すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

スタンディングと鳥インフルエンザと

2016年11月30日 | 日々思うこと

昨29日のスタンディング前に、憲法共同センター拡大役員会が開催され、会議の途中で窓を叩きつけるような一時の霰(あられ)にビックリです。4時から同じ会場で“室内スタンディング”の始めての試みで、先ずは記念写真でその後は意見交換です。この日を入れて今年1月からのスタンディングは30回となり、集会やデモ行進などを加算するとかなりの回数で“継続は力”を感じます。

30日昼過ぎに青空が見える中、上越市まで車を走らせました。「市民連合・上越」共同代表の一人の土田さんのお店「八百屋の土田」に、自然農法のマンダリンが入荷したというので伺うことにしました。国内での栽培が難しいと言われているマンダリンですが、太陽の日差しをいっぱい受けて見るからに健康そうな果実と初対面です。

その後は遅めの昼食を友人Oさんと行き付けの「冬の日」でご一緒です。先日の米山新知事を励ます集いから10日ぶりとあって話題が尽きることなく、8席しかない小さなお店の隅の薪きストーブの温もりとオーガニックのやさしい手料理を味わうひと時です。

室内は撮影禁止なので外に出て、入口横に春までの薪が積み上げられている光景を撮りました。お店の看板は外灯の下に小さく「ふゆのひ」と表示の奥ゆかしさで、バイパス18号から細い脇道に入るので初めての人は迷ってしまいます。

夕方、薄暗くなって帰途に着き、サッカー練習日なので急いで夕食の準備です。ところが6時を過ぎても隣りの孫たちが来ないので電話を入れると、上の孫はすでに練習に出かけた後です。しばらくして娘から今日の夕飯はいらないとメールが入っていたことに気付きました。

夜になって上越市の養鶏場でも鳥インフルエンザが発生したというニュース速報にビックリです。9時からのNHKニュースでは、関川村に続くその対応に追われる県当局と米山知事が映し出されています。上越市でも「高病原性鳥インフルエンザ対策本部」が設置され、知り合いの市議らから大変な様子が伝わってくる霜月の終わりです。


同じ道を繰り返すレッドカードのアベ政権

2016年11月28日 | 日々思うこと

霜月11月もあっという間に過ぎて、カレンダーも残り一枚となってしまいます。今年何かと話題になった“赤色”ですが、根知地区の知り合いから赤蕪ならぬ赤大根を2個いただきました。今や大根は白だけでなく青(緑色)もあり、これも輪切りにすると中も真っ赤で一度塩もみをしてから甘酢に漬けるとさらに鮮やかな真紅に変身です。

また先日、信州の有機低農薬栽培のフジリンゴも届き、この一年お世話になった人や親戚などに分配です。肥料にズワイガニの粉末を使うことや酵素を散布していることで、味も濃く「一日リンゴ一個は医者知らず」の如く重宝しています。

25日金曜日の深夜のテレビ朝日の朝まで生テレビ、「激論!トランプ次期大統領とニッポン」は途中で眠ってしまいました。この番組に頻繁に登場する国際政治学者の三浦瑠璃さんの発言がいつも気になります。「本の話WEB」文芸春秋SPECIALで「平和のための徴兵制を」として、豊かな民主国家を好戦的にしないために老若男女を問わない徴兵制の導入を提案しています。1980年生まれで若者を代表(?)する学者だけに、真の平和とはどういうことなのか、ご自身は徴兵制に率先して参加するのかと、ふと考えてしまいます。http://hon.bunshun.jp/articles/-/2668

また26日土曜日夕方のTBS報道特集では、憲法改正と日本会議を取り上げていました。衆参両院で改憲容認勢力が3の2を超え、新たな局面を迎えている憲法改正論議で、全国に広がる日本会議の実態とその狙いに迫る番組で、こちらも身震いの肌寒さを感じてしまいます。

ところで2年前の「アベ政権の暴走カレンダー」に目を通すと、すでにレッドカードで退場しているはずですが、支持率が一向に下がらないのはどうしてでしょうか。憲法99条の総理大臣の憲法擁護義務などまるで頭にないアベ首相ですが、メディアと国民(有権者)に問題があることを考え込んでしまう月の終わりです。


徳合の地そばを味わう会

2016年11月27日 | 日々思うこと

昨日の青空とはうって変わって朝から雨降りで、昼過ぎに市内徳合地区の「古民家で地そばを味わう会」に友人と出かけました。徳合地区は上越市との境で国道8号から山あいに2キロほど上がり、春の枝垂桜が知られていますが地そばを振舞って今年2年目です。

晩秋の静かな集落は人で賑わい、先ずは景徳庵(大越宅)で地元の押し寿司や農産物を求めました。近くの空き家となった玄関先の柿の木に、過疎化と冬の訪れが近いことを感じます。

次にそば会場のいっぷく処彦右衛門(井出宅)へと向かいました。予約制でご案内をいただいて直ぐに申し込んでおり、土日の2日間とも満員の状態です。地そばのつなぎは山芋(自然薯)だけで盛が少ないように感じましたが、おなかにはずっしりと重く新蕎麦の香りを感じる素朴なお味です。

築150年の古民家は、数年前に東京から移住してきた井出さん自らのリフォームで、神棚の真下の飾りつけも古民家とマッチし、落ち着いた空間で静かに時間が流れる至福のひと時です。

7月の参院選から知事選へと目まぐるしい日が続き、自分自身への“ごほうび”の一日でしたが、何だか“ごほうび”が多過ぎかもしれません。日一日と厳しい冬に向かっていますが、春の来ない冬はないと言い聞かせるこの頃です。


初雪の都心とアベ政権の暴走

2016年11月25日 | 日々思うこと

まだ11月というのに昨朝の関東平野では54年ぶりの初雪で、都心での大変な様子が伝わってきました。新潟県内では里山近くまで白くなったものの、街なかでは雪も降らず青空のよい天気です。

黒姫山も二度目の雪に見舞われて、写真左の東壁のセメント工場の砕石場も白くなりました。朝の愛犬との散歩では左手にリードを持ちながらのブレブレ写真をいっぱい撮り、気が付けばご近所の畑の隅の十月桜もいつの間にか咲き出しています。

時どき通る国道8号の姫川港に近い寺島信号機の直ぐ傍の、どうも夏みかんではなさそうな名前不明の果実もいっぱ実を付けています。

このところ暗いニュースが続きますが、中でも自ら命を立つ中高生らに胸が痛みます。国会といえば衆院憲法審査会が1年5ヶ月ぶりに実質的な審議を再開で、「立憲主義」を中心にした与野党の発言に耳を傾けました。

自民党の上川陽子元法務大臣は「憲法によって国家権力の行使に制限を加えるという立憲主義の考え方は時代とともに変容してきた」と指摘ですが、時の政権のご都合主義で憲法解釈を変えてよいものかと首を傾げてしまいます。

また公的年金の支給額を引き下げる新しいルールを盛り込んだ年金制度改革法案は、衆院労働委員会で強行採決され、29日の衆院本会議で成立見込みです。自公の数のおごりと国民の民意と遊離するアベ政権の暴走が伝わり、空は晴れても心は暗く重い一日です。


地震と原発に怯える日本列島

2016年11月23日 | 地震・原発

昨日は夜も明けやらぬ中、福島県沖を震源とするM7.4の地震にビックリです。太平洋沿岸には1メートルを超える津波が押し寄せ、東京電力福島第二原発3号機の使用済み核燃料プールの冷却装置が停止という事態です。

第二原発の4基は東日本大震災から停止ですが、使用済み核燃料の冷却は長期間継続しているため、設備が止まっても制限値のプール水温65度に達するまでは1週間以上の時間があることが伝わってきました。

一方、破壊された第一原発の危険性は格段に大きく、海抜10メートルにある1~4号機とその南側にある建屋には高濃度汚染水が17日時点で合わせて約7万8000トンということで、今回の津波警報で放射能汚染水の処理作業が中断です。建屋にたまる大量の高濃度汚染水の対策もさることながら、数え切れない汚染水タンクは漏れやすい簡易型が今も使われており、タンク一基当たり広島原爆一個分の放射性物質が含まれているという危険性です。

東京電力は汚染水タンクを今年度早期に漏れにくい溶接型へ切り替える予定でしたが、未だに実施されずその耐震性も案じてしまいます。ふと柏崎刈羽原発を抱える刈羽村の品田村長が、選挙前に夕方のBSNローカルTVで「再稼働をしないなら避難計画は必要ない」と言うお粗末な発言を思い出しました。再稼働せずとも核燃料がそこにあること事態が危ういということを再認識せねばならず、地震が起こる度に人々は原発に怯えながら暮らすことを国民全体で考えなければなりません。

(写真は福島第一原発で時事通信社より借用)

今朝は底冷えの寒さで県内の山間地では雪に見舞われ、近郊の里山も白く雪化粧です。昨22日に県庁で予定されていた米山知事と東電幹部との会談は延期になりましたが、福島事故の収束もままならぬ中での再稼働ありきは、いのち軽視の東電エゴに他なりません。

昨夜のNHKEテレ「智恵泉」は、“米百俵の精神”の幕末長岡藩の小林虎三郎でしたので釘付けで、教育は国の根幹で今のこの時代に通じることがいっぱいの番組でした。また先日のドイツ公共放送の『フクシマの嘘』と同じく、フランスFR3放送『フクシマ・地球規模の汚染へ』(約54分)も日本の国民には伝わらない映像で、先月訪れた浪江町を重ねました。http://kingo999.blog.fc2.com/blog-entry-1639.html 

人は同じ悲劇を繰り返さないために、もっと知恵を出し合うことを忘れてはならないと痛感する震える寒さの一日です。明日は関東平野も雪模様のようで、首都圏の皆さまもどうぞお気をつけてお過ごしくださいますよう。


選挙と原発と「私たちはひとつ!」

2016年11月21日 | 地震・原発

昨夜の余韻が覚めやらぬ今朝は比較的暖かで、パソコンに向かう時間と電話の対応が多くなった一日です。東京の料理研究家の池上保子さんは、月刊『食べもの通信』編集の研究会会員で、知事選で4日間も新潟市のビジネスホテルに泊まり応援をしていたことが電話の向こうから伝わって驚きました。

首都圏で脱原発活動に取り組む池上さんは、9月3日の柏崎原発集会にもお仲間と参加でしたが、今回の柏崎市長選でも250人程へ電話での依頼をされたそうで、いろんな立場で多くの人たちが選挙に関わっていることを改めて感じます。

ところで昨日の2部懇親会の乾杯の後、市民から森ゆうこ参院議員と米山知事へ花束と、「森さん 希望をありがとう 私たちはひとつ」と「私たち大人世代が この先の未来を作る 知事と私たちはひとつです」のメッセージボードを贈呈です。

韓流ドラマに出てくるような可愛い「法ちゃん」こと長澤美穂ちゃん、彼女は絵描きさんですが森ゆうこさんの参院選からの企画力にはいつも目を見張るばかりでした。この日のために急きょ、森ゆうこ参院議員と米山知事へのメッセージボードを用意して、出席者らに一言を書いてもらう心にくいアイデアです。(写真は牧田上越市議からお借りしました)

私も彼女との出会いとお世話になった感謝の思いで、陶芸教室で筆立て2個を作り底に「2016・10・16」と明記し、三和区の音&土(ねんど)工房で焼き上げてもらいました。少し小ぶりになって筆立てというより一輪挿しのようですが、喜んでくれる彼女の笑顔が何よりでした。

また昨日は注目の柏崎市長選の投開票日で、原発再稼働に反対の竹内えいこさんは残念な結果となりました。1万3千票以上の大差で桜井雅浩さんが当選で信じられない思いですが、外から見えない原発立地の地元ならではの複雑な選挙構図であったことが伝わってきました。

また同日の南魚沼市市議補欠選、こちらも本田かずみさん(46)は残念な結果で終わりました。トップ当選は田中せつ子さん(58)で、3年前には次点だっただけに“女性議員ゼロ”が解消されました。

明日は県庁で、米山知事と東京電力トップとの初会談で、東電は数土会長のほか広瀬社長と新潟本社の木村代表も同席ということです。多くの県民に支えられている米山知事、昨日の集いでは、「もう一度事故が起きたら日本は終わり・・・。徹底的に検証しなければならない」と述べていました。「知事と私たちはひとつです!」民意が政治を動かし始めたことを再認識するチョッと暖かな終日です。


米山新知事を励ます上越の集い

2016年11月20日 | 日々思うこと

今日は上越市で市民連合主催の「米山新知事を励ますつどい」が開催で、いつもは車で出かけるところを午後から、糸魚川駅周辺の駐車場無料化の実証社会実験中なので、えちごトキめき鉄道で直江津駅へと向かいました。

会場が直江津駅前のホテルで、少し早めに到着し前から2列目に席を確保です。第1部は3時半からのスタートで、今回の知事選で選対本部長を務めた参院議員の森ゆうこさんの「ドキュメント 新知事誕生ー市民・野党共同の威力」講演です。「こんなに素晴らしい選挙はめったにできるものではない。野党と市民の信頼関係ができ、何よりも候補者が良かった」など、選挙戦での舞台裏ドキメントや国会内でのお話しを聴くことができました。

続いて米山新知事が「これからの県政をどうすすめるか」と題して約25分のお話しで、人間味あふれる米山新知事がいっぱい伝わりました。先ず、選挙は5回目で今までにないラクな戦いで、SNSで多くの人たちに支えられていることが伝わっていたと・・・。

また選挙の勝因は「3+ワン」で、①大義があったこと、②(選対本部長)ディレクターが良かったこと、③お互いに尊重し合うリスペクトがあったこと、さらにプラスワンの「運」を上げ、笑顔で語り正直すぎるお人柄を感じました。最後には県政執行の決意を語る頼もしさが伝わって「米山知事で良かった」を実感です。

第2部は5時半からで、14の各テーブルごとに和気あいあいのひと時で、米山知事と森ゆうこ参院議員へ市民から花束とメッセージボードを贈呈です。あっという間に時間が過ぎて7時過ぎに閉会し、ホテルのロビーで友人らとコーヒータイムです。その後はまたトキめき鉄道で無事に糸魚川駅へ到着で「電車もまたいいものだなあ」と、9時過ぎに帰宅の楽しい一日の終わりです。

ところでデジカメで何枚も撮った写真はイマイチです。上2枚は小山県議から、3枚目は選挙事務所常駐だった長澤美穂さんからお借りしました。


教育は国の根幹、日本の学校はおかしい!

2016年11月18日 | 日々思うこと

今朝も気温10度を下回る冷え込みで頚城の山々の稜線もくっきりで、日本海の方にも雲ひとつない秋晴れです。昨夜は「市民連合・上越」の会議で薄く暗くなった中で上越市まで出かて、夜遅くなっての帰宅です。少し身体を休めなければと今日は上京予定の会議を取りやめて一日リフレッシュをすることにしました。

昼過ぎに能生棚口地区の郷の茶店「えほん」での陶芸教室へ出かけることにしました。写真は海川大橋からのドーム焼山と妙高山に連なる火打山です。日本海も波静かで国道8号から県道246号を走ると、里山の紅葉も深まりシャルマンスキー場辺りもかなり白くなって冬が近いことを感じます。

「えほん」の直ぐ裏手の能生川を挟んでの山の斜面で土砂崩れがあり、重機が斜面に上がって雪の降る前にと急ピッチで工事が進められています。それにしてもこんな急斜面の高い所に民家があるという地域性に目を見張ります。

このところ何処へ行っても話題が糸魚川市立中学校でのいじめ事件のことですが、新聞やTVに取り上げられていることで不思議ではありません。市議会総務文教常任委員会での対応もお粗末で、議会基本条例を制定しても“魂入れず”の情けなさです。

新潟市の元中学校教師がブログ私日記「のびる」 ~日本より~17日付けで、「新潟県糸魚川市で起きている連続3件もの対応、怖れていたことが顕在化した、福島から横浜市に自主避難している中学生へのいじめの対応も何年もかかっていることが一つの特徴である。学校や教師に権限や裁量権がなく、教育委員会が介在するから話がややこしくなるのだ。と書き込んでいます。

財務省は来年度の予算案の編成に向けて、今後10年間で教員を5万人削減する案をまとめ、文部科学省に求める方針を固めたとの報道です。少子化で子どもの数が減るのに合わせて教員も削減することで、その分の予算が削減できるというのが理由です。

少子化が進み人材が最も大事な資源となり教育は最も重要な国の根幹で、新潟県の米山知事も基本理念に「教育への責任」を掲げています。

そんな中で「教員を大幅削減する財務省の予算案にNOを!」に私も賛同署名をしました。https://www.change.org/p/%E6%95%99%E5%93%A1%E3%82%92%E5%A4%A7%E5%B9%85%E5%89%8A%E6%B8%9B%E3%81%99%E3%82%8B%E8%B2%A1%E5%8B%99%E7%9C%81%E3%81%AE%E4%BA%88%E7%AE%97%E6%A1%88%E3%81%ABno%E3%82%92?recruiter=211607711&utm_source=share_petition&utm_medium=facebook&utm_campaign=autopublish&utm_term=des-lg-action_alert-reason_msg


未知の領域への自衛隊と米山知事

2016年11月16日 | 日々思うこと

とうとう自衛隊が未知の領域へ踏み出す「駆け付け警護」が閣議決定されてしまいました。殺し殺される危険を伴う新任務の南スーダンへ向かう陸上自衛隊の青森市の緊張感が伝わってきますが、国会でのアベ首相や稲田朋美防衛大臣の、その言い分に非人間性を感じる一日です。

そして今日は厳しかった知事選から丁度1ヶ月、いよいよ米山隆一新知事にとっての初の県議会臨時議会の開催日です。午後1時からは米山知事の所信表明で、知事には未知の領域で少し緊張した面持ちです。小山芳元県議が「傍聴席には約100人ほどで、選挙で一緒に戦った県民の顔を見つけて笑顔を見せる知事が印象的だった」と・・・。

秋も深まり頚城の山々もかなり白くなってきましたが、なかなか雑事に追われて写真を撮ることができません。街中の糸魚川駅の近くの建物に真っ赤なアイビーが絡まり、2軒分の家を独占で3階まで延びる力強さです。

夕方急いで帰宅し、孫たちのサッカーの練習日なので夕食の準備をしながら、NHKや民放各局での県議会ニュースに耳を傾けました。米山知事は「命と暮らしを守り、現在と未来への責任を果たす」を基本理念として、県政の方向性を示す6つの柱を示しました。「安全への責任」「食と農を守る責任」「命への責任」「雇用の責任」「住民参加への責任」「教育への責任」の6つです。

柏崎刈羽原発の再稼働問題については、①福島第一原発事故の原因の徹底的な検証、②原発事故が私たちの健康と生活に及ぼす影響の徹底的な検証、③原発事故が起こってしまった場合の安全な避難方法の徹底的な検証、この三つの検証がなされない限り、再稼働の議論は始めることはできないとする考えを改めて示しました。

またTPPから新潟県農業を守ることや、住民参加の対話型県政を実現するなどと、県政の諸課題について米山カラーを折り込みながらの力強い所信表明でした。臨時議会は18日までの3日間で、明日が自民党・民進党による代表質問です。

昨日は車屋さんにお願いし、早めにスノータイヤに交換です。またいただいた花梨でジャムに初挑戦ですが、皮が硬くブルーベリーのように簡単にはいかず悪戦苦闘です。皮と種に一番咳止め効果の養分があるので丁寧に裏ごしですが、残ったものはもったいないので、熱いお湯でエキスを出し切ってホットドリンクにと冷蔵庫で保存することにしました。厳しい冬を前に、何事も“備えあれば憂いなし”の晩秋の一日です。


小春日和の海の幸と

2016年11月14日 | 日々思うこと

今朝一番は、能生道の駅「かにや横丁」の盛紋丸N社長から「今日は蟹がいっぱい獲れたので・・・」と嬉しい電話で、午後から取りに伺うことを約束です。午後の「憲法を守る糸魚川共同センター」会議では、市民連合上越主催の“米山知事を励ますつどい”と祝勝会(懇親会)の緊急打ち合わせです。

会議を終えてから急いでマリンドリーム直売所へと車を走らせると、日本海はビロードを敷き詰めたような穏やかさです。

N女性社長とは知事選からのご縁で、久しぶりのおしゃべりです。米山知事が糸魚川マリンドリーム“かに裁判”の弁護士で、TeNYテレビ新潟「夕方ワイド新潟一番」で放映されたことや、当ブログに書き込んだことで話題が一気に広がるなど、米田市政の不祥事続きを恥ずかしく思います。http://blog.goo.ne.jp/suzuki0410/e/c87d1fce49b5c25a51c44beeb772c2e7

ところで地元に居ても高級なズワイガニを食することはお正月くらいですから、発砲スチロール箱いっぱいのズワイガニをいただき、店頭にズラッと並んだ蟹の高価さに目を見張ります。早速いただいた蟹は上越の娘が名立の道の駅うみテラスまで取りに来て、夕方帰宅してから隣りの娘家族と根知の家にもおすそ分けの嬉しい食卓です。

今日は海の幸だけでなく、朝の愛犬との散歩でご近所の畑の主から柚子をたくさん頂戴です。また上の娘が小学校低学年の担任だったA先生と今でもお付き合いが続き、今年は花梨が豊作ということでビニール袋いっぱいに届けてくださって家の中はいい香りです。

花梨はポリフェノールの他にアミグダリミンが含まれ、咳止めや抗炎症などの効果もありハチミツ漬けにしていますが、今年はジャムにも挑戦してみようかと思います。そんなことで今夜はスーパームーンを見ることができなかったけど、小春日和の実りの秋をいっぱい味わう「ごちそうさま」の穏やかな一日でした。


柏崎市長選候補者と南魚沼市議補選

2016年11月12日 | 日々思うこと

今日は風もなく穏やかな土曜日で、外仕事の合間にアケビのツルで小さなリースを作りました。ツゲの木に黒い実が付いていることを発見し、ヒイラギの赤い実と一緒に、ローズマリーの紫色の花を添えてみました。

昨日の書き込みの赤い葉っぱとブルーべり、それなりの色の意味があったのですが、さしづめ紫色はトランプ氏の赤とヒラリー氏の青の融和の色でしょうか。超大国アメリカの進む道を注目ですが、日本のメディアといえば内向きな次期大統領の政策を嘆くも、アベ政権の政策を嘆くことがまったくと言っていいほど見当たりません。

注目の柏崎市長選は明日の告示を前に2人の候補者の様子が伝わり、東電柏崎刈羽原発再稼働に「NO!」を主張する元市保健師の竹内英子さん(47)のタフな活動に目を見張ります。方や再稼働を条件付きで認める元市議の桜井雅浩さん(54)は原発再稼働に「慎重」と主張していますが、自民党推薦や地元柏崎市商工会議所の支援を受けているだけに原発推進と言っても過言ではないようです。

実は桜井雅浩さんとは1991年4月の統一地方選で、私が旧青海町町議選で初当選の時に桜井さんも柏崎市議に初当選で、しばらくお付き合いがありました。当時、新潟大学法学部の多賀秀敏教授が新潟日報で県内5人の初当選議員を「異色の新人」と書かれたことで、5人の交流が続きました。

他の3人は合併前の糸魚川市の吉岡静夫議員(その後、市長になり今は市議会議員)、村上市の梅田久子さんや旧亀田町の武田貞彦議員(その後、県議会議員)でした。当時は新潟大学の多賀研究室を訪れたり、柏崎刈羽原子力発電所を視察したりと、その時に桜井さんが原発を地元経済発展のために必要と言われていたことを鮮明に憶えています。あれから25年、今も変わらぬ主張で市長選に挑戦する桜井さんを遠目に眺めています。

同じ20日投開票の刈羽村村長選の方は5選を目指す現職だけが出馬表明の無投票のようで、東電原発と共に歩んできた村の歩みを悲しく思います。そしてもう一つの選挙は南魚沼市議補欠選挙で、欠員3議席のところ4人が立候補予定です。福島原発事故後、「食べものと放射能を考える会」を立ち上げ現在事務局長を務める2児のママの本田かずみさん(46)を私は応援です。

ところで南魚沼市には選挙ポスターや街宣車関係の公費助成がないので驚きました。公費助成への判断は自治体にゆだねられており、ほとんどの自治体が導入している中で南魚沼市はどうなってるんだろうかと注視です。市選挙管理委員会では「議員の皆さんが『そんなのはいらない』という・・・」ことだそうで、今どきこんな自治体があるのかとビックリです。

その後、南魚沼市では選挙葉書だけは公費助成があることが分かりましたが、これでは経済的に余裕がないと立候補できない環境です。そして来年4月改選期の糸魚川市の市長選と市議会議員選挙、こちらは公費助成があっても新しい風が吹く気配もなく、新陳代謝のないままの市政がまた続きそうな静けさです。明日もお天気に恵まれそうで次は家の中の断捨離で、日頃いかに怠けているかが悲しいほど分かる昨今です。


トランプ大統領とグローバル新自由主義の歪み

2016年11月11日 | 日々思うこと

米大統領選はトランプ氏の勝利となりましたが、日本のメディアはどこもトランプ氏を泡沫候補と侮っていただけに、NHKをはじめ各局は言い訳ばかりです。得票数ではヒラリー氏の方が20万票以上も上回っていたそうですが、これは米国の「選挙人」制度によるものです。日本でも自民党が20数%でも政権獲得ですから、この小選挙区制度に目を向けるメディアはほとんどありません。

私はサンダース氏の撤退を残念に思っていただけに、ヒラリー氏が“ガラスの天井”を打ち破るのではと眺めていました。ところが白人女性の過半数がトランプ氏に投票というから“選挙は魔物”ですね。弱肉強食のグローバル新自由主義経済がもたらした格差や貧困の拡大で、それを進めた既存の政治と超富裕層への不満の噴出の結果であったと受け止めています。

ところでトランプ大統領の誕生で、TPP条約や日米安全保障が変わってくるのではないか、もしかしたら沖縄の基地撤退もあり得るのではと勝手に思いを膨らませています。映画監督のマイケル・ムーアが投稿した「選挙に負けた今やるべき5つのこと」という、興味深い動画がありました。http://www.huffingtonpost.jp/2016/11/09/michael-moores-5-point-morning-after-to-do-list_n_12891776.html

トランプカラーではありませんが、鉢植えのブルーベリーの葉っぱが赤く色づきました。ブルーベリーは1本では実が付かないそうで違う品種の苗木を1本購入、酸性土壌を好むのでピートモスもいっぱい入れ傍に置きました。来年は白い花が咲き実を付けてくれるでしょうか、その前に野鳥に食べられないようしっかりと監視です。

今日も朝から雨が降ったり晴れたりと不安定な天気で、紅葉狩りに出かけたいところですが雪が降る前にやっておかなければならない外仕事がいっぱいです。庭の大きい木の冬囲いは造園屋さん任せですが、植木鉢の移動など細かいことがいっぱいの週末です。 

※追記、NHKあさイチの歯を長持ちするためのフッ素は、虫歯予防とは主張しておらず単なる長持ちでした。近年は虫歯よりも歯周病の方が重要視されていることは言うまでもありません。幼い頃からの二人の娘や孫たちの歯で、フッ素を用いずとも虫歯を予防できることを実践し、何よりも“疑わしきは使用せず”の姿勢が大切と考えてきました。


NHKあさイチと米国大統領選

2016年11月09日 | 日々思うこと

NHK朝ドラ『べっぴんさん』をゆっくりと見る間もない、というよりも『とと姉ちゃん』ほどの関心もない中、昨日の朝ドラの後のあさイチ「スゴ技Q 驚き!“長もち”の極意」を何気なく見ていたら、歯を長持ちさせる方法を紹介です。

どんな方法で長持ちかと思いきや、フッ素入り練り歯磨き剤を歯ブラシにテンコ盛りにして一日3回、できれば4回磨くことを歯科衛生士がスタジオで奨励です。しかも歯に直接よりも口の粘膜に一日中付着していることを重要視で、フッ素(フッ化ナトリウム)の功罪についてNHKディレクターも知らないようで驚くばかりの内容です。

劇薬フッ化ナトリウムについては学者や医師の間でも長年、賛否両論が続いており30年以上も前に新潟市の故川上桂子さんらと「フッ素を考える新潟連絡会」を立ち上げ、私も世話人の一人として関わってきました。県庁の教育委員会へ出向き「申し入り」をするなど、市民活動の原点でもありました。何事もテレビや新聞の情報はう呑みにしないことが肝心ですが、ここまでやるNHKに歯が長もちでもお口の粘膜から吸収されたフッ素が身体によくないことは明確で、あさイチの“あさはかさ”に驚くばかりです。

昨日の昼過ぎは日本海の荒波を横目に、上越市三和区の音&土(ねんど)工房へ出かけ、久しぶりに先生と知事選のことなどの政治談議です。3時を過ぎて土砂降りの雨の中を、孫のところへチョッと立ち寄ることにしました。子どもは“エネルギーの塊”で、孫からパワーをもらい暗くなった雨の国道を帰途に着きました。

一夜明けて今朝も強風で気温5度の今季一番の寒さで、わが町の黒姫山に初冠雪です。新潟県内の各地でも初雪の便りで、いよいよ冬到来です。ご近所の畑の柚子も完熟した実が根元にいっぱい落ちています。

ところで今日のNHKといえば、朝の10時台から激戦の米大統領選の開票速報をリアルに日本の国政選挙以上の扱いです。夕方には共和党トランプ氏の当選とあって、夜遅くまで延々と続く報道に驚くばかりです。沖縄のことや国会TPP問題よりも、米国大統領選の方にウエイトを置く日本公共放送のあり方に、昨日のフッ素推奨のあさイチ番組とともに首を傾げてしまう寒い一日の終わりです。

※原発事故を繰り返させない、グリーンピース・ジャパン呼びかけの緊急署名のお願いです。 https://act.greenpeace.org/ea-action/action?ea.client.id=1980&ea.campaign.id=58452&ea.url.id=767446&forwarded=true


原発廃炉費用はいつの間にか国民負担

2016年11月07日 | 地震・原発

昨夕は能生作品展の終了時間に合わせて、作品搬出のため車を走らせました。帰り道の国道8号からの日本海は、前日の群青色から鉛色へと変わり、西の空の雲の合間からの夕日で、車を止めて撮ってみましたが私のデジカメではこれが限界のようです。

夜9時からNHKスペシャル 廃炉への道「調査報告 膨らむコスト~誰がどう負担していくか」を視聴、福島第一原子力発電所の事故から5年半が経ち、メルトダウンした3つの原子炉を同時に「廃炉」にする世界でも例のない取り組み、その長い道程を記録していくシリーズ「廃炉への道」です。

どんどん膨らむ廃炉費用は国民負担へと進んでいることが番組から伝わりました。核燃料の除去など技術的な困難がある中で、もう一つの難題が事故収束に向けた費用が想定以上に膨らみ、いつの間にか13兆円を超えている実態が浮き彫りです。

これらの費用は本来、東京電力が負担することになっていましたが、それを国民が一部を負担する仕組みがすでに成り立っていることに驚きです。コスト面から考えるNHK独自の取材による貴重な番組でしたが、それでも原発再稼働へと進もうとする人たちの愚かさに怒り心頭です。

そんなことで細かいことですが、毎月の電気料金に「再エネ発電賦課金」が加算されており気になっていました。再生可能エネルギー発電促進賦課金とは、風力発電・地熱発電・水力発電などの再生可能エネルギー発電を普及・拡大させることを目的に、電力会社が再生可能エネルギーを買い取る際の費用を消費者が負担するもので、全国の電力会社のすべての電気料金に均一金額が上乗せされています。

東北電力のHPを開くと、今まで1.58円/kWhであった賦課金がH28年5月から2.25円/kWhに上がっていることで全体の請求額の9%程になっており、我が家では年間にすると1万円近い金額になります。再エネ発電に向けて必要ならば負担もありですが、その使途についてHPで明記されておりません。

一夜明けて今日は立冬、朝の冷え込みも日中には緩み晴れ間の外仕事にきりがなく、何事も“備えあれば憂いなし”で車のタイヤも早めに交換しなければなりません。そして今日は、昨日届いた岩手県遠野産の冷凍ブルーベリーでジャム作りです。

いつも通りに粗糖30%の控えめですが、今年のブルーベリーは糖度が高かったようでかなり甘くなってしまいました。さらに国産レモンがなかったので、柚子を絞って入れたところ微妙なお味です。ジャムの行き先は孫たちとお世話になっている友人へ・・・。明日からまた下り坂の天候で、何かと忙しい一週間になりそうです。


小泉元総理、新潟から原発ゼロを!

2016年11月05日 | 地震・原発

4日の衆院TPP特別委員会では民進・共産党の抗議に中で議案は可決されました。外交評論家の孫崎享氏は、TPPの核心はISD条項であり企業が国家を訴えるISDS条項はなぜ設けられたのか、なぜ政府は「亡国の協定」を結ぶのか難しい問題を分かりやすく、隠された真実 第2回「ISDS条項という毒薬」とYouTube動画で語っています。(約60分)https://www.youtube.com/watch?v=p9i0Wy1kc8I

また衆議院HPでは、第183回国会4月19日農林水産委員会、環太平洋パートナーシップ(TPP)協定交渉参加に関する件で、「TPPにより食の安全・安心が脅かされるなど国民生活にも大きな影響を与えることが懸念される。」と「委員会決議」が明記されています。

同じ4日、新潟市で「おらって新潟市民エネルギー協議会」(代表理事・佐々木寛国際情報大学教授)主催で小泉元総理講演会を招いて講演会がありました。ステージには主催者と新潟市の篠田市長、小泉元総理と米山知事の4人が手をつなぎバンザイの写真で、一ヶ月前の県知事選で森たみお氏を応援していた篠田市長に「あれっ」と違和感を感じた人が多かったのではないでしょうか。

私もその一人で、参加していた中山均新潟市議のfbによると、篠田市長は9月議会以降、「東電が世界最大の柏崎刈羽原発を管理し、リスクが県民に押し付けられ、そこで発電された電力がほとんど首都圏へ送られるということに県民の納得は得られない」「どんな原発もやがて廃炉を迎える。世界最大の原発で世界一安全な廃炉を目指すことで新潟に技術や人材を結集し世界に貢献できる」と発言していたそうです。(それで知事選では森たみお氏??)

講演に先立つ挨拶で篠田市長は「1基でも多い、1年でも早い廃炉に向けて具体的に(政治提起・社会的枠組みを)動かしていくことが大切」と明言していたことを知りなるほどと納得です。写真は姫川橋付近から望む頚城連山で、新潟焼山から火打山に連なる稜線はもう真っ白です。

小泉元総理は、高レベル放射性廃棄物の最終処分場の建設が進むフィンランドの「オンカロ」を視察し、「岩盤でできた島の地下約400メートルに埋設するところで広場を作って廃棄物を埋め、10万年近く人の体に触れずに保管しなければならない。原発2基分の核のゴミしか埋める容量はない。他の国で受け入れるのは不可能だ。」と・・・。

さらに「福島の事故による放射能の飛散で、厚木基地と横須賀基地の米軍の家族が避難し、東京駐在の外国の大使館職員も本国に帰えり、私は横須賀市にいたが、そんな情報は全然なかった。多少のリスクがあっても利益を優先しないと科学技術は進歩しないという声が一部にあるが、原発事故は飛行機や車の事故とは訳が違う。何千年にわたってこれから核のごみを管理していかないといけない。原発は絶対に事故を起こしてはいけない産業だというのが分かってきた。」と、元総理ならではの原発ゼロを主張です。

4日午後からは土日に開催の能生作品展へ陶芸作品の搬入で、のう生涯学習館の前には日の丸の半旗です。5日は二日続きの秋晴れ、といっても抜けるような青空ではなくかすんだ空の中を上越市へ気温20度近い温かさの中、友人Oさんとの会食でここでも小泉講演の話題などで盛り上がりました。

米山知事もすでに東電福島事故の検証を始めており、電力業界と国と「タフなネゴシェーション」を繰り広げていると説明で、新潟から世界へ向けて原発ゼロを発信できることを嬉しく感じる週末です。