梅雨が明けた29日、朝方には気温が20度まで下がって涼しい午前中でした。昼過ぎから大空の入道雲を横目に、能生生涯学習センターへ夏休み中の孫とドキュメンタリー映画「夢は牛のお医者さん」を見に出かけました。映画はTeNYテレビ新潟局が主人公の少女の仔牛との出会いから夢を持ち、実現していく26年間の密着取材で、舞台は新潟県松代町(現在の十日町市)です。この上映会は糸魚川市商工農林水産課の企画によるもので、大人500円で中学生以下は無料とあって満員で入場できないのではと出かけましたが、会場は比較的空いており子どもたちの少ないことに驚きです。
映画は日本テレビ系列の全国ネット番組「ズームイン!!朝!」や「NNNドキュメント」などでも取上げられて、上越市高田館でも上映されていたので是非とも見たいと思っていた話題の作品でした。1987年、豪雪地の全校児童数9人の小さな小学校に3頭の子牛がやって来て、当時、小学3年生だった主人公(高橋知美さん)が子牛の世話を通して「牛のお医者さん」になると夢を抱きました。
主人公はやがて親しんだ牛との別れを経て家族や周囲に支えられながら、県立高田高校から難関を突破し岩手大学獣医学部へ、ペットではなく「家畜」の獣医になりました。今は結婚して2児の母となり上越市内に勤務し、日々かけがえのない命と向き合い続けるその姿を通して、夢を持つことの大切さが伝わってくる爽やかな感動の映画でした。それにしても「日本一の子どもを育てる」というなら市教育委員会も積極的にと、タテ割り行政の“拙さ”も一緒に伝わってきました。
http://www.teny.co.jp/yumeushi/staff.html
※上映会はこの後、市内2ヶ所で上映されますので、お近くの方は是非お子さまとご一緒に!
7月31日(木)19時~20時30分「ビーチホールまがたま」
8月1日(金)19時~20時30分「青海総合文化会館」
<問い合わせ 糸魚川市商工農林水産課 TEL 025-552-1511>