すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

出口調査で当確の小池百合子氏

2016年07月31日 | 日々思うこと

今夜8時NHK総合TV、都知事選の出口調査で小池百合子氏の当確を伝えているので何かの間違えかとビックリです。先の参院選で出口調査などは当てにならないと思っていただけに驚くばかりです。

昨年の国会前で安保法制を反対していた鳥越俊太郎氏、方や国会議員として安保法制に賛成をしていた元防衛大臣の小池百合子氏、両極端な候補者でしたが首都東京の有権者は小池百合子氏を選んだということでガッカリです。

  (写真の都庁はwiki らお借りしました)

舛添前都知事の辞職に伴う17日間の都知事選でしたが、都知事が3代続けて任期途中に辞職で、その選挙費用は1回50億円ともいわれています。また東京都の年間予算は13兆3千億円という巨額さで、これはスウェーデンの国家予算に匹敵するものです。また都は国の交付金や補助金に依存してい ないため、都知事はその巨額の予算の裁量権も大きく、軍事オタクで原発推進の小池百合子新知事を注視です。

ご近所のゴーヤも日よけ効果抜群の成長ぶりで、いよいよ本格的な暑さになりました。我が家は西日がもろに当たるので、玄関の庇には毎年「よしず」を1枚敷いてのエコ対策ですが、今日は午前中から室温32度の暑さです。

参院選オール野党統一候補の森ゆう子さんの応援に明け暮れで、文月7月も6月と同様にあっという間に終わりです。日々「森・もり」の忙しさに追われて「安倍」が何処かへいってしまうトンでもない間違いをしてしまいました。

月刊『食べもの通信』8月号コラム「ひびき」の担当で、原稿締め切りを少し過ぎてギリギリ送信し、最終的な校正が10日になりました。この日は投開票日とあって森ゆうこ上越事務所へ・・・、深夜まで留守になり翌11日朝一で入稿前の本文を一部修正し一件落着でした。ところがコラムタイトル「核と人類は共存できない 脱原発は平和への道」の本文、安倍政権を安部政権と初稿の段階での打ち間違いで、本誌が刷り上ってビックリポンです。

実は昨年、96歳の俳人の金子兜太(とうた)さんの「アベ政治を許さない」以来、兜太さんにあやかって漢字変換をすることなく「アベ」で通してきたことで「安倍」への認識に欠けてしまいました。9月号で訂正が入りますが、定期購読の皆さまは目を通して驚かれたことと思います。

明日から葉月8月、お盆もくるのでまた忙しくなりますが、先ずはしっかりと食べて夏風邪や熱中症にならないように心がけねばなりません。皆さまもどうぞご自愛ください。


真夏の脱原発行動と都知事選

2016年07月29日 | 地震・原発

昨日の「原発再稼働STOP!」のポスター写真は、作成前のものを貼り付けてしまいました。A3版に刷り上って各方面へ配布するとこれがなかなか好評で、ご希望の方には約10センチ四方の耐水性シールともお分けしています。

昨日は朝から蒸し暑く、部活動を終えた上の孫を小学校校門で待ち受けて、そのまま「サンドリームおうみ」での水泳教室へ直行・・・、しばらくこのパターンが続きます。隣接する中学校の駐輪場には夏休みの部活動でしょうか、いつもと変わらず自転車がずらりと並んでいます。反対側の駐車場横の植え込みは手入れが行き届き、夏を代表するムクゲと百日紅(さるすべり)の紅白のコントラストがきれいです。

今日も午前中から太陽はジリジリと真夏の天候ですが、外からいい風が入ってくるのでエアコンは午後の室温が32度を超えた時だけ、毛皮を羽織っている玄関先の愛犬のためを口実に使っています。ところが冷房しか使用しない10年目のエアコンが不調で、室内機からポタポタ水が垂れてカーテンがびしょびしょになり電気店に電話です。

ところで40年も稼働した原発を経年劣化がないとして、さらに延長という一般常識では考えられない危険極まりない再稼動、子どもや孫たちのために何としても止めなければなりません。夕方からの「29日」スタンディングは「戦争法廃止」と合わせて“脱原発・金曜行動”で、ラミネート加工したポスター数枚を持参です。9月3日には“なくそテ原発”柏崎大集会があるので、このポスターをA2版に拡大印刷して活用することになりました。

都知事選もいよいよ最終盤で、「1に平和、2に憲法、3に脱原発」を訴えている鳥越俊太郎候補ですが、この3点だけみても小池百合子候補は正反対です。そして炎天下の午後、都内渋谷ハチ公前でご高齢の澤地久枝さんは、「憲法を守り、原発ストップを明言しているのは鳥越さんだけ」と・・・。瀬戸内寂聴さんも応援を明言という熱い暑い真夏の都知事選です。


映画「風の波紋」と人のつながり

2016年07月27日 | 本・雑誌・映画

昨日は梅雨が明けたというのに雨降りで、JR大糸線は運休です。上越市も大雨で夜8時半を過ぎて正善寺川の増水で市内一部地域に「避難準備情報」が出されました。

一夜明けて、上越市高田で24時間雨量が観測史上最大の229㍉(午前7時現在)という大雨で土砂崩れも発生し、知り合い市議らのフェイスブックからその様子が伝わってきました。防災とはいうものの自然の力は予測できず、地震だけでなく水害の脅威に人は成すすべがないようです。

午前中は下の孫をプール教室へ送って行き、その後は上の孫が部活動から帰宅し昼食の準備で、午後1時過ぎに上越市へと車を走らせました。日本海も青く波静かで途中の能生地域の海岸には海水浴を楽しむ人たちでいっぱいです。ところが上越市に入り有間川辺りでは、桑取川からの濁流で海はドロ色に変わり上流の山間地が大雨だったことが分かります。

上越文化会館で3時から、JAえちご上越主催で“食と農といのち”を考える15周年行事として映画『風の波紋』の上映会があり、昨夜その入場券が友人のT子さんから手に入ることになったので急に出かけることになりました。開場前からすでに大勢の人たちが並んでおり、T子さんは急用で来れずお友達のSさんから入場券を受け取り、やっと会場のかなり後席を確保することができました。

この映画の小林茂監督とは古くからの知り合いで、ドキュメンタリー映画『阿賀に生きる』では当時カメラマンで、旧青海町へもスタッフ数人で来られたことがありました。『風の波紋』は十日町市松之山の越後妻有(つまり)の雪深い村に都会から移り住んだ木暮さんご夫婦を中心に、里山暮らしの人々たちと自然を描いた話題作です。

東日本大震災の翌日3月12日に長野県北部地震が起こり、木暮さんの茅葺の家は全壊し再建を決意、地域の人たちが力を持ち寄る新しいかたちの“結(ゆい)”が息づいていることを見事に描いています。手間を惜しまず丹念に育てられた米や野菜が人々の日々の暮らしを彩るように、心をこめて作られた作品であることが伝わってきます。

映画では有機農業研究会でのお仲間たちも登場したりと、人と人とのつながりに目を見張りました。またこの日初対面のSさんとの会話で驚いたことに、去る3月に「原発再稼働STOP!」の小さなシールをポスターに作成しましたが、人から人へと伝わりその一枚をSさんは7月1日の平和行進に持参したところ、ポスターは上越から長野へバトンタッチされたというので、映画と共にその“波紋”に感激の一日でした。


映画「不思議なクニの憲法」と「ポケモンGO」と

2016年07月25日 | 本・雑誌・映画

昨日は松井久子監督の話題作『不思議なクニの憲法』を上越市民プラザで観てきました。前評判通りの映画で、冒頭では元外交官で評論家の孫崎享さんがアベ政治のウソの数々を指摘で、憲法学者の早稲田大学長谷部恭男教授や、作家の瀬戸内寂聴さんらが登場です。

見ごたえのある2時間に及ぶドキュメンタリー映画で、最後は元文部大臣で公益財団法人日本ユニセフ協会会長の赤松良子さんが、現政権に「3分の2」議席を与えてはならない、有権者の半分は女性であると訴えていました。

この映画が完成したのは4月半ばで、参院選前に上映会が全国にもっと広がっていたら少し違った結果になっていたかもしれないと思いました。しかし「憲法は難しいから」と足を運ぶ人たちが限定されるかもしれず、この日は長岡で映画を見て来た上越市のKさんの主催でした。ところが土日にも関わらずあまりにも少ない観客で、受付けには自民党憲法改正草案コピーがたくさん残っていました。

ところで今、巷はスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」の話題で持ちきりで、大の大人が夢中になっている光景をTV画面で見るにつけ驚くばかりです。CIAとつながりのある「ポケモンGO」をロシア国内で禁止という「世界の裏側ニュース」もあり、日本国内での熱狂的な伝え方に首を傾げてしまいます。http://ameblo.jp/wake-up-japan/entry-12183245773.html

今朝は8時前に「今日からよろしくお願いします」と隣りの孫たちがやって来て、いよいよ私の方も“夏休みモード”で、宿題(?)を見たり昼食の準備などで追われました。午後1時過ぎに根知のお母さん(孫たちの祖母)と交代し、私は「憲法を守る糸魚川共同センター」の拡大役員会へと急ぎました。

参院選での取り組みと反省点などの総括の後、映画『不思議なクニの憲法』の市内上映会を提案です。日本国民へのメッセージを今、憲法を変えようとする多くの人たちにも観てほしいと願う一日の終わりです。


問題の多い小選挙区制

2016年07月23日 | 日々思うこと

参院選を終えて2週間になろうとしている中で、東京都民ではないけれど都知事選に注目です。相手候補を落とすためなら手段を選ばず週刊誌を使ってまでの中傷で、小池百合子流に言うと「これが選挙なんですよ」でしょうか。

ところで新潟選挙区において「1人区」の激戦になり、その定数削減について自民党支持者らからも批判の声が上がっています。小選挙区制度は導入前に自民党に有利な選挙制度で、民意を反映しないことや違憲であると議論されてきました。結果的に議席を失えば、自民党内部からの声も当然かもしれません。

中原候補に一票を投じた55万人以上の人たちとも、これから新潟の新しい社会をつくる仲間であってほしいと思います。そしてこの国を正すためには多様の意見があって当然ですが、憲法の下で立憲主義を踏みにじることは許されず、閣議決定だけでその解釈を変えてはいけないことを「3分の2」議席を認めた人たちに理解してほしいものです。

梅雨明けの正午の気温は26度、湿度74%の蒸し暑さです。家の近くのシーサイドパーク多目的広場は夕方からの“おうみ祭り”で、周囲に夜店テントが張られ準備OKです。明日は朝から出入りの造園屋さんが来ることになって、私は庭の元気な草たちと汗だくの格闘ですがまだ“道なかば”です。

5月23日ブログ「知らずに浴びている電磁波の危険性」をフェイスブックにリンク設定してから丁度2ヶ月が経過しました。劇作家の井上ひさしさん曰く“記録は記憶”で、一週間前の出来事も忘れてしまい書き綴っておいてよかったと思います。それにしても毎日小まめに書き込めたものだと我ながら感心で、娘たちから「パソコンオタク」と言われても仕方がないようです。

参院選を区切りにして、ここでリンク設定を止めようかと思案しましたが、「いいね!」のボッチが少なくても確実にフェイスブックからのアクセスが増えているので、これからは隔日ペースで続けようと思います。拙い文章とピンボケ写真ですが、どうぞよろしくお願いいたします。


首都圏の節電効果で原発は

2016年07月22日 | 地震・原発

泉田知事は昨21日、東京電力福島第一原発の事故後、初めての現地視察です。10月に知事選を控え、柏崎刈羽原発の再稼働問題が争点とみられる中での視察だけに注目です。視察後のインタビューで泉田知事は「再稼働の議論のためには事故の検証と総括が先」という認識を改めて示し、「廃炉に向けた作業など東京電力を社会全体でサポートする必要がある」と述べていました。

東電と政府が昨年6月にまとめた工程表では、4号機に続いて1~3号機の原子炉で溶け落ちた核燃料は最速で2020年度から取り出し始めるそうですが、どうやって取り出すかは未定です。原発は運転終了後も、放射性物質を施設外に漏らさないよう安全に管理する必要があり、廃炉費用は中型原子炉(80万キロワット級)では440億〜620億円ともいわれています。

ところで首都圏の夏のピーク時の電気使用量は、福島原発事故後の節電効果で、出力800万キロワットも減少していることが国のデータで示されています。これは首都圏の電力を担う東京電力柏崎刈羽原発全7基(合計出力821万キロワット)に相当ですから、柏崎刈羽原発の再稼働は必要がないともいえることです。

 

「新潟県エコ事業所制度」は自ら率先してCO2削減を実践する事業所を募集し、県と事業所が一緒になって、新潟県の地球温暖化防止の取組を推進していく制度です。http://www.pref.niigata.lg.jp/kankyokikaku/1356840595033.html

根知谷のブルーベリーが届きました。前回の時よりも甘みが増しているようで、今回はジャムではなく冷凍で保存しておこうと思います。そして今日は北陸地方が梅雨明けだそうですが新潟県は関東甲信越?・・・、でも今年は北陸地方に含まれての梅雨明けです。明日から孫たちは長い夏休みで、私のライフスタイルも少し変わります。


瑞穂の国の「マガジン9」

2016年07月21日 | 日々思うこと

今朝はどんより雲の中を高速道で上越市へと車を走らせました。糸魚川インターCから約45キロの区間にトンネルが15本程で、周辺の里山はもう夏景色です。今日の目的は孫の子守りで3時を過ぎて帰途に着き、途中で姫川桜つつみの辺りから姫七発電所をバックに青々とした水田を撮りました。

遠くの雨飾山は雲に隠れていますが、堤防沿いの桜並木は緑が一段と濃くなりました。美味しいお米ができるには水が大切で、ここ姫川水系のお米は当地域でも格別です。稲の根元をよく見ると「中干し」というのでしょうか水田には水がありませんが、瑞穂の国を感じる風景です。

本日、米軍普天間基地の辺野古への移設問題で、国が沖縄県を提訴するというひどいことになっています。高江のヘリパット工事も強行され、この国に民主主義が存在しているのか、沖縄は日本の国ではないのかと憤ってしまいます。

「マガジン9」はお薦めのサイトで、三上智恵さんの「沖縄撮影日記」や、東京外国語大学の伊勢崎賢治教授が日米地位協定は沖縄だけの問題ではないと訴えています。また参院選で「3分の2」を占める自民党が優先的に議論を進めようとしているのが「国会議員の任期延長」で一見問題がよく見えませんが、小口幸人弁護士が時の政権に都合よく濫用される恐れがあり「危険で不必要」と分かりやすく述べています。

東京都知事選についても、小池百合子候補が都知事になることで起こりうる大問題を取り上げて、「女性だったら誰でもいいというわけではない!」と指摘しています。http://www.magazine9.jp/


都知事選挑戦の鳥越俊太郎さん

2016年07月20日 | 日々思うこと

一年前の鳥越俊太郎さん、「gooブログ一年前の記事」では18日に国会議事堂前で澤地久枝さんと「アベ政治は許さない」を掲げていたことを書き込んでいました。して今、都知事選に立候補ですから見上げるまでの反骨精神です。

昨夜のフジテレビ「バイキング」で立候補者主な3人の討論会があり、目をこすりながらしばし視聴です。小池百合子候補は街頭演説で、「(鳥越候補を)政策のない、病み上がりの人」と極めて差別的な発言していたことを鳥越候補から指摘されると、笑いながら「言っていない、記憶にないです」などと発言自体を否定です。

ところが鳥越候補に証拠を提示され「がんサバイバーに対する大変な差別、偏見だ」と抗議を受けると一転、「もし言っていたならば、失礼なことを申し上げて恐縮です」と謝罪でした。しかしこの直後に、上から目線で「これが選挙なんですよ(中傷をしても許される)」と開き直りの本音が見えてしまいました。

そういえば小池百合子氏といえば、自民党を陰で支える右翼団体「日本会議」の下部組織「日本会議国会議員懇談会」の副会長です。その日本会議が求めてきたのが憲法改正であり、自民党憲法草案として形になった背景を見逃してはなりません。そんなことを平気で隠す小池候補は、自民党とケンカをしているような印象ですが離党も除名もされておらず、有権者の同情票を狙っている強かさです。

また一年前の19日朝のNHK「日曜討論」安保法案について、自民党高村副総裁の発言で気になったことを記憶に留めておこうと書き込んでいました。先ず高村副総裁は「安保法制の改正については衆参選挙の公約で、その責任がある」と、そして「これは憲政の常道」と言い出し、「国民の平和と安全を守るために必要なことをやってきたのが自民党の誇るべき歴史だ」と言い切っていました。さらに「国民は政治家よりも憲法学者の方が偉いと思っている」と、人を見下した驚くべき発言でした。

一年前に植えた鉢植えのブルーベリーに実がつかないので、昨日ホームセンターで苗木を1本購入したのですが・・・。

あれから一年の参院選挙を終えた今、都知事選で有権者はどんな選択をするのでしょうか。14年の都知事選に立候補した細川護熙元首相は東京から「脱原発」を訴えていましたが、今回はどなたも原発問題をスルーなので残念です。そしてテレビのタブーに挑んできた昭和の司会者大橋巨泉さん、死を意識する壮絶な状況の中での“最後の遺言”は参院選を前に安倍政権への痛烈な批判でしたが、この点についてはメディアからは伝わることがない終日です。

※月刊『食べもの通信』4月号では、鳥越俊太郎さんへインタビュー“がん克服と憲法9条を語る”を掲載です。(3月取材) http://shuntorigoe.com/pg266.html


沖縄やんばる高江のヘリパット工事

2016年07月19日 | 日々思うこと

忘れもしない昨年の9月19日は参議院本会議において安保関連法案が可決成立、あれから丁度10ヶ月が経過し、今日は夕方5時半から「19日」のスタンディングです。上越の馬場弁護士が制作したA1版の平和憲法大判パネルは、森ゆうこ上越事務所で使っていた2枚をいただき合計4枚になり、下の「7/10参議院議員選挙」をうまく隠しての活用で、これが行き交う人たちにかなり目立っているようです。

家の近くの須沢臨海公園「ドームなぎさ」の人口芝張り工事もようやく完了で、東側に隣接するオートキャンプ場もいよいよ8月1日からオープンです。また23・24日に青海地域の夏の“おうみ祭り”とあって、公園周辺の草刈りも進んでいます。

工事といえば、参院選が終わって翌日の沖縄がトンでもないことになっていることが、映画監督でジャーナリストの三上智恵さんのフェイスブックから伝わってきます。参院選で伊波洋一候補は現職の沖縄・北方担当大臣の島尻安伊子候補に10万6千票の大差で当選でした。ところが「基地NO!」をアベ政権に突きつけたはずが、北部のやんばる東村高江のヘリパッド(ヘリコプター着陸帯)工事が22日に強行されようとしています。住民約160人の小さな集落へ機動隊が500人という、ここまで酷いことをするのかと憤ってしまう「19日」です。http://download-takae.tumblr.com/


原発はいらない!“自然と人間の共生”

2016年07月18日 | 地震・原発

昨夜、新潟大学立石雅昭名誉教授のフェイスブックから、島根県の中国電力島根原発について「1号機を廃炉にすると決めています。3号機は建設がほぼ終了。着々と手を打っていたのですね。福島原発事故前の54基には入っていなくて、建設許可中だったのです。現在、再稼働を申請しているのは2号機・・・」と伝わり驚きました。

島根原発は日本で唯一県庁所在地(松江市)に立地する原子力発電所で、1号機の廃炉が注目されていましたが、3号機の建設は初耳でした。参院選で「3分の2」議席を獲得したアベ政権は、憲法改正だけでなく原発再稼働へと一気に進むことを危惧してしまいます。

また就寝前に、愛媛県の四国電力伊方原発3号機で冷却水ポンプのトラブルがあり、今月末の再稼働は8月上旬にというニュースが伝わってきました。伊方原発3号機は1994年(H5)に営業運転開始、燃料は低濃縮二酸化ウラン・プルトニウム混合酸化物で、原発の近くには長大な活断層(中央構造線断層帯)を伴った中央構造線があることも見落としてはなりません。

写真のバラは隣りの孫たちの駐車場横の花壇のピエール・ドゥ・ロンサールで、5月に咲き誇りフェイスブックのカバー写真にしたものです。四季咲きではないのにこうしてまた返り咲きで、森ゆう子議員の当選と重ねながら目を細めています。

(写真は国立西洋美術館HPから借用)

三連休最後の今日は朝から霧雨で、午後からNHK総合『探検!世界遺産 国立西洋美術館~ル・コルビジェの夢~』を視聴です。上野駅から歩いて行ける“西美”は昨17日に世界遺産に登録され、近代建築の父ともいわれたル・コルビジェの日本で唯一の作品で、1959年(S34年)開館です。1998年に日本で初めて地下を含めすべてを地盤から絶縁する大規模な免震レトロフィット工事を行っていますが、57年前の建物でありながら自然光で作品を見せようとした先見性など、“自然と人間の共生”をテーマにしていたことが伝わる番組でした。

九州・中国などの西日本と東海では梅雨明けで、核エネルギーと人間は永遠に共生できないことを痛感し、地震列島にこれ以上の原発建設だけでなく再稼働も止めなければ子どもたち孫たちの未来はトンでもないことになると再認識の「海の日」です。  


平和であればこその食べ物とTPP

2016年07月17日 | 日々思うこと

長野県でかなり雨が降ったのでしょうか、今日の姫川は濁流です。国の政治と同じで、川の上流が濁ると当然のことながら下流も濁ってしまいます。

参院選の後にはTPP(環太平洋連携協定)が一気に加速するとみられてきました。TPP交渉の妥結で国内の農産物市場、特に“聖域”に位置付けられたコメについても政府は、米国に無関税輸入枠を新設するなど大幅な譲歩を迫られていました。

海外産品との競争が激しくなる国内農家への打撃は避けられそうありませんが、先日の『食べもの通信』の会議では、牛乳の功罪についてのブックレットを発刊するに当たり、先ずは国内酪農家に直撃するであろうと話題になりました。政治家が国民の食料を外交カードに使うとは断じて許されないことで、平和が守られてこその食べ物で食料自給率の低さを案じてしまいます。

また「ISD条項」の設置を始め、医療・保険分野の大改革、金融分野の統合、農業分野の無差別な開放がTPPに盛り込まれています。これはTPP条約の一部に過ぎず、農業以外の分野もTPPで強制的に破壊されることになるのです。地方議会でもTPP条約の危険性を甘く見ている議員があまりにも多く、市民目線で未来のいのちをしっかり見据えてと願わずにはいられません。 

梅雨も明けぬというのに庭の隅のムクゲの花がどんどん咲き出して、その高さは隣家の軒下を超えて3メートルにもなって見上げるばかりで、花後は高枝ハサミで剪定です。ムクゲはアオイ科の一日花で夏の茶花としても重宝され、毎日たゆまなく咲き続け韓国の国花になっています。ところで今からこんなに咲いていては真夏に咲き出すツボミがなくなってしまうのではと、TPP問題と食料自給率と合わせて案じてしまう蒸し暑い日曜日です。


「とと姉ちゃん」と出版業界の今昔

2016年07月16日 | 本・雑誌・映画

雑誌『暮しの手帖』を創った大橋鎮子さんモデルのNHK朝ドラの「とと姉ちゃん」、先週は一銭五厘の赤紙で召集された人々と敗戦の東京を丁寧に描いています。大橋鎮子さんは花森安治さん(ドラマでは唐沢寿明さん演じる花山伊佐次)と共に衣裳研究所を設立し、ファッション雑誌『スタイルブック』を創刊することになりました。

そして花森安治編集長の『スタイルブック』では、反物を活用して洋服を作る直線縫いなどの企画でヒットしたものの、巷にはパクリ本が出てきて確か5号位で廃刊です。ところで花森安冶さんは帝国大学文学部美学美術史学科に入学し、当時6万部を発行していたという帝国大学の学生新聞に携わっていた才能の持ち主でもありました。

先日、求めた『暮らしの手帖』と一緒に1946年夏の『スタイルブック』(定価12円・送料50銭)の復刻版が入っており、花森安冶さんのデザインは70年が経過しても古さを感じさせない斬新的なものです。1948年に生活雑誌『美しい暮しの手帖』(後に『暮しの手帖』と改題)となり、生活者の側に立っての提案や長期間・長時間の商品使用実験を行ってきたユニークな雑誌です。

また『暮しの手帖』の表紙画は、創刊号から死の直前に発行された第2世紀52号まで、全て花森安冶さんの手によるもので、デザイン集も出版されるほどの人気です。

ところで活字離れで出版業界は火の車であることを月刊『食べもの通信』の役員の一人として痛感してきました。数年に財政危機に直面し廃刊を余儀なくされ、役員体制を見直して合同出版社に間借りし、私は家庭栄養研究会の副会長となり今日に至っております。2013年春までは市議会での公務優先でしたが、その後は毎月の役員会議に出席するなど深く運営に関わっています。また本誌は専門分野の方たちだけでなく、地方議員の人たちにも広く読まれ、多くの皆さまの支えで創刊46周年545号まで続けることができました。

参院選を終えて今度は『食べもの通信』読者拡大というミッションに熱くなっている週末です。未読の方へは見本誌を直送しますので、どうぞよろしくお願いいたします。

『食べもの通信』家庭栄養研究会 http://www.tabemonotuushin.co.jp/

そして忘れもしない昨年の7月15日、衆院特別委員会で「国民の命と暮らし」に直結する10本もの法律を一つに束ねて、安保関連法案を強行採決した日です。わずか一国会の審議で成立させたことは政治の暴走に他なりません。また9年前の16日は、柏崎・刈羽地方を震撼させた中越沖地震で、今日は地震が発生した10時13分に私は知り合いの告別式に参列で、いのちと向き合いながら忘れてはならないことを再認識の終日です。


「生命尊重を行政の基本姿勢」の沢内村のこと

2016年07月15日 | 日々思うこと

参院選を終え頭のスイッチを切り替えて、今朝は月刊『食べもの通信』編集の家庭栄養研究会の役員会で上京です。都心はどんより雲で何処で都知事選をやっているのかと思うほどで、会議の千代田区九段下へと急ぐといつもと変わらぬ光景です。

役員の人たちから先ず参院選について、「森ゆう子さん、当選してよかったわね」と、その次は「森さんって、あの国会で机に上がって・・・」と言い出すので笑ってしまいました。どうも武闘派森ゆう子議員としての印象が強いようで、「あの頃とは違って今はね」と選挙戦で子ども連れのママたちや保育ルームのような選挙事務所のことを話すと、そのユニークさに皆さん驚きでした。

写真は今朝の新幹線糸魚川駅から臨む駒ケ岳で、新潟焼山や雨飾山は雲の中です。

驚いたといえば、家庭栄養研究会へ岩手県西和賀郡の旧沢内村(現在は旧湯田町と合併し西和賀町)の湯田小学校PTAから講演依頼があり、役員で元学校栄養士のFさんとTさんのお二人が6月末に行って来られたという報告がありビックリです。

実は昨日、上越市議会厚生常任委員会で旧沢内村へ視察していることを牧田議員がフェイスブックに書き込んでおり、私も懐かしく昨夜コメントをしたばかりでした。沢内村といえば豪雪と貧困、多病多死に苦しめられていた同村において、「生命尊重を行政の基本姿勢」とし逆境を克服してきた深澤晟雄村長がいました。全国初の老人の医療費無料化を実施し、日本ではじめて乳児死亡ゼロを達成し、映画いのちの山河~日本の青空II~」(2009年)にもなりました。

また30年ほど前の夏、子どもがまだ小さかった頃に糸魚川小学校の体育館で市職労主催で、深澤村長の理念を引き継いだ当時の大田祖電村長の講演を聴いたことがあります。その後の私の議会活動で「生命尊重は行政の基本姿勢」を掲げ、旧青海町議会でも沢内村を視察したことがあります。

ところで一番不思議だったのは、なぜ当研究会へ東北の小さな町から講演の依頼があったのかということでした。それは医療法人「さわうち協立診療所」で月刊『食べもの通信』を定期購読してくださり、そこから小学校栄養士も読者であることなどが分かりました。また診療所では本誌の掲載記事を待合室に貼ってあったそうで、“保健師の聖地”といわれる旧沢内村で医師や看護師、保健師の皆さんが『食べもの通信』を読んでくださっていることに嬉しくなり、今夜はそのことを書き込もうと心熱くして帰途に着きました。


原発再稼働を問うた鹿児島県知事選と

2016年07月14日 | 地震・原発

参院選の陰で見えなかった鹿児島県知事選、元テレビ朝日コメンテーターの三反園訓氏(58)が現職を破り初当選です。川内原発再稼働の中で三反園氏は、「県民が主役の政治を進めていきたい」と訴えてきました。そして「熊本地震を受けて、原発をいったん停止して再点検・・・、安全性が確保されていない原発を動かすわけにはいかない。原発のない社会をつくるという方向にどう持っていくかがトップの役割・・・」と素晴らしい主張です。

一方、本日告示の都知事選、自民公明推薦の元岩手県知事の増田寛也氏は元建設官僚の世襲議員で、原賠機構で東電救済後に東京電力の社外取締役に就任でしたが、都知事選立候補のため先日辞任です。原発は「トイレなきマンション」とも言われ、増田氏はこの3月末まで、最終処分を検討してきた経産省の作業部会で使用済み核燃料最終処分場選定の委員長でした。

高レベル放射性廃棄物は、原発の使用済み核燃料を再処理した後に出るもので、国内に約1万7000トンあり、原発を動かせば増え続けるのは当然です。電力の大消費地の東京で原発問題を都民に問うてもよいのではと思いますが、不都合なことを国民に隠し続けるアベ首相と同類であることを見逃してはなりません。

九州熊本地方を襲った大地震から3ヶ月、避難生活者は4500人を超え復旧復興が進まない中で大雨による被害も続出で、今はメディアから忘れ去られたかのようです。今日も蒸し暑い一日で、夕方から雨が降り続いています。ご近所のゴーヤはいつの間にか塀の高さを超えて小さな黄色い花がいっぱいで、西日を遮る効果は抜群のようです。

今年も根知谷のブルーベリーが届いたのでジャム作りです。瓶をしっかりと煮沸しておくと保存期間が長く重宝です。また甘酒はエアコンや扇風機のない江戸時代には夏の飲み物で、疲れ気味の体には消化もよく栄養たっぷりなのでおすすめです。行きつけのスーパーで南魚沼市の八海醸造の麹だけで作られたものが置いてあるので求めています。

ところで「選挙では人がよく見えてくる」とよく言われる言葉ですが、今回の参院選でも良くも悪くもいろんなことが見え過ぎてしまいました。7月も早や半ばで少しずつ元のスローライフに戻って、晴れ間を見て台所でドカッと溜まった生ゴミの処理などに勤しみました。これまでコメントやいろんなご意見をお寄せいただきましたこと、ありがとうございました。


新潟選挙区、明暗を分けた上越での戦い

2016年07月13日 | 日々思うこと

参院選の投開票日から2日目の昨日、森ゆうこ上越事務所の大通りに面した窓ガラスのポスターなども剥がされ、本日事務所は閉鎖されました。いろいろな人たちが集まってきた選挙事務所らしからぬ保育ルームのような空間は、森ゆう子議員ご本人の希望でありました。

新潟選挙区が“1人区”になって激戦の明暗を分けた上越での戦いをしっかりと総括して次へつなげるため、今夜“オールドエイジ”で集まろうとお誘いがあり夕方から出かけました。場所は仲町の繁華街のお寿司屋さんで、駐車場の確保のためネットで調べて行ったものの一方通行で大変・・・、上越は糸魚川とは比較にならない“都会”です。

定例調整会議に出席していた数人だけと思いきや、選挙を陰で支えてくださった人たちやスペシャルゲストとして事務所常駐のNさんが加わったので少し平均年齢が下がり総勢11名です。馬場先生は法律事務所の仕事が溜まっていることで不参加で、K先生が昨年8月のかに池公園での「戦争法反対大集会」からこれまでの市民活動と、「市民とオール野党」として参院選へとつながった記録を写真入で丁寧にまとめてくださいました。

また司会進行がO女史できめ細かな気配りで、各人がそれぞれの選挙体験などを語り合い、最後の閉めはゲームで景品をいただきました。正式な総括会議は後日に開催されるそうですが、改めて市民とオール野党が結集した上越での戦いは、若い世代へとつながってゆくことを感じる有意義な集まりで、9時半を過ぎて小雨の中を山麓線から国道8号に出て、11時近くに無事帰宅です。