今日は平成最後の弥生3月で、朝から低気圧の影響で気温も下がり強風雨で雷まで鳴り出す冬に戻ったような中を上越市へ・・・、先日片付けたばかりのダウンコートをまた出して完全武装で出発です。
最初の目的は頚城区の樹下美術館で、国道8号を東へひたすら走り上越市黒井辺りから、柏崎市との境の霊峰米山(993m)が徐々に近くなって、それだけ柏崎刈羽原発に近づいていることを実感です。
樹下美術館は昨年12月25日の閉館日に訪れてから3か月ぶりで、手入れの行き届いたお庭のハクモクレンなどの木々たちが寒空の中を出迎えてくれているようでワクワク気分です。
美術館では美味しいケーキとコーヒーをいただき、館長の奥さまとしばしの“おしゃべり”であっという間に楽しい時間が過ぎてゆきます。次の目的は上越市かに池交差点で、午後3時に県議選の小山芳元候補の応援に参院議員の福嶋瑞穂さんが来るというので、会いに行くことにしました。
かに池の大交差点は時どき飛ばされそうな強風で、フード付きダウンコート着用でも凍える寒さです。先ず南国沖縄から応援にやって来た「いのちのことをあとまわしにしない」と言う仲村みお県議の演説です。久しぶりにお会いする福嶋瑞穂さんの演説は、いつも“借りもの”でない言葉で再会を嬉しく思いました。
最後に小山芳元候補は長年の実績もあり説得力のある力強い演説です。柏崎刈羽原発再稼働について、候補者6人のうち「NO!」と明確な意見を述べているのは平良木哲也候補と二人だけです。
県議選で投票権があっても無投票に慣れてしまった糸魚川市ですが、上越市で熱くなっての帰途は強風雨で、時どき晴れて太陽が顔を出したりと波乱の道のりで激戦を表しているようです。
ところで平成の30年間を振り返ると、1991年(平成3年)の統一地方選で私は企業城下町での町議会議員に初当選し、早くに土井たか子さんや福嶋瑞穂さんら“筋金入り”の政治家に出会い大きな指針ともなってきました。
またこの頃は国も地方もリベラルな女性議員が多く存在しましたが、平成の大合併によりその数は年々減少し、中身の希薄な“チルドレン”が多くなり今日の政治の暴走へと進んできたことを残念に思う平成の弥生3月の終わりです。