すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

平和をつなぐ、未来をつむぐ、憲法いかそう上越集会

2018年04月30日 | 日々思うこと

卯月4月もあっという間に今日で最後で午前中はあわただしく、お昼近くに友人同乗でリージョンプラザ上越での憲法いかそう大集会@上越」へと車を走らせました。

受付けで「柏崎刈羽原発再稼働NO!」シールを販売することになり、少し早めに到着です。ステージ演台前には手づくりのプラカードが並べられ、怒りや願いがいっぱい伝わり、開幕前に澤地久枝さんんの詩『2000年の秋に』の朗読です。

先ずは主催者を代表して市民連合上越の馬場秀幸弁護士の挨拶があり、続いて本日の講師の元日弁連会長の宇都宮健児さんの「憲法改悪を許さないために市民の力で政治を変えよう」です。宇都宮さんは、2018年は憲法改正の発議を許すか否か最大の政治的争点で、国会における改憲発議を阻止できる可能性は十分にあると話されました。

それには民主主義の足腰を鍛えることが重要と、お話しは1時間近くに及び、最後に韓国の市民運動に学ぶ点を示唆され納得です。

次に3人のリレートークでは、高校生平和大使の神谷優李さんは「憲法九条は日本の宝・・・」と堂々と述べました。真宗大谷派九条の会の金子光洋さんは若き僧侶で沖縄を熱く語り、子育て中のママとして畠山郁美さんは等身大の言葉でいのちの大切さを述べました。

集会終了後は友人とお茶をしてから、国道8号を日本海に沈む前の真っ赤な夕日を見ながら6時半過ぎに無事帰宅です。首都大学東京の木村草太教授が 「歴史を振り返ると、政治権力が『悪い』方向に行くときは、みんなが『悪くなった』と気が付いたときにはもう取り返しがつかない状況です。火は小さいうちに消し止めなくてはいけない。」と未成年者に語りかけていました。

“平和をつなぐ、未来をつむぐ”、できることが足元にいっぱいあることを実感する有意義な4月の終りです。(写真は畠山郁美さんからお借りしました)


戦争よりはるかにマシな南北朝鮮の首脳会談

2018年04月28日 | 日々思うこと

昨日は南北朝鮮の歴史的な首脳会議でNHK生中継に釘付けです。同じ民族の悲劇の分断の歴史を考えると待ち望まれた日で、「また北朝鮮に騙される」などと否定的では朝鮮半島に平和が訪れることがないのではと受け止めています。

新潟国際情報大学の佐々木寛教授が昨日のfbで、『どんなに堕落した「平和」でも、戦争よりははるかにマシです。政治的指導者の最低限の責任は、国民を戦争に巻き込まないということにあります。「圧力あるのみ!」「9条改憲!」と威勢よく叫んでいたわが国の首相は、東アジアの平和プロセスから置いてきぼりです。毅然とした態度を取りながらも、しっかりとパイプを築き、来るべき握手の準備をしておくという<外交>のイロハも分かっていないわが国の政府に、改めて深い嘆息です。誰かが言っていましたが、歴史を書き換える政府と公文書を書き換える政府の目もくらむような落差。それにしても暗いニュースが続く中、南北首脳会談の実現は本当に希望が持てるニュースでした。』と・・・。

庭の東側の白い色のツツジは、冬囲いをしていたものの厳しい風雪で今年は花が咲かないのではと思っていたら見事に開花です。昔は見られなかった1本の木にところどころの深紅の花、いつの間にかミツバチなどで受粉したのでしょうか、南北朝鮮の融和とを重ねながら眺めるひと時です。

いよいよ大型連休の始まりで朝から風もなく穏やかな昼どき、上越の娘がやって来て本町通りの蕎麦処泉家さんへ出かけることにしました。連休とあってお店は超満員で、しばらく長椅子で腰掛けての順番待ちです。

入口の手彫りの“そば処泉家”の看板はご亭主の北九州の友人Aさんの手によるもので、先月の開店に間に合わせて何と1千キロの道のりを走って届けてくださったそうです。中庭(坪庭)には小さな金魚もスイスイですが、小さすぎで上手く撮れていません。

連休30日はリージョンプラザ上越で『憲法いかそう大集会』があり、高校生平和大使の神谷優李さんも憲法九条の大切さを発言です。 


引き裂かれた南北朝鮮と「♪イムジン河」と

2018年04月26日 | 日々思うこと

今日は爽やかな青空の中を市内あちこちへと出かけ、帰り道に久しぶりに姫川堤防沿いの桜つつみを回ってみました。水田にはすでに水が張られて田植えの準備万端で、遠くに望む頚城の山々も残雪模様です。

姫川桜つつみの所どころにベンチや駐車スペースが設置され、時どき車が停まっており葉桜の中でのんびりするのもいいですね。

いよいよ明日は韓国と北朝鮮にとっては歴史的な日で、文(ムン)韓国大統領と金(キム)北朝鮮朝鮮労働党委員長の首脳会談です。南北軍事境界線上で両首脳が握手の予定だそうで、日本政府をはじめ受け止め方は様ざまです。

実は私も14日夜、NHKスペシャル第1集『キム・ジョンウンの野望 暴君か戦略家か 禁断の実像 』を視聴、続く2集『39号室 外貨獲得の闇 』と、22日の第3集『核・ミサイル 隠された真意』に身震いをしながらベールに包まれた北朝鮮に不安をいだきました。

また同時になぜこの時期にNHKは3集に及び、このような内容のスペシャル番組を組んだのかとも受け止めました。しかし、同じ民族が北と南に引き裂かれたその背景を考えると歴史的な一歩で、非核化と平和への道につながることを期待します。

そんなことで今日は50年前の1968年、はしだのりひこ&坂崎幸之助の『♪イムジン河』、「♪誰が祖国を分けてしまったの♪」を何度も聴きながらの一日の終わりです。https://www.youtube.com/watch?


アベ政権の呆れる人権感覚

2018年04月24日 | 日々思うこと

昨日は上越へ、親戚のお通夜に出かけました。90歳を過ぎても新聞を読んでいたというおじいちゃん、人生を全うするという意味を考えました。深夜からシトシトの涙雨のようで、今朝も静かに降り続けて野菜や草花には嬉しい天の恵み雨です。

午後から市内の友人宅へ、お願いをしていた“3000万人署名”の回収に伺うことになり、近くの大和川地区の食事処「さくら」で遅い昼食です。お店では先客の女性たちが米山知事の辞職について、まるで評論家のように話し合っています。

今日のお店は大繁盛で閉店際に若い20代の作業着姿の5人の男性が入ってきて、オーナーが丁寧にお断りです。何でも栃木県から近くのS第2工場へ仕事に来たそうで、食事をする所がないということで結局受け入れることになりました。5人のリーダーと思しき若者が私と同席することになり、緊張して珍しいアオサ(海草)の天ぷらの写真も撮れず仕舞いでした。(笑)

北陸新幹線開通に伴いお店の周辺も整備され、道路沿いに植えられた八重桜は年々大きくなり、小雨の中で新緑とのコントラストが鮮やかです。

ところで週刊新潮の報道が発端となった福田財務事務次官のセクハラ問題、“女性活躍”を高く掲げるアベ政権の人権感覚に呆れてしまいます。さらに名乗り出たTV朝日の女性記者をまるで犯罪者扱いのようですが、TV朝日当局も問題を1年半も放置しており、財務事務次官の辞任を受けての公表というからこちらも呆れて言葉がありません。

そんなことで先月、前川喜平前文部科学事務次官の名古屋市の公立中学校での公開授業について、自民党の赤池誠章参院議員が文科省へその経緯などを照会をしたことが問題視されてました。さらに文科省と東宝がタイアップしたアニメ「ちびまる子ちゃん」も標的にされてしまい、何でも「友情に国境はない」という国際教育が気に入らないようで抗議をしていたというから、この先のアベ政権はいったいどうなるのかと呆れる昨今です。


原発再稼働、問われる新潟県民の歴史的判断

2018年04月22日 | 地震・原発

昨日の気温は25度を超える夏の暑さで、午後から「九条の会糸魚川」の世話人会へ出席し、終了後は急いで上越市へと車を走らせました。目的は友人らと米山知事辞職についてや今後の知事選などへの情報交換です。

日曜日の今日も高気圧に覆われて凌ぎやすく、2日間家を留守にすると雑事も溜まって何を優先にするかの判断が求められお頭もフル回転です。ふと庭の隅に目をやると、この暖かさで木蓮の花が一斉に咲き出しています。

上京中は“花よりダンコ”で、デパ地下で「管理栄養士が監修したバランス弁当」を見つけました。ボリュームといいお値段も手ごろで、ご飯も国産米もちもち玄米の俵型で、一口いただいてあわてて写真を撮りました。

ところで米山知事の突然の辞職で、週刊誌の記事を鵜のみにしている人たちの多さにも驚きです。昨夜の民放TV局では「呆れる県知事」とし、東大卒のコメンテーターが「15日に週刊誌の取材を受け、翌日の素早い辞任は無責任・・・」とまで言い切っています。知事とホットラインでつながっている知人から、辞任を決めたのは15日以前であることなども伝わっていただけに、洞察力に欠けるコメンテーター発言に呆れながらメディア情報に振り回される国民性を悲しく受け止めてしまいます。

また米山知事の突然の辞職で笑いが止まらぬ自民党県議団、早くも次の候補者について幹部が国会へ出向き自民党二階幹事長と接見です。「政党色のない候補者を・・・」と言いながらも、裏ではこうしてしっかり党本部と直結です。さらに県民の目をごまかすために女性候補にしようとか、原発再稼働を争点から外す公約づくりをなどと動き出しています。

少なくとも米山知事は就任後、福島第一原発事故の検証をまとめる検証総括委員会(委員長名古屋大学池内了名誉教授)を設置し、「福島の検証なくして原発再稼働の議論はできない」と主張してきました。原発事故後には政府と国会事故調が報告書を出していても、事故の検証については政府をはじめどこも手をつけていない中で高く評価されてきたことは言うまでもありません。

17日の記者会見で原発問題について「私の歴史的使命・・・」と涙した米山知事でした。世界最大出力の東京電力柏崎刈羽原発が立地する新潟県にあっては県民の歴史的判断が問われ、核のゴミ問題も直視した未来を見据えてゆかねばならないと痛感です。


未来への責任を担うのは県民一人ひとり

2018年04月20日 | 日々思うこと

この2日間、渦中の新潟県を離れて上京でしたが、どこへ行っても私の頭の中は米山知事の辞職のことでいっぱいでした。19日発売の週刊文春の内容もさることながら、知事として脇が甘かったというよりも全身が甘かったことは言うまでもなく弁解の余地もない“アホ知事”ですが、その背景が単なる援助交際での失脚でない複雑さも見えてきます。

福島県元知事の佐藤栄佐久氏を辞職に追い込んだ“原子力ムラ”の陰謀を考えれば、任期4年間を全うさせないという大きな力が動いていたことも確かで、わずか1年半でこの日を迎えたことは不思議ではないようにも思えてきます。

20日夜、北陸新幹線でトンネルを幾つも越えて新潟県に戻っても三日月のお月さまがどこまでも着いてきました。心身ともに疲れて帰宅しパソコンに向き合い、都内各所で撮ったたくさんの写真のどれを使おうかと考えながらコタツで少し横になったら、とうとう朝方までうたた寝です。

書き込みたいことがあれもこれもといっぱいでしたが、目が覚めてから『みんなで決める会』の橋本桂子さんのFBの言葉にハッとし、そこに進むべき答えがあるのではと“おぞましき裏ウラ話”などはすべて捨てることに・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

位置エネルギーが高いと、
落下の衝撃も大きい…。

実を落としても、
また花は咲く。...
咲こうとする。

ひどい雨が降っても、
激しい風が吹いても、
林檎の樹は、蕾をつけて、
自然(じねん)を生きている。

枯れることなく、
次の季節にまた実を結べるように。

そして1年半前のみんなで燃えたあの時を思い出し、長澤美穂ちゃんの絵をまたお借りしました。


枝垂れ桜の里“最後の一花”と米山知事の辞任

2018年04月18日 | 日々思うこと

米山知事の突然の女性問題での記者会見から一夜明け、すっきりしない気分のまま雨上がりの午後、能生地域徳合地区の枝垂れ桜の里へ友人のIさんと出発です。

国道から2キロほど入った里山は眩しい新緑で空気もヒンヤリで、今年は古民家ギャラリー「景徳庵」で魚沼市在住の画家、早津剛さん(79)の“かやぶき民家里帰りシリーズin糸魚川”が開催です。

茅葺の「櫻の宿」の枝垂れ桜は今年も風雪に耐えて見事に咲き、早津さんも昨年この角度で描いていました。また同じ枝垂れ桜でも少し近づいても絵になる風景です。

「櫻の宿」の座敷の中に置かれたヤエベニシダレは3月上旬の突風で倒れてしまいましたが、高さ5メートルの生木の枝先にも“最後の一花”を咲かせてその生命力に圧倒されます。

「いっぷく処彦右衛門」でコーヒーとケーキをいただいて帰途に着くと、遠くの紅白の木が気になり車を停めて撮りました。徳合地区にはこのように一つの木で紅白の花が珍しくないようで、里山の原風景に癒されるひと時です。

夕方5時からの米山知事の辞職会見に間に合い帰宅、結局6時からになった各TV局の会見報道を注視です。政治家にウソは付きもののようですが正直すぎる米山知事、女性問題に「そんなことまで言わなくてもいいのよ」と・・・。

夕食は徳合の五目押し寿司と朝どり山菜のウドで、食べ終わる頃に写真を撮り忘れたことにやっと気付くパニック状態の私です。そして同じ魚沼市(旧湯之谷村)出身の米山隆一知事と早津剛さん、大雪で倒れても咲き続ける“最後の一花”とを重ね、特に原発問題では画期的に着手した知事就任一年半の米山県政を振り返る終日です。

※新潟日報『窓』へ“届かぬ県民だより”について、投稿してあったのですが本日掲載されていました。 


「米山知事、辞めないで~!」

2018年04月17日 | 地震・原発

深夜の新潟県米山知事が女性問題で辞任検討という衝撃のニュースで、早朝からメールが届き落ち着きません。知事は15日に週刊文春の取材を受けて本日の公務を全てキャンセルし、午後1時から県庁での記者会見です。

テレビ朝日系列で1時55分から緊急番組で放映されるということで外出を少し延ばして視聴です。ご自身の女性問題を巡って辞職を視野に対応を検討していることについて、「(進退の)結論は出ていない。数日、整理する時間を与えてほしい」と・・・。原発問題を語った時には言葉が詰まって涙ぐんでいる米山知事で、その真面目な人柄が悲しいほど伝わって私も泣きたい思いです。

記者会見を聞いてから外出の私は、気持ちが動揺して東と西の方向を間違えての運転です。折りしも発注していた原発シールが本日刷り上り、何枚撮っても焦点が定まらないヘンテコ写真です。

全国的にも大ヒットの原発シールに今回は新たに『柏崎刈羽原発再稼働 NO!』を加えました。耐水性なので車や郵便受けにも大丈夫で、原発がイヤならせめてこれくらいの意思表示をしようと作成です。(2枚1組200円で、10組以上割引)

夕方、行きつけのスーパーで「JA新潟みらい 木越苺出荷組合」と記載された越後ブランドの越後姫を求めました。出始めの頃は高価な越後姫でしがた、4月に入って価格も下がって甘味も一段と増してきました。

ブログ『10年先のみらい』で現在と未来とを語っていた米山知事、東京電力をはじめとする原発を推進する人たちにとっては“目の上のたんこぶ”でしたから、突然の辞任劇に大喜びのことでしょう。悔しい終日に、米山知事を選んだ県民の私たちにも少し考える時間をと・・・、そして「米山知事、辞めないで~」と叫ぶ私がいます。


癒しの花たちとウソをつく人たち

2018年04月16日 | 日々思うこと

昨日曜日は朝から強風雨で、各地域で催される桜まつりはお気の毒でした。庭の隅の木蓮の花は例年の半分ほどで、満開にならないうちに強風で花びらが散り始めています。

桜の花を追いかけるように咲き出すチューリップ、今日は穏やかな中を上越市まで車を走らせると、国道沿いの植え込みにも地域の人たちの手による彩りのチューチップが咲き誇っています。下の写真は国道8号早川橋の交差点付近の“憩いの広場”で、赤信号の合い間に急いで撮りました。

上越では用を済ませて、4月に入って始めて孫のところで立ち寄りました。幼稚園から帰ってきた孫に私はいつも通り「一緒に遊ぼう」と言うと、「ようちえんでいっぱいあそんできたから」と断られてしまい、一つ進級するとこうも違うものかと娘と苦笑です。

そんなことで問題の多い財務省、その福田事務次官の女性記者へのセクハラ発言は吉本興行のお笑いの世界のようで笑ってしまいます。週刊新潮では「音声データ」も公表ですが、ご当人は「週刊誌報道で記載されているようなやりとりをしたことはなく、心当たりを問われても答えようがない」と否定し、名誉毀損(きそん)で提訴を準備しているそうです。

ウソがまかり通るような国政のおぞましいさの昨今、多くの人たちを癒してくれる季節の花たちと、朝日新聞16日付け朝刊、髙橋純子編集委員の政治断簡です。


春爛漫と報復の連鎖のシリア攻撃

2018年04月14日 | 日々思うこと

ソメイヨシノが葉桜になる頃には市内の枝垂れ桜が満開になり、県立糸魚川高校のセミナーハウス辺りから海川上流の堤防沿いの枝垂れ桜もきれいで、昨日の昼過ぎに近くまで出かけたので少し回り道してきました。

北陸自動車道の高架橋までの数百メートルに植栽され、まだ年数が浅い若木ですが見事で明日の日曜日は地元平牛地区の人たちによる“ひらうし桜まつり”が開催です。

頚城の山々の山頂は雲に覆われていましたが、海川の雪どけの流れと車の騒音と新緑のコラボレーションに佇むひと時です。

今日は上越の娘と珍しく二人で富山市まで出かけました。北陸自動車道を降りて、太郎丸の行きつけの「新とんかつ」へ直行です。美味しい昼食を済ませてレジで若きオーナーへ、糸魚川出身で富山市在住のNさんのことを話すと直ぐに「母のお友だちです」と・・・。

次に「珈琲豆と器の大和屋」へ、ここではいつもお気に入りの和食器を求めていますが、今年のお店の前には利休梅(りきゅうばい)が満開です。こんなにたくさん花を付けたのは珍しいそうで、厳しい冬を耐え抜いた花たちが春を待ちわびていたようです。

6時過ぎに雨の中を帰宅すると、トランプ大統領のシリア攻撃のニュースです。今回はイギリスとフランスも参加で、攻撃の大義名分は化学兵器の使用に対するもので、アベ首相はこのシリア攻撃を受けて「米英仏の決意を支持する」と表明です。いつも犠牲になるのは子どもや女性たちの市民で、また報復の連鎖が始まるのかと重い気分の一日の終わりです。


ウソ改ざんがまかり通るアベ政権でよいの!?

2018年04月12日 | 日々思うこと

愛媛県今治市の加計学園の国家戦略特区の獣医学部新設計画で、4月10日の朝日新聞は「首相案件」記録文書のスクープ報道です。愛媛県や今治市の職員と加計学園幹部が官邸を訪問した201542日の面会記録が発覚、同日夕方の愛媛県中村知事は記者会見で、当時の柳瀬首相秘書官のこれは「首相案件」だという言葉を記録した文書の存在を認めたことに驚きです。

この記者会見はアベ首相にとっては致命的と誰もが受け止めたことでしょう。ところが昨11日の衆院算委員会で、自民党柴山議員の質問に首相は直接のコメントは避けつつ「私から指示を受けた方もいない」と建設計画への関与を否定です

ネトウヨから“女神”とあがめられる櫻井よしこ氏は、産経新聞で「国際情勢が激変する中で日本の政治家、政党はいつまで森友問題なのか、それよりも憲法改正や安全保障を矮小化することは国民への背信である」と力説です。

国民の間でも国会での森友・加計・日報問題の論戦よりも、北朝鮮の方が重要と受け止めている人たちが少なくありません。しかし、この5年間のアベ政権を振り返れば、改ざん・ねつ造は日常茶飯事で巧みに逃げ回ってきたことこそが国民への背信行為であるを見落としてはなりません。代議士が税金や国庫事業を私物化している事案が次々と発覚していることをこのまま放置してよいのでしょうか。

今日の午後は20度近い気温の中を能生地域まで所用で出かけ、そのまま上越市へと車を走らせました。桜はすでに散り、頚城の山々も残雪模様になり移りゆく季節を感じます。夕方近くに行きつけの喫茶店で友人Fさんと待ち合わせ、コーヒーをすすりながらわずか1時間ほどの政治談議で日没前に帰宅です。

明日も晴れ予報のようで、日本テレビ「金曜ロードSHOW!」では一週間前の高畑勲監督の訃報を受け、急きょ『火垂るの墓』を放映ですのでどうぞお見逃しなく。

※深夜のニュースで、愛媛県の担当者らと柳瀬元首相秘書官と面会した際の記録文書が、農水省でも発見されたことを日テレが伝えています。


“魔法のくらし”と誕生日

2018年04月10日 | 日々思うこと

今日は糸魚川一の宮天津神社春の大祭“けんか祭り”で、朝から気温上昇で日中は15度を超す久しぶりの青空です。そして私はこの世に生を受けて74回目の誕生日です。昭和19年、二十歳の母は夫(父)が戦地中国へ出兵中で、3歳年下の妹(私の叔母)と実母と祖母の女系家族を守り続けてきました。その私が20年前に亡くなった母の年齢を超えて、この日を迎えられたことに感謝し限られた人生の時間を考えてゆきたいと思います。

そんな中で注文していた「『魔女の宅急便』が生まれた魔法のくらし 角野栄子の毎日 いろいろ」(角川書店 ¥1480円+税)が本日届き一気に読み通しました。とは言っても小説ではない本書は写真やイラストが多く、どのページにも釘付けです。帯には「世界で一番おしゃれな魔女は、82歳の作家でした」と、児童文学作家の角野栄子さんの日々の暮らしから学ぶ人生を明るく、鮮やかにいきていくための『衣・食・住』のレシピ集です。

2章「かんたん 食いしん坊」での“料理は素材と手抜き”、「季節の素材やいい調味料に気を遣うようになりました」に共感で、私も美味しいものをいただきながら、これからも元気で魔女宅で“魔法のくらし”をしてゆきたい思います。下の写真は初物の妙高産のコゴミ(こごめ)で、さっと茹でてお醤油とマヨネーズが一番シンプルで春を感じます。

そして本日のNHK、ごごナマ おしゃべり日「五木寛之“100歳人生”を生き抜くヒントとは」、人生100年時代を生き抜く具体的なヒントや、70代が黄金期だと語る85歳の五木寛之さんの言葉に耳を傾けるひと時です。

また魚沼市出身で都内在住のブロ友「わのり」さんは80歳を過ぎてのパソコンに精通する方で、本日のブログを拝見してビックリです。2年前の12月4日、糸魚川社会福祉協議会主催で上映の『ベトナムの風に吹かれて』は、松坂慶子さん扮する小松みゆきさん(魚沼出身)の、ベトナムで日本語教師として働き、認知症の母親との暮らしを書いたエッセイ『越後のBaちゃんベトナムへ行く』(角川文庫)の映画化でした。

その小松みゆきさんは今、ベトナムハノイ在住でご親戚ということです。昨年10月、ベトナム残留日本兵の家族による日本訪問番組の日本語版が来週放映というご案内です。遥かなる父の国へ~ベトナム残留日本兵家族の旅~」【BS1】4月15日(日)0:00~1:10(土曜日深夜)
http://www.nhk.or.jp/bs-blog/2000/293841.html


東電破たん処理と『♪一握りの罪』

2018年04月08日 | 地震・原発

今日も花冷えの寒さの冷たい雨風で隣りの孫たちの庭の桜も散り始めて葉桜模様です。午後から上越の孫と娘がやって来たものの、高田公園の夜桜を見に行くからと2時間ほどで風の又三郎のように帰宅ですが、寒さのために夜桜は中止したそうです。

このところ桜の花に目をやっている間に国内の原発再稼働への動きが活発です。東京電力ホールディングスは、日本原電の停止中の東海第二発電所の再稼働に向けて経営支援する方針を決めたニュースに驚きです。福島第一原発事故後、国からの貸し付け金で賠償を続ける東京電力が他社の原発再稼働を支援することへ批判の声が高まっています。

経産省元官僚の古賀茂明さんの7日付け『週プレNEWS』、「今こそ主張したい“東電は存続よりも破綻処理すべき”理由――国民負担はさらに巨額に!」を読みより納得です。http://wpb.shueisha.co.jp/2018/04/07/102644/

またジュリーこと沢田研二さん作詞の『♪一握りの罪』を何度も聞きながらのデスクワークです。

昔 海辺の小さな寂れかけた村に
東電が来て 原発速く作りたいと

国の肝入り工事は 直ぐに道路を通し
海岸や丘を削って
反対意見は軽んじ
機動隊投入

東電も信じた 受け入れ側も信じた
安全神話鵜呑みに
一握り人の罪

海が命の漁師は海が死ぬのを怖れた
村はいびつに裂かれた
一握り人の罪
嗚呼無情

https://www.youtube.com/watch?v=nfh9LZi2yYY&list=RDnfh9LZi2yYY#t=4


レッドカードのアベ政権とアニメの巨匠の訃報

2018年04月06日 | 日々思うこと

今日は孫たちの小学校の入学式で、朝から気温が低く昼頃から冷たい雨の肌寒さです。桜の花に目を奪われる日が続いている中で、国会では大変なことが次々と発覚です。森友学園への国有地売却の8億円の値引き根拠は敷地内のゴミ撤去費用でしたが、昨年2月に理財局職員が学園側へ「トラックを4千台も使って撤去した」との口裏あわせをしていたことを昨日のNHKが伝えています。

また防衛省が国会で「不存在」と説明した陸上自衛隊のイラク派遣時の日報が見つかった問題は、シビリアンコントロール(文民統制)に関わりかねない重大な問題に発展です。陸自の 「問題文書と思わず」という認識といい、ウソの国会答弁を続けていたことに驚くばかりです。さらに空自でも「不存在」としていたイラク日報が相次ぎ発見され、野党は「立法府の存在意義そのものが揺らぎかねない」と反発で、アベ政権はすでに“レッドカード”ですがその認識すらないようですね。

昨日の午後、姫川左岸の東京発電姫七発電所近くの“一本桜”を通ると、厳しい冬に耐え抜いた巨木は今年も威風堂々と枝先までいっぱいの花を咲かせていました。直ぐ傍には数年前に枝垂れ桜の苗木が植えられましたが、まだ幼い木ながら見事な花ぶりで将来が楽しみです。

また姫川右岸のホームセンター裏の堤防近くに目を留める人もいないであろう一本の桜の大木がいつも気になっています。写真の根元辺りには対岸の東京発電姫七発電所を見ることができ、私はこのように群れずに立つ“一本桜”が好きです。 

アニメの巨匠で大好きな高畑勲さん(82)の訃報です。1985年に宮崎駿さんとスタジオジブリを立ち上げ、88年の映画「火垂るの墓」(原作 野坂昭如 直木賞受賞小説)は幼い頃の戦争体験がなかったら作っていなかったといわれる作品です。私はこれほど悲しいアニメをいつまでも忘れることができず、そして巨木が倒れてしまったような衝撃です。

スタジオジブリが発行する小冊子『熱風』で「憲法改正」が特集されています。小冊子は発売直後に完売ですが、宮崎駿監督、鈴木敏夫プロデューサー、高畑勲監督らジブリスタッフのみなさんの憲法に対する思いを読むことができます。ジブリの小冊子・「熱風」(2013年7月号)


春の高校野球と桜の花のコミュニケーション

2018年04月04日 | 日々思うこと

今日は春の選抜高等学校野球大会の決勝戦で、ゆっくり観戦することなくあっという間に終わりです。今年は第90回記念大会だそうで、春の高校野球といえば40年以上も前、初めて都内の産院で出産しベット横のラジオから実況が流れていたことを思い出します。

この年の都内の桜は見事で、長女の名前を「さくら」にしょうと思ったほどでしたが、新潟から母の代理で上京していた叔母が「一年中、さくらちゃんではかわいそう」の一言で断念・・・、桜の花を見る度に“笑い話し”の一つです。

また3年後の8月、次女の出産時も同じ世田谷区内の産院で、この時は猛夏の高校野球大会の真っ只中で、私にとって春夏の高校野球大会とも人生の大きな節目となってきました。

今日は天気予報通りに冷え込み黄砂も加わって桜の花も霞む空模様で、午後からは久しぶりの雨で天の恵みに感謝です。須沢地区の健康づくりセンター「はぴねす」の満開の桜もこの寒暖差で何だか寒そうです。

昼食は美味しいものを食べて元気を出そうと、久しぶりに大和川地区の和食処「さくら」へ・・・。器や箸置きも桜のカタチで、山の幸のコゴミや海の幸のエゴなど1汁8菜の身体にやさしいホッとするひと時です。

ところで6日開幕の上越市の高田城百万人観桜会は、会期より7日早くに開花し、前倒しで公園内のぼんぼり点灯やライトアップです。日本三大夜桜とあって大勢の人たちが桜の花に引き寄せられて、fb「お友達」の上越市の小児科医は満開の桜を撮り「☆サクラが爆発だ(^_-)」と・・・。

そんなことで春は駆け足ですが、桜ほど四季を通して人と人とのコミュニケーションを盛り上げる花はないのではと思う一日の終わりです。