本を取り戻すべく着々と歩を進める、安倍首相。「俺のやろうとしていることは、『坂の上の雲』だ」とでも思っているのだろうか。自身の作品が最も怖れていた方向、ナショナリズムとミリタリズムの旗印とされているこの状況に、司馬は草葉の陰で何を思うのか。』と・・・。http://lite-ra.com/2015/11/post-1671.html

一年前の私は、夏の青空のない8月と綴っており、記録とは時間の経過と共に貴重なものだと実感する終日です。


猛暑の電力不足よりも深刻な水不足

2018年08月03日 | 地震・原発

今日も午前中にはすでに室温30度で熱中症予防にはエアコンが欠かせません。どこもかしこもエアコンはフル回転ですが、不思議なことに節電の呼びかけがなく、猛暑なのに電力は足りているのでしょうか。

経済ジャーナリストの荻原博子さんは、サンデー毎日のコラム『幸せな老後への一歩』で、「ベースロード電源である原発が止まっても停電にはならない、なぜなら足りないなら融通しましょうという、普通に考えたら当然のことを電力会社が始めたから」と・・・。

そして「原発事故が起きると莫大な費用がかかり、その処理や廃炉の費用負担を私たち利用者に丸投げで、福島であれだけの事故を引き起こした東京電力も2013年からずっと黒字続きです」と・・・。コラムの最後には「原子力村の方々も、そろそろ再稼働を諦めてはいかがでしょう」と呼びかけています。

そんなことで今年の夏の新潟県は電力不足よりも深刻な水不足で、干ばつ被害で県内の農業関係者にとっては死活問題となっています。糸魚川市でも市内のため池や河川などの水不足で農地への影響が出始めて、市では異例の「農地渇水警戒本部」を設置です。

俳優の中村敦夫さん(78)は歩みを止め、虚空を見詰めて2年前に俗世のしがらみを断つために在家のまま出家し僧籍に入っています。

「今、100年後のことを考えていたんです。ここにいる人たちは、もう誰も生きてはいないなって。同じように、東京電力福島第1原発事故を終わったことにしたがっている人たちも、やがてはいなくなる。ただし原発問題は、現状のままだと100年たっても解決していないでしょうね」と、反原発朗読劇「線量計が鳴る」で“戦争同様、戦犯いる”と全国行脚です。

昨2日、新潟県の花角知事は就任後、県庁で初めて東京電力社長と面談です。福島第一原発事故の責任もとらず、事故の検証も真摯に取り組まず、何としても柏崎刈羽原発を再稼働させたい“戦争同様、戦犯”のような東京電力です。原子力規制委員会では先月、各電力会社が原発での事故を想定して昨年度に実施した対応訓練の評価結果を公表しました。

東京電力は前回のBランクからCランクの低評価で、規制委員会では「許しがたい」などと厳しい意見が出されていました。ところが東京電力の安全性に対する姿勢に、花角知事は「ものすごく残念」とコメントですが、県民の命や生活に直撃する問題だけに「残念」では済まされないことではないでしょうか。

※備忘録として、1日夜のNHK時論公論「プルトニウム大国日本 核燃サイクルの見直しを」 http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/302761.html


破綻した核燃料サイクル計画と危険なプルトニウム利用

2018年07月31日 | 地震・原発

台風12号のため一日延期された昨夜の第50回記念“おうみ祭り”の「糸魚川大花火大会」は、8時スタートでスポンサーが減少しているのか9時15分前にあっという間に終了です。

文月7月もあっという間に今日で終わり、夏休みの孫たちもそれぞれがお弁当持参をしたりの部活動で、汗びっしょりになって元気に帰宅でこの一年間の成長に目を細めます。

このところの私といえば猛暑で集中力が低下し、キッチンでは調味料を間違えたり、歯科医院の予約日を間違えたりと失敗ばかりの連日です。

猛暑の平成最後の夏に、作家の落合恵子さんさんが「アベ政治を許さない」と、前のめりで暴走する現政権を厳しく言及です。

多くの社会問題を抱えながら、いつも友人らとの会話で「絶対に許すことができないのは戦争への道と原発再稼働だわね」と・・・、これもすべて未来を選べない孫たちのためと歩んできましたが、この先どうなることでしょうか。

政府の原子力委員会は本日、プルトニウムの利用に関する基本方針を15年ぶりに改定し、日本が国内外に保管している計約47トンのプルトニウムを今後、削減していくことを決めましたが賛否両論です。日本のプルトニウム保有量は原発6000発分に値し、東京新聞が【経済Q&A】で分かりやすく解説です。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/economic_confe/list/CK2018070402000203.html

いのち軽視のアベ政権で日本はどこへ向かおうとしているのか、“ワハハ、おほほ”と毎日を過ごすだけでなく、大人たちは少し頭を冷やして考えねばならず、憤りを超えて悲しくなる7月の終わりです。


尋常でないアベ政権と猛暑続きと

2018年07月18日 | 地震・原発

一ヶ月前の大阪北部地震に続く、西日本を中心とする豪雨災害、そして連日の猛暑は被災地にさらなる打撃で尋常ではありません。尋常でないといえば今国会、自民党などが提出した参院議員定数を6増する改正公職選挙法が、本日午後の衆院本会議で与党の賛成多数で可決・成立です。

来夏の参院選から適用され、小泉元首相は自民党が提案した参院定数を6増やす公職選挙法改正案について、「何であんな変なのを出したのか。参院のお手盛りだ」と・・・。

母親大会原発分科会の追記ですが、アベ首相は2020年の東京五輪まで福島第一原発の汚染土だけでなく、汚染水の撤去を検討していることを知りました。2012年以降の汚染水タンクの総数は約680基89万5千トンに及び、そのうち組み立て型タンク69基が耐用年数の目安5年を超えているそうで、五輪招致に「アンダーコントロール」とうそぶく首相ですから海洋放出へと一気に進むことでしょう。

問題は汚染水タンクの中身で、大半が放射性物質トリチウムを含んだ水で、現時点だと効率的に大量のトリチウムを除去する技術はないそうです。日本周辺の海だけでなく世界中に広がることを考えると、東京五輪は罪なことかも知れません。

今日も日中の暑い時間はできるだけ身体を動かさず、夕方から近くのファミリー菜園で一仕事です。ジャガイモ収穫後の場所を私が小千谷市へ行っている日に、根知のジジが来て耕運機で耕してくれたので大助かりです。一ヶ月前にオクラの種をポットに蒔き少し大きくなった苗を植えました。低温では育ちにくくいオクラは、この暑さでどんどん大きくなり食卓に上がるのが楽しみです。

家からバケツで水を2回運び、一仕事終えて日没後のお隣の畑のヒマワリをフラッシュで撮りました。そんなことでしばらくは水運びが続き、被災地の水不足とを重ねる汗だくの終日です。


もう原子力発電所はいらない!

2018年07月17日 | 地震・原発

今日は昼前に室温が30度を超え、午後3時の糸魚川市の気温は33度でジッとしていても暑く、連休明けに予定していた広島災害支援センターへタオルを送る段取りです。“虫の知らせ”でしょうか、気になって同サイトを開くと「タオル募集停止のお知らせ」があり、膨大な量のタオルが倉庫にストックと記載されており、集まった特大ダンボール2箱分は我が家でしばらく保管です。

夕方、根知谷産の雨飾ブルーベリーを孫たちのじじが届けてくれました。今年初めての入荷で、赤紫蘇ジュースで使ったホーローの大鍋を出してのジャム作りで、とは言っても鍋に入れて全体の30%程の粗糖を加えて煮詰めるだけですから簡単そのものです。煮沸消毒済みの保存瓶に入れて孫たちへも分配で、あっという間になくなってしまいます。

昨日の小千谷市での母親大会分科会、講師の柏崎市の持田市議は「原発はいらない」柏崎再生への展望をテーマに、先ず日本の原発の現状について、原子力規制委員会も司法(裁判所)も主体性に欠けていることを指摘です。

東京電力については、教訓を生かしておらず原発を動かす資格がないとし、6月の知事選挙での花角氏の脱原発公約にも言及です。知事として公約違反ならば住民投票もあり得るとまで話され、世界最大の原発を抱える新潟県民としては当然のことと受け止めました。

次に、電力供給の転換で地域が再生できることをデータを基に、IRENA(アイリーナ)の試算で、日本でも再生可能エネルギー普及により経済効果が大きく、GDPの上昇で世界トップになりえることを紹介です。驚くことにドイツではフランスに電力を売るまでに進んでいることも知りました。

また、国会史上初の野党4党による「原発ゼロ基本法案」について、“原発ゼロ”こそ現実的な選択で、原発推進に固執することこそ非現実的で、事故が起きれば国家消滅の危機で原発エネルギーはベストミックスにあらずと主張です。原子力発電こそハイコスト・ハイリクスで、事故処理に50兆円との試算もあり、使用済み核燃料の処理処分はまったく見通しがないことで、“もう原発はいらないこと!”を再認識の分科会でした。

おりしも環境省の福島第一原発事故による膨大な除染土を、全国の農地造成に再利用という方針が気になっています。最終的に厚さ50センチ以上の別の土で覆い、そこに花などを植え農地は想定していないとは言うものの、日本中へ放射性物質の拡散に他ならず、これでよいのかと疑問を拭えることはありません。

一年前のブログ、2007年の中越沖地震は東京電力柏崎刈羽原発を直撃していたことも忘れてはなりません。中越沖地震から10年の新潟県議会と原発と


原発再稼働へ狂い出した司法判断と原子力規制委員会

2018年07月04日 | 地震・原発

今日は梅雨らしい一日で、家の中が紫蘇の香りでいっぱいです。サッカーWカップロシア大会の日本代表チームの本田圭佑(32)選手や主将を務めた長谷部誠(34)選手らのベテラン勢の引退が伝わってきます。

長谷部ファンとしては、2ヶ月前の監督交代後からチームをよくまとめてきただけに、歴史的な戦いに結果が出せなかったこともあり複雑な思いです。しかし時は確実に流れ、世代交代後の2022年W杯カタール大会での若い選手らの活躍に期待です。

ところで本日、名古屋高裁金沢支部(内藤正之裁判長)は福井県関西電力大飯原子力発電所3、4号機の運転差し止めを周辺住民らが求めた訴訟の控訴審判決で、差し止めを命じた一審の福井地裁判決の取り消しという暗く重いニュースです。 

再稼働の判断となる原子力規制委員会の新規制基準を追認する司法判断で、判決は「規制委の新規制基準に違法・不合理な点はなく、大飯原発が同基準に適合するとした判断にも不合理な点はない」と指摘です。さらに「原発の危険性は社会通念上無視できる程度にまで管理・統制され、運転差し止めは認められない」との結論で、“いのち軽視”の日本の司法もとうとう狂い出したのではと受け止めてしまいます。

また本日の原子力規制委員会も日本原子力発電東海第2原発(茨城県東海村、110万キロワット)について、再稼働に向けた安全対策の基本方針を定めた新規制基準に適合しているとする審査書案を了承です。これは安全審査の事実上の「合格証」で、2011年の東日本大震災で地震や津波の被害を受けた原発としては初の合格です。

東海第2原発は福島第一原発と同型の沸騰水型で稼働40年になる老朽原発で、2010年以降は漏水溢水のトラブルだらけで、首都圏に最も近く避難計画も立たない真っ先に止めるべき原発の一つです。

福島原発事故で増え続ける汚染水と汚染土、こちらの事故処理もままならない中、再稼働への課題が多いとはいえ40年を経過した東海第2原発を動かすとは“狂気の沙汰”としか思えません。世代交代が進むスポーツの世界とはほど遠い、世界の潮流と逆行する日本に滅びの一途を感じてしまう一日の終わりです。 


新潟県議会と東京電力株主総会と党首討論

2018年06月27日 | 地震・原発

昨夜は待望の雨でしたが大地を潤すほどにはならず、今朝から南よりの強風です。10時から県議会インターネット中継で、就任後初の花角知事の「所信表明」を視聴です。知事選と同じく「県民最優先の県政」を強調するも、県民の関心の高い原発問題については、すでに新潟県に原子力発電所が存在し国の政策であることも強調です。

午後1時から花角知事の「所信表明」を受けての質疑(代表質問)で、トップバッターは最大会派自民党柄沢幹事長で、与党になったことで視聴するほどの内容でもありませんが、知事共々、一刻も早く柏崎刈羽原発を再稼働させようとしていることには間違いありません。

写真は世界最大規模の柏崎刈羽原子力発電所の全景で、東電HPからの借用です。

折りしも今日は東京電力HDの第94回定時株主総会が都内で開催です。福島第一原発事故の「責任」を果たし、エネルギー産業の新しい「競争」の時代を勝ち抜いていくために大きな変革を実行し、柏崎刈羽の再稼働によって得られる利益を東京電力の経営改善に役立てるという方針だそうです。

3時過ぎからNHK、国会の党首討論に切り替えての視聴です。過去最多の野党会派代表5人による質問で、党の持ち時間にも制約があり、トップバッターは立憲民主党の枝野代表です。先ず、来年10月からの消費税10%値上げと、その前の参院議員「定数6増」は自民党の党利党略であることを厳しく批判です。

アベ首相といえば「枝野代表の質問というより演説で、党首討論の歴史的使命が終わった」とする否定的な態度で、野党全体で45分間という短さで充分な討論に至っておらず“スレ違い”の論戦が伝わってきます。

ところで本日午後2時の糸魚川市の気温32度は県内最高で、その後さらに上昇して午後3時過ぎには34.7度を観測です。夜になっても気温が下がらず、深夜から明日にかけては大雨という予報です。


注目!新知事でどうなる柏崎刈羽原発再稼働

2018年06月26日 | 地震・原発

今日は気温上昇の中を上越市へ、知事選で一緒にがんばった友人らとの昼食会です。友人の娘さんがやっているという初めてのカフェで、1時半に解散です。その後、娘の家に立ち寄り、幼稚園から帰った孫の顔を見て早めに帰ることに・・・、それにしても今日の上越市は暑かったです。

明日27日は新潟県議会6月定例会で、午前10時から就任後初の花角知事の「所信表明」が行われ、午後1時からは「所信表明」への質疑(代表質問)です。(インターネット中継で視聴可能)

下記は先日見落としていたNHKおはよう日本、水野倫之解説委員による「新知事でどうなる 柏崎刈羽再稼働」(ここに注目)の貼り付けです。

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先週行われた新潟県知事選挙で当選した花角知事は、東京電力柏崎刈羽原発の再稼働に慎重な姿勢を強めています。 

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花角知事は今の任期中に再稼働させることはないという意向を示しているので、額面どおりであれば前の知事のときよりもハードルは上がり、当面再稼働できない状況が続くことになりそう。
前の知事は、東電が再び原発を運転する点を重く見て、福島の事故対応や、事故の健康への影響、避難計画の実効性の3点について検証作業していた。
花角知事もこの検証を2~3年かけて行い、結果が出るまでは再稼働の判断はしないという。
その上で検証結果に基づいて再稼働を認めるかどうか判断したときには、県民の意見を聞くために「信を問う」としている点が大きく違う。
あらためて知事選を行って再稼働問題に決着をつける考え。
ただNHKが行った出口調査を見ても、柏崎刈羽の再稼働に反対が73%、賛成が27%。

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福島の事故だけでなく、柏崎刈羽では過去に東電が原子炉のひびなどのトラブルを隠していた問題も発覚しており、現状では地元の不信や不安がかなり根強く、再稼働は簡単な状況ではない。
先週東電は福島第二原発の廃炉の方針もあきらかにし、福島の事故対策費の捻出には、柏崎刈羽の再稼働は欠かせないとする。

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知事は選挙で与党の支援を受けているので、今後は政府からも働きかけがあるとみられ、近く、この問題を巡って世耕経済産業大臣との会談も予定。
様々働きかけがある中でも、県民の不信や不安をきちんと受け止めて、公約を実行する姿勢が貫けるのかが問われることになる。(水野 倫之 解説委員)


地震と原発とプルトニウムの脅威

2018年06月18日 | 地震・原発

今朝7時58分ごろ、大阪府北部で最大震度6弱を観測する地震発生で、上越市糸魚川市では震度1でしたが揺れを感じることがありませんでした。時間の経過とともに被害の大きさが伝わり、特に安全であるはずの通学路のブロック塀の倒壊で小学4年生の児童が犠牲という悲しいニュースです。

また震源近くでは緊急地震速報が間に合わなかったそうです。そういえば一昨日の千葉県北東部の震度4に続き、昨日午後は群馬県南部で震度5弱の地震があり、専門家は離れているので関連がないというものの、いつも地震に脅かされている地震大国日本です。

そして大きな地震の度に国内の原発が気になり、特に原発再稼働へ前のめりの人たちに考えてほしいことはプルトニウムの存在です。今、国内のプルトニウムの在庫は原爆6千発分という異常な事態であり、政府の全量再処理見直しが早急に求められています。 https://www.asahi.com/articles/ASL6J5KC1L6JULBJ003.html

写真は北蒲原郡聖籠町、豪農の二宮家(国の登録有形文化財)のバラ園です。広大な約3000坪の敷地に築140年の歴史ある建物土蔵と400本のバラや草花、この季節だけの限定公開(5月下旬~6月中旬)です。今年やっと念願かなった二宮家のバラ園は自分へのご褒美です。

※今朝の地震で市内小中学校の通学路について、市議会「一般質問」中で夕方やっと教育委員会次長とつながり、安全点検を早急にお願いしました。ブロック塀に限らず不安定な自販機や看板なども“凶器”になる場合があり、隣りの孫たちへも注意です。


新潟県知事選後の急な原発再稼働への動き

2018年06月16日 | 地震・原発

昨日はポツポツ雨の中を能生地域まで車を走らせ、国道から山間に10数キロ入ると里山の緑は一段と深くなり、県道沿いの四季の花たちがきれいです。

下の写真は一昨日の姫川桜堤周辺と同じ場所の5月21日夕方に撮ったものです。県知事選でなかなかアップできなかった一枚で、田植えを終えた水田が鏡のように新潟焼山や雨飾の頚城の山々を映し出していますが、今は“中干し”(水のない乾いた状態)の田んぼです。

新潟県知事選から5日目の昨日、東京電力は福島第二原発の廃炉を発表です。東日本大震災による第一原発の大事故後に再三求められていた廃炉で遅きに失したとはいえ、新潟県知事選から一週間も経過しない中でなぜ今なのか、東京電力の柏崎刈羽原発再稼働への思惑が見え隠れです。

そして昨日の花角知事は当選後2回目の上京で、各省庁へ来年度政府予算への県の要望で、注目すべきは世耕経済産業大臣と面会です。世耕大臣は「エネルギー政策全般について、改めて意見を伺いたい」と述べ、花角知事は「日程調整をして対話したい」と・・・。

また新潟県選出の国会議員との場で、東京電力柏崎刈羽原発の再稼働について、ご自身の任期中の再稼働の可能性を問われると「当然ありえる」と答えています。さらに東京電力HDの小早川社長も花角知事へ面会を申し入れです。

政府、自民党は原発推進の立場に変わりはなく、原発再稼働に慎重姿勢を示して当選した花角知事、さて県民との約束をしっかりと守れるのか、県知事選後の原発再稼働への急な動きに目を逸らさず注視してゆかねばなりません。

本日の新潟日報社説『福島第2原発 「廃炉」表明なぜ今なのか』http://www.niigata-nippo.co.jp/opinion/editorial/20180616400230.html


「ニセ県民党」と東海村再処理工場の廃止

2018年06月13日 | 地震・原発

梅雨も小休止の今日は朝から肌寒く、買い求めてあったペンタスやフロックスの花の苗を植えたりと、少しづついつもの暮らしに戻っています。とは言っても、夕方の民放TV局の知事選特集「“野党共闘”の敗北でどうなる?」を見ていたら、また熱くなってきました。

激しい知事選から3日目、映像から花角新知事の傍には塚田一郎参院議員がぴったりとくっつき、柄沢正三自民党県連幹事長は野党共闘に「国会のごたごたを県政に持ち込むなと」語気を強めています。そして午前中に花角新知事は早くも上京しアベ首相に会い、その後は自民党二階幹事長にも面会で、自民党色を薄めた「県民党」のメッキが早くも剥がれていることが伝わってきます。

無党派層は無関心層のようですが、メディアからしばらくは検証番組が続くことでしょう。2週間ほど前の座敷の出窓下の紫蘭(シラン)を撮っていましたが、今は花も終わっていました。あまり日の当たらない場所でもどんどん増えてツワブキの株の間からも顔を出しています。選挙に限らず何事も「知らん、シラン」と無関心ではトンでもない未来につながります。

知事選の翌日、津南町の小木曽茂子さんから19日告示20日投開票の町議会補選に出馬という嬉しいニュースです。津南町へ移住して25年目、茅葺きの古民家に住んで根を下ろした小木曽茂子さん、先だっての原自連の自然エネルギ大賞を受賞した「さようなら柏崎刈羽原発プロジェクトの会」代表です。

そして原子力規制委員会は本日、茨城県東海村の再処理工場の廃止措置計画を認可です。最もリスクが懸念される高レベル放射性廃液について、平成40年度末までにガラス固化処理を終えるとし、廃止作業には約70年を要し、国費約1兆円が投入されという気の遠くなるニュースです。https://news.yahoo.co.jp/pickup/6286104


大激戦の知事選、新潟からエネルギー革命を!

2018年06月08日 | 地震・原発

週末の金曜日は気温上昇で、午後には25度を超す夏日です。選挙の勝敗は投票箱の蓋を開けるまで分からないとされ、政府のエネルギー政策にも影響する原発再稼働の是非が争点だけに、新潟県知事選挙は全国からも注目です。

与党自公が推す花角候補が勝てば、働き方改革関連法など重要法案の今国会成立に弾みがつきます。市民とオール野党の池田候補の勝利となればアベ政権への手痛い打撃となり、世界最大規模の柏崎刈羽原発再稼働にブレーキがかかるのは確実です。また野党が今国会に提出している法施行後5年以内の原発停止を目指す「原発ゼロ基本法案」について、池田候補は「強く支持する」と相手候補との違いが鮮明です。

ところで巷を歩けば「花角さんも、原発に不安感を持っている」、「将来的には原発に依存しない社会を実現し、当面は原発が必要だ」と言っているという声が聞こえます。原発立地県の知事は、県民の命と暮らしがリスクと隣合わせにあることを肌で感じて現場をよく知っている人、池田ちかこさんへのお願いで“犬も歩けば・・・”でいろんな情報をキャッチです。

炎天下の午後、近くの小学校の前を通るとツツジの植え込みの先から元気のいい声が聞こえ、低学年の子どもたちが野菜畑に挑戦です。この子らの未来のために汗を流すことを惜しまず、今日も夕方までポスティングです。

6月6日付朝日新聞朝刊の「候補者アンケート」の抜粋です。

6月7日付け「田中龍作ジャーナル」では、花角候補の原発再稼働への曖昧さを鋭く指摘です。http://tanakaryusaku.jp/2018/06/00018283

池田ちかこさんは、エネルギー革命で新潟を躍進させます!信用金庫の原点回帰を経営方針に掲げる、城南信用金庫の吉原毅さんから新潟大躍進のためのヴィジョンが送られて、原発のない明るい未来を感じます。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

柏崎原発を再稼働しても経済は発展しない。東京電力がもうかるだけです。
池田さんは「エネルギー革命」で新潟を大発展させます。柏崎原発を止めて、その送電線を使って自然エネルギーを東京に売れば年間1兆円以上のお金が新潟県民に入ってきます。エネルギーの設備投資10兆円で県内所得は20兆円以上増えるでしょう。
農家の所得は数倍になり、若い人が帰ってきて人口が増えて新しい産業がおこります。「エネルギー革命」で新潟は大発展します。その切り札が、コメどころ新潟の広大な水田を生かした「ソーラーシェアリング」です。田んぼの上にパネルを貼り、お米と電気を同時に作れる新しい技術です。農水省がいま全力で普及に努めています。これによって建設業界にとっても、超大型の事業が見込めるはずです。城南信用金庫 相談役 吉原毅

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ところで選挙は“熱伝導”、昨日は富山市から糸魚川市出身のNさんがご多用の中を上越事務所へお手伝いに、今日は群馬から“選挙の友”Kさんが助っ人です。いつもKさんは新潟選対へ出向いていますが、私があまりにも熱過ぎるので上越事務所まで車を飛ばして来てきれました。

また月刊『食べもの通信』で執筆をお願いしている料理研究家の池上保子さんも横浜から新潟事務所へ、駅前のビジネスホテルに9日まで滞在しての電話かけで、遠方からの皆さんの応援に感謝です。

選挙戦も残り一日、横一線の大激戦です。全国の皆さま、新潟県内の友人知人へ、是非お声をかけてくださいますよう、よろしくお願いいたします。


新潟のことは新潟で決める!原発のない未来を!

2018年06月03日 | 地震・原発

先月24日に告示された新潟県知事選挙も早や11日目の陽ざしの強い日曜日です。10日の投開票日までラスト一週間で期日前投票も増えており、先ずは棄権することなく投票をしましょう。

下の写真は2年前の7月、森ゆうこ参院選と10月の米山県知事選でブログに使ったもので、赤ちゃんの紙オムツでの「GO!VOTE」です。

そして本日の新潟日報15面、「新潟のことは新潟で決める。原発はいらない・・・私達は訴えます!」と意見広告が載りました。急な呼びかけにも関わらず新潟の女性たち200人余りの名前が小さく掲載で、こういう場合の私は漢字ではなくひらがなを使っています。

昨日、県選挙管理委員会発行の「選挙広報」が届きました。そして今日は花角陣営の法定ビラ1号の新聞折り込みで、「安心・安全ナンバーワン新潟を実現します」と書かれていても、原発のことが一行もない争点ボカシです。

今回の知事選で、どれだけの県民が自公支持のウソを見抜くことができるかが問われており、アベ政権が掲げる女性政策もその一つです。首相官邸HPでもアベ内閣は、「すべての女性が輝く社会づくり」を推進しています。」と・・・。ところが実際はどうでしょうか、この選挙期間中の魚沼市での花角候補の応援演説で商工会トップは「新潟県には女性の知事は必要ないんです」という耳を疑う言葉です。

花角候補といえば横で笑顔を振りまくだけで問題があるとは感じていないようです。これは朝日新聞やネットで動画配信され、商工会長は前大平悦子市長の政策への不満を持っていたこともあり女性活躍社会には否定的で、さらに傍らにいる自民党泉田衆院議員は不適切発言を黙認です。https://www.youtube.com/watch?v=s5y_IX49KXQ

社会の女性蔑視の根っこは人権無視で、こういう人が行政のトップに立つとどういうことが起きるか、セクハラ問題の麻生財務大臣しかり、霞が関でイヤと言うほど見せつけられてきただけにエリート元官僚は要注意で、自民党の本音と体質を垣間見た思いです。

選挙戦も早や終盤で、今はもう手をこまねいてる場合ではなく、孫たちの未来のために命がけで守るものがあるのではないのか、僅差で負けた時の悔しさを考えたら何でもできる、原発のない未来は待っていてもやって来ない、自らが動いて取りに行こう!そんな思いの終日です。


新潟県知事選、上越市県議補選、原発問題こそ争点!

2018年06月02日 | 地震・原発

知事選告示10日目、湿度が高いものの爽やかな土曜日の隣りの孫たちは朝から元気にサッカー練習です。

上越市の県議補欠選挙で自民公明から推薦を受けている候補者の原発への見解を地元紙で読み驚きです。「人類の英知を結集して取り組んでいくこと。政争の具ではない」と主張です。元県立高校教師ながら福島原発事故を認識しておらず、原発再稼働の是非は県知事と補選の争点ではないと考えているようです。

一方の野党共闘の平良木候補も元高校教師で、1986年4月のチェルノブイリ原発事故のことを教壇で生徒らへ話したそうで、ブレない教員でもあり市民に寄り添った候補者であることが伝わってきます。

土曜日の池田ちかこ上越事務所は若い人たちが集まって、一段とホットな賑わいです。柏崎刈羽原発から近い距離の上越市、原発を争点にするなという自公推薦の候補者は、県議会で一番大切なことを避けてさて何を取り組むのでしょうか。

ところで約1年半ぶりに行われた30日の国会での野党4党首の党首討論、森友学園加計学園問題や外交政策などがテーマでしたがヒド過ぎ状態です。アベ首相はまともな答弁をせずに論点のすり替えで、全く質問されていない話しの時間稼ぎに終始です。

本日の毎日新聞で県知事候補への質問と回答が掲載、「日本に原発は必要だと考えますか。その理由もお聞かせください。」との問いに、池田さん、安中さんは「不要」と回答。花角さんは「ベースロード電源との国の位置づけは承知しています。しかし、県民の皆さんの原発に対する不安は私も共有し、県民の声を頂きながら、将来的には原発に依存しない社会の実現を目指します。」と回答です。

花角さん一見なかなか賢い回答で、国に配慮する一方で県民にも配慮していますが一番大事なことが抜けています。「あなたはいったい原発についてどう思っているの?」と問われているのに、自分の考えを述べていません。原発に対する候補者の基本的考えを聞き、県政を推し進めようとする人がどういう見識をもっているのかを県民は知りたいのです。

花角さんはその質問の意図を知らないはずがなく、不誠実でズル賢い回答で、国会党首討論のアベ首相との類似点を感じます。柏崎刈羽原発6,7号機が新規制基準に合格とされてはいるものの、原子力規制委員会は「合格が安全を保障するものではない」と言っているだけに、花角さんにこれから4年間の県政を任せることは不安です。

今回の知事選の新潟スタッフのKさんは、何と糸魚川市(旧能生町)出身ということで不思議なご縁を感じます。今朝のKさんはFacebookで「原発を止めると仕事がなくなり、どうやって暮らすのか?などの意見がある。池田ちかこ候補は、その問題にも言及して新たな提案をしています。しかし、相手候補は、言及がない」と書き込んでいました。

池田ちかこ候補は「環境や、食料の問題、東京だけでできますか?日本が抱えている大きな問題は、地方もやらないといけない。わたしたちこそ、地方を作っていく、日本を変えていく、その力がある。原発の問題こそが争点です」と・・・。さらに「国の政策、エネルギー政策を変えるべきということを新潟から声を上げていく。新潟は原発がなくても、地域経済が回っていくように考える検討会議を立ち上げていきたい。県民の皆さんが輝いていける新潟県を一緒につくっていきましょう。」と訴えています。

私も身体が二つあっても足りない毎日で今日は能生谷へ・・・、お寄せいただいたコメントなどへの返事もままなりません。そんな中で、反骨の元外交官の天木直人さんは「メディアはなぜ自民党の世論調査結果を公表しないの・・・」とブログで書いていました。http://kenpo9.com/archives/3832 


原発ゼロ!?、自民党これ以上のウソはいけません!

2018年06月01日 | 地震・原発

水無月6月のスタートは知事選告示9日目の折り返し点です。今日は上越市の県議選補選の告示日で、野党共闘で支援する平良木哲也候補の出陣式が池田ちかこ事務所で行われました。

午後には池田ちかこ上越事務所に菊田まきこ選対本部長が激励に、12時45分に菊田さんは内山五郎選対事務局長と事務所へ到着し、直ぐに「お久しぶり!」と握手です。

実は菊田まきこさんと以前お目にかかったのは加茂市議に初当選された頃の新潟県女性議員の会の研修会ですから、かれこれ20年も前で衆院選挙区が違うことでお会いすることがありませんでした。

そんなことでこの20年間の、失礼ながらビックになられたその姿に驚きながら、ぶっつけ本番の司会進行を担当です。菊田さんは私を「女性議員の会の大先輩・・・」と言われるので恐縮で、今回の知事選の選対本部長になった経過から話されました。

また庶民感覚に欠け、永田町霞ヶ関の元官僚の花角候補の「私も原発は不安です」にふれ、本当にそうならば原発推進の自民党支援を断るべきだと・・・。アベ政権の「第5次エネルギー基本計画」案では2030年までに30基の原発再稼働を目標にしており、選挙の時だけの言葉であることが明瞭です。そうそう、東大出の頭のいい人は「記憶にありません」がお得意ですから、もうこれ以上のウソはいけませんよね。

ところで農家に嫁いだ池田ちかこさんは田んぼにも入り、大好きなことは米づくりとマラソンで、愚痴一つこぼさず選挙期間中も毎朝ランニングをしてることなどを話され、あっという間に時間が経過で菊田さんからいっぱいの激励をいただき私も感激でした。

そんな懇談会の間に、上越事務所の人気の似顔絵コーナーの先生が少し離れた所から菊田さんを描いてくれました。出来上がった似顔絵を見て菊田さんは「キツい顔・・・」との感想でしたので、すかさず「実物の方がうんと美人です」と言葉を添えました。そういえば今まで先生はモデルの特徴をつかみ過ぎて、実物よりも美男美女に描いてもらった人は誰一人いませんので・・・。(笑)

ところで2年前の県知事選と大きく違うのはSNSで、30日の池田ちかこ候補の糸魚川市での街頭演説の時、私はNSTテレビ局から取材を受けて夕方のローカルニュース(8チャンネル)でドアップで放映されたそうです。そんなこともあってか一気にブログのアクセスが急増です。

また今日の魚沼市での花角候補の街頭演説、候補者の隣りには前新潟県知事の泉田衆院議員(二階派)です。応援演説を行った商工会の会長が「新潟県には女性知事は必要ないんです!」と・・・。魚沼市といえば新潟県初の女性、大平悦子前魚沼市長の誕生の地ですが、商工会トップがこんな恥ずかしいことをとSNSでキャッチの一日の終わりです。

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