すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

「正当な記事へ圧力」という新潟日報

2016年08月31日 | 日々思うこと

今朝の新潟日報、スゴイですね。泉田知事が昨日、出馬撤回で新潟日報を名指しで批判したことで、「正当な記事へ圧力」と本社執行役員の服部誠司編集局長が「新潟日報社の社会的信用・評価をおとしめる行為であり、断固として抗議します。」と・・・。

また原発報道について、「知事は今回、本紙原発報道に対しても県民の生命・健康を守る上で重要な論点の報道はないと批判しましたが、これも全くの事実無根です。新潟日報社の原発報道は一貫して県民の安全を最優先に取り組んでいます。新潟日報社の基本姿勢は紙面を通じて県民、読者に真実を明らかにすることです。」と・・・。

「う~ん」、何だか自社の保身性が露呈ではないでしょうか。以前、新潟日報事業社の月刊情報誌『キャレル』への東京電力の広告掲載について書き込んでいますが、新潟日報本紙にも東京電力が広告を出しているだけに、これで県民読者は理解できるのかと首を傾げてしまいまいます。

東京電力のローカルTV局へのゴールデンタイムの広告といい、新潟市に昨年4月に新潟本社を置いた電力会社の強かさといい、政府と一体となった組織ぐるみの“泉田包囲”で、かつての福島県知事だった佐藤栄佐久氏に似たキナ臭さを感じるのは私だけではなさそうです。

ところで新潟日報は「県民、読者に真実を明らかにすることです」と言いながら、本日驚いた記事があります。原発県民投票の「みんなで決める会」代表の橋本桂子さんへ取材をし、コメントの最後を「がっかりした」で結んで「知事に失望した」かの掲載なので、彼女をよく知るだけにビックリです。

後で分かったのですが、ご本人は『記事内容がいわゆるゆる「事実と異なる内容」になってしまってびっくりしたので、訂正記事を「みんなで決める会」のFBページに掲載』と・・・。https://www.facebook.com/minnadekimerukai/?fref=ts

『今回、泉田さんが出馬を取り止めた件で取材をうけたのですが、コメントの最後を「がっかりした」で結んでしまっていて、「知事に失望した」みたいな雰囲気が醸しだされちゃってる
のがとっても残念。実際には「不出馬と聞いてがっかりした県民が多い。再び出馬表明してほしい」という言い方をしたつもりなので、ニュアンス変わってしまってます。「
圧力」という言葉については、「報道させないように圧力をかける」のが圧力だとするなら、日報の内部に泉田知事の視点での記事をださせないような"内部圧力"があったとも見えるところがなんとも、逆説的だなと感じました。
知事の今回の思惑のひとつは、このような現在の新潟日報さんの不条理さを県民の目に晒すことだったのかもしれません。』と、【泉田知事の不出馬に関する「自主訂正記事」】を書き込んでいます。

今回、一連の事件で泉田知事が新潟日報へ訂正を求めたことを「圧力」としている新聞社の「圧力」の定義とは何でしょうか、また「正当な記事」とは何でしょうか。さらに『窓』蘭への読者のタイムリーな投稿も、社にとって都合の悪いことは載せない姿勢は、私を含めて多くの知人が経験していることの一つです。少なくとも地域の未来に直結する原発問題では、沖縄タイムスや琉球新報と大きく異なることは確かです。

そして「新潟県政検証」サイト、【北陸新幹線問題】批判から見えるもの4連続連載]、当市とも無関係でなく、新潟日報から伝わらなかったことも多く熟読です。本日の昼食時に県HP、知事宛にメールを送信・・・、午後2時の定例記者会見を聞きながら「読んでくださったのでは・・・」と思える言葉が伝わりました。


知事選出馬撤回、沖縄新聞と大きく異なる新潟日報

2016年08月30日 | 日々思うこと

東北地方を直撃した台風10号の異例の進路と同時に泉田知事の出馬撤回の異例さに驚きの声で、夕方5時過ぎにブログをアップ後、リモコン片手にローカルTV各局での出馬撤回ニュースに聞き入りました。さらに県庁での泉田知事の記者会見に耳を傾けると、出馬撤回の大きな要因は新潟日報による「憶測記事や事実に反する報道」であることが伝わってきました。

もう一度、「いずみだ後援会」サイトの「この秋の新潟県知事選挙からの撤退について」を読み返しました。

「・・・・・、今回の選挙は政策論と関係ない動きが続いていると感じています。特に、日本海横断航路に関する一連の新潟日報の報道は、憶測記事や事実に反する報道が続きました。再三の申し入れ( http://bit.ly/2bYbBed)にもかかわらず、訂正や説明もなく、最近まで県から申し入れがあった事実も報道してもらえませんでした。また、読者からの説明を求める投書に対する回答を一両日でお返ししたにもかかわらず、県からの回答が現在に至っても掲載されません。・・・」

「このため、県が組織的に虚偽答弁をしているのではないか等の誤った印象が形成されているように思います。県庁内においては、憶測記事や事実に反する記事への対応のため、通常業務に支障が出ています。・・・」と、ただならぬ状況であることが伝わってきます。

ところで不思議なことがあるものですね。当ブログ28日「知事選、原発を争点としない人」が異例のアクセスです。7月の参院選の森ゆうこさんの応援で、連日書き込んでいたことでアクセスが一気に多くなりましたが、その比ではないのです。コメントや「いいね!」が比例しないことで、おそらく書き込みに同調する人よりも対立軸の人たちではと思っていたところでの今日の泉田知事の異例な出馬撤回です。

「goo リアルタイム分析」では、日中だけでなく深夜にも常にアクセスが続いているので、これってどういうことでしょうか、何だか不気味な感じです。

新潟県内の知人が今夜、「泉田知事の選挙撤退報道について、驚きの声がたくさん寄せられています。しかし彼を4選させるわけにはいかない勢力が暗躍するのは予想されたことです。彼らの主張は、泉田さんが知事でいると国との連携がうまく進まない、という1点に尽きます。沖縄と同じではないでしょうか?あちらは基地問題、こちらは原発問題。しかし、沖縄の新聞は知事側につき、新潟は国の言うなりになった、これに耐えられないといずみださんは訴えているように思えます。」と・・・。沖縄の新聞2紙と大きく異なり、県民との信頼関係よりも権力に迎合した新潟日報紙にがく然とするばかりです。

また新潟市のブログ仲間も、「これはどう考えてもおかしい。政府筋、原子力村の陰謀ではないか。地元紙新潟日報が突然知事批判を始めた時期と、森長岡市長を知事に担ぎ出す時期が重なる。不自然だった。日報に知事の失政の情報を流したのは誰だ。」と書き込み、日経新聞記事を貼り付けていました。http://www.nikkei.com/article/DGXLASDE30H03_Q6A830C1PP8000

「新潟県政検証」、シリーズ「県政混乱 水面下の疑問」も必見で、知事選のメディアが報じない裏が伝わってきます。


何があったのか?泉田知事出馬撤回!

2016年08月30日 | 日々思うこと

午後からの会議中に携帯電話が鳴り、いつもメールでやり取りをしている上越の友人からで、急用かと思い部屋を出て対応・・・、泉田知事が出馬をとりやめたということで頭を殴られたようなショックです。

4選を目指していた10月16日投開票の知事選への出馬をとりやめる声明文を発表したそうで、その背景に何があったのかと信じられない思いです。今年2月の県議会の答弁で、次期知事選に立候補する考えを明らかにしていただけに、現職知事がいったん公言した出馬表明を撤回するのは異例のことです。

私の頭は真っ白になり会議を終えて4時過ぎに帰宅すると、友人知人からのメールがドカッと届いており、早くもこのことをブログで書き込んでいる人たちが何人もいました。

現職知事が原発再稼働に慎重なだけに“泉田知事おろし”の陰謀が裏で進められていることが伝わっていましたが、あまりにも突然のことで一番喜んでいるのは自民党を中心とする森民夫氏と東京電力であることは言うまでもありません。

「新潟日報モア」などはすでにアクセスができない状態で、産経新聞 8月30日(火)15時20分配信 の記事を開くことができました。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160830-00000528-san-pol

「いずみだ裕彦後援会」Webで、「この秋の新潟県知事選挙からの撤退について」が5時前にアップされていました。http://www.h-izumida.jp/topics/20160830.html

とりあえず、続報はまた今夜にでも、出馬撤回の背景に何があったのか検証もしなければなりません。


知事選、原発を争点としない人たちへ

2016年08月28日 | 地震・原発

今日の午後、市内の友人宅へ立ち寄ると、日曜日ということで従業員がいない事務所へ通されました。室内用「いずみだ裕彦」ポスターが貼ってあり、手広く商売をしているので「森民夫」ポスターならともかくビックリです。未来への責任を果たします。」、これってなかなか爽やかでいいですね。

ところで全国から注目の新潟県知事選で、柏崎刈羽原発再稼働を争点にすることを避けている人たちの多さに驚くばかりです。原子力規制委員会は、事故を起こした東京電力福島第1原発と同じ沸騰水型原発の再稼働に向けた審査で、東電柏崎刈羽6、7号機を優先して進める方針を固め、東京電力に23日に伝えたそうです。

規制委員会の審査が順調に進めば、本年度内にも合格する可能性が出てきた柏崎刈羽原発、10月の知事選の結果次第では一気に再稼働が進む可能性が高まって、東電と自民党のシナリオ通りの危うさを痛感です。

昨日の「新潟県政・検証」サイトは更新ができなくなり「新潟県政検証」に移行したそうで、もう一度「友達」へ「いいね!」リクエストを送信しましたので、お手数ですがよろしくお願いいたします。https://www.facebook.com/kendaakasi/?fref=ts

また26日深夜のNHK「どこに向かう日本の原子力政策」の番組について、「原発政策は不可である」と断言した解説委員らの発言に驚きましたが、ネットではその“勇気”に高い評価で、もう一度Dailymotion動画チャンネルで視聴しました。

西川解説委員長他6人の立場が危うくなっているようで、籾井会長が動き出し“消去”されないうちに、そして原発再稼働を争点としない人たちにも是非視聴してほしいものです。https://www.dailymotion.com/video/x4ql7be_%E3%81%A9%E3%81%93%E3%81%AB%E5%90%91%E3%81%8B%E3%81%86%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E6%94%BF%E7%AD%96_tv


知事選と「新潟県政検証」と

2016年08月27日 | 日々思うこと

10月の新潟県知事選、東京電力と自民党の水面下の動きが活発になり、参院選での巻き返しに必死のようです。現職の泉田知事への批判を争点にして、出馬表明の長岡市森民夫市長と支援する各首長の“言い分”のおかしさに気がつきました。

例えば、長岡市と出馬要請をしている三条市国定市長、両市の「こども医療費」を詳しく検証すると、その矛盾点が見えてきます。県が市町村の負担の一部を支援している「こども医療費」の上限ラインの一部を「小学校卒業まで」としているのは、県下では長岡市と三条市のみです。他市町村は中学卒か高校卒までレベルをアップしており、県も支援しています。

ちなみに糸魚川市は「入院・通院」の対象年齢は高校卒業までですが、一気にここまでアップした訳ではなく、現職市議の時に行政と一緒になって一つひとつ取り組んできた成果だと自負しています。

今、4選を目指す泉田裕彦知事の県政運営について、県市長会(会長・森民夫長岡市長)と県町村会(会長・渡辺広吉聖籠町長)の一方的な厳しい批判が注目されていますが、先ず自らの足元の施策検証をすべきと考えます。さらに新潟県議会といえば、53議席の34議席を自民党議員で占めている中で、各市町村代表の県議たちはこれらの政策にどう向き合い提言してきたのかも大きな疑問です。

子どもの医療費助成事業 市町村実施状況(H28年4月現在)
http://www.pref.niigata.lg.jp/kenko/1318284121264.html

最近、「新潟県政・検証」サイトを知りました。「こども医療費等から見えるもの」5回連続掲載が参考になります。参院選でのアベ首相の争点隠しもさることながら、知事選でも県民はしっかりと注視し、争点隠しにだまされないようにしてゆかねばと思います。

Twitterやフェイスブックでは「新潟県政検証」で・・・、拡散をお願いします。https://www.facebook.com/kendaakasi/?fref=ts


「どこに向かう日本の原子力政策」

2016年08月26日 | 地震・原発

深夜のNHK生放送「解説スタジアム」、今夜のテーマは「どこに向かう 日本の原子力政策」なので、眠い目をこすりながらの視聴です。核燃料サイクルが行き詰まり状態で、原発再稼働の動きが相次ぐ中で、NHK解説委員7人による日本の原子力政策の根幹を問う徹底討論でした。

孫たちへ「楽あれば苦あり、苦あれば楽あり」と何度も言いながらの夏休みも終わり、今日から2学期のスタートです。久しぶりに私も解放され、上越の友人らと“種まきからの食卓”というオーガニックの「冬の日」でランチを楽しむことになり、ルンルン気分で車を走らせました。

初めて行くお店は18号バイバスから少し脇に入った分かりにく場所なので、友人らと県立中央病院の駐車場で待ち合わせです。民家の佇まいの8席しかない小さなお店で、おしゃべりは参院選から原発や知事選へ・・・。しばらくしてオーナーの女性が「糸魚川のすずきさん・・・」と言われ、何でも4年の原発県民投票の時に、糸魚川へ社会学者の宮台真司さんの講演を聴きに来られたそうでビックリです。手作りの丁寧さが伝わる野菜中心のランチに、また訪れたいと思う“お気に入り”のお店になりました。

楽しいことがいっぱいの夏休みで、後半は苦しんで裸になって課題の「夏休み」と「山川」に取り組む孫たちです。

今日の上越での一番の目的は6時半から、参院選「市民連合じょうえつ」の総括会議で、ランチの後は娘の所へ少し立ち寄って孫の顔を見てから、市民プラザへと向かいました。馬場弁護士を中心に話しが進められ、総括の後は一ヵ月後に告示の知事選のことになりました。原発再稼働問題を一番の争点と捉えて取り組む運びになり、ホッとして雨の夜道を帰途に着きました。

10時過ぎに帰宅しパソコンに向かうと、新潟県HP「報道発表資料・広報」ページに、鹿児島県知事の川内原発停止要請について、泉田知事のブレないコメントがアップされていました。

そして沖縄タイムスでは女優の吉永小百合さんが、沖縄東村高江周辺のヘリパッド建設に住民らが反対していることに触れ「そんなに必要なら海兵隊を東京に持ってきたらどうか・・・」と、週刊誌「女性自身」の記事を掲載です。http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/58457


東電役員OBとドイツが伝える福島の現状

2016年08月25日 | 地震・原発

悪夢の福島第一原発事故から6年目の夏、東京電力の勝俣恒久元会長は日本原子力発電の社外取締役に再任、清水正孝元社長は関連会社の富士石油の社外取締役に天下りで、旧役員ら数人は現在、周囲の目と批判を気にしてか家族とともにドバイなどの海外で悠々自適に暮らしていることを知りました。

これは国民があまり知らないことで驚きとともに怒り心頭ですが、もしかしたら放射能による影響を考えての家族を連れての海外逃亡なのかもしれません。

2013-09-11 07:00:00 [週刊大衆09月16日号]

衛星写真からの福島県富岡町の黒いフレコンバッグが山積みの「放射能ゴミ捨て場」で、人が暮らす面積よりもはるかに広大です。

また、ドイツARD「放射能汚染された土地」(2016年3月12日)の8分間の映像は福島の現状を伝えており、これを見れば原子力エネルギーを正当化し、各地で原発再稼働を進めようとするアベ政権や“原子力むら”の人たちは狂っているとしか言いようがないことが伝わります。 


日本会議がめざす怖さと「暮らしの手帖」

2016年08月24日 | 日々思うこと

毎年の日本母親大会では合間を見ながら、月刊『食べもの通信』を中心に書籍販売を手伝ってきましたが、今年も福井会場で合同出版社の売り場を少しお手伝いさせていただきました。今どんな本が売れ筋なのか興味があり、時どきお隣りの出版社売り場にも目をやったりと、なかなか経験できない貴重なひと時でした。

合同出版社では5月に上杉 聡著『日本会議とは何か「憲法改正」に突き進むカルト集団1000円+税)を発行、8月には6刷目ですが時節柄か本書を手にする人が多く、よく売れるので驚きました。帯には「変容する右翼勢力 日本会議がめざす世界」と記され、彼らの計画を可視化するお薦めの一冊です。

日本会議については何度かブログで書き込んできましたが、全国都道府県に本部を置き241の市町村支部があり、地方議員の会員も多く全国では約38,000名だそうです。また国会議員は超党派で、特に自民党議員のほとんどが会員の最大右翼組織で、小池百合子都知事は日本会議国会議員懇談会(議員連盟)の副会長です。

日本時間の22日、リオ・オリンピックは17日間の競技が終わり、その閉会式では東京五輪へのバトンタッチセレモニーに世界に誇れる日本アニメの数々が登場し、映像を駆使した斬新的なMIKIKOさんの振り付け演出の素晴らしさに目を見張りました。しかしマリオ姿のアベ首相は平和の祭典を政治的に巧みに利用で、小池都知事ともこの二人はよく似ているなあと感じましたが、よくよく考えると日本会議という同じ組織の国家感を持つトップリーダーですから、今さら驚くことはないのかもしれません。

ところでNHK朝ドラ『とと姉ちゃん』はいよいよ終盤になりましたが、今年は花森安治生誕100年ということでデザイン集が記念出版されました。8月生まれの孫へのプレゼントにと『夢は牛のお医者さん』と一緒に早く注文したものの、注文が殺到して土曜日の留守中にやっと届きました。『暮らしの手帖』表紙原画全点と装丁原画やカット、手書き文字など約300点が掲載で、夏休み中の孫たちと一緒にページをめくって楽しんでいます。

そして時代を超えたデザインに目を見張り、厳しい出版業界で生き残ってきた“とと姉ちゃん”の『暮らしの手帖』に敬服しながら、日本会議の怖ろしさを知る昨今です。


台風9号と沖縄「不屈館」のこと

2016年08月23日 | 日々思うこと

昨夜は台風9号の進路から大きく外れていた糸魚川市ですが、深夜になって雷を伴う豪雨になりました。今朝、市の広報無線で国道148号の交通止め知り、NHK7時の全国ニュースで台風による市内山間部の浸水被害が報じられているのでビックリです。

隣りの娘から直ぐ連絡があり、パートナーの実家のある根知地区の根小屋の家が床下浸水で、車庫には土砂が入っているとのことです。大糸線も台風の影響で始発から運休になり、国道148号も通れないので大変な状況です。

夕方のニュースでは、根知谷のシーサイドバレースキー場近くで土砂崩れが発生し、道路が寸断されて集落が孤立していることを伝えています。台風9号は北上し北海道へと過ぎ去ったものの、湿った空気で大気が不安定で市内山間部が直撃され、14ヵ所で小規模な土砂崩れが発生で、自然の力は計り知れないことを実感です。そしてまた台風10号も近づいているので要注意です。

ところで21日夜、TBS報道の魂「米軍が最も恐れた男~あなたはカメジローを知っていますか?」があり、当日視聴できなかったので動画で観ることにしました。カメジローとは戦後1946年にうるま新報(現在の琉球新報)社長に就任した、那覇市元市長の瀬長亀次郎のことで私はこの人を今まで知りませんでした。

沖縄を訪れた上越市の馬場秀幸弁護士から昨年の「平和展」で初めて伺い、民衆の闘いの先頭に立った亀次郎を伝える資料館「『不屈館』のことを知りました。http://blog.goo.ne.jp/koube-69/e/e03daad1fec337916e6005773c9e1800

先に歩いた人たちがいて今があり、『食べもの通信』8月号インタビューページの教育臨床心理学者の横湯園子さんもそのお一人です。昨年、赤い色を身に付け「戦争反対」を叫んで国会を包囲した女性たちのレッドアクション“女の平和”は、横湯園子さんの呼びかけであったことも記しておかねばなりません。

また安倍首相を打ち違えたコラム「ひびき」で、「核と人類は共存できない 脱原発は平和への道」を綴っていますので、ご希望の方に本誌8月号をプレゼントします。


原発も沖縄も根っこは同じ問題!

2016年08月22日 | 日々思うこと

日本母親大会第一日目、問題別集会は“原発銀座”といわれてきた福井県福井市での開催で、全国の原発立地県から集まった人たちで用意された1000席が埋め尽くされました。集会は4時間半に及び、福島の現状や福井での“反原発”の長い闘い、島根大学の上園昌武教授の再生可能エネルギーについての取り組みが報告されました。

地震列島の日本の各地では、既得権益に縛られ住民の命を無視する電力会社とそれに群がる人たち、何よりも原発をベースロード電源と位置づけている国のエネルギー政策こそが問題であることを再確認です。

大会二日目の全体会、会場は金沢市の石川県産業展示館で、記念講演の講師は琉球新報社編集局の島 洋子政治部長です。島さんは沖縄で生まれ育ち、大学も沖縄という沖縄を知り尽くした方です。1972年の本土復帰で、沖縄の人たちは平和憲法のもとに帰りたいと願いながら、今日に至たる沖縄の歴史を話されました。

返還後の日本政府といえば、米国追随の“おもいやり”で沖縄県民の願いを無視して新基地建設に突き進み、国が県を訴える最悪の状態になったことや、7月の参院選挙直後の東村高江ヘリパット建設強行の問題を取り上げ、「わが国の民主主義が試されている問題」と話されました。

また島さんは、本土では「沖縄の経済は米軍基地に依存している」、「抑止力のため沖縄に基地が必要」という点について、根拠がなく誤解であるとデータで示すなど説得力のある主張でした。さらに作家の百田尚樹氏が昨年、自民党の若手議員の勉強会で、沖縄の新聞2紙を「つぶさないといけない」と発言した問題に触れ、「報道の自由が奪われれば次は言論の自由が奪われ、行き着く先は戦争・・・」と、重く心に響く訴えでした。

大会の最後は、憲法改悪を許さないと全国の代表が登壇して、「子どもたちに『核兵器のない平和で明るい未来』を手渡すために、憲法改悪反対、9条守る運動の先頭に立とう」との大会アピールを4600人の参加者拍手で採択し閉会です。会場の様子をデジカメで何枚も撮ったもののイマイチで、写真はネット「しんぶん赤旗」からお借りしました。

そして22日、四国電力は日本一の断層「中央構造線」が近くを通る愛媛県伊方原発3号機(出力89万キロワット)をとうとうフル稼働で、何という愚かさかと憤りながら原発問題も沖縄の問題も根っこは同じであることを痛感です。

猛暑の中の2日間の日本母親大会には延べ゙9300人の参加で、私も暑さのためか体重もさることながら体脂肪が驚くほど下がっているのでビックリです。今日は朝からいつものパターンに戻って、孫を水泳教室に送るなどあわただしくあっという間に昼どきです。台風9号で午後2時頃に糸魚川市に「大雨警報」が出されたものの夕方には解除され、夜には雨が強く降り出す一日の終わりです。


いのちを生み出す母親たちの熱い日本母親大会

2016年08月21日 | 日々思うこと

20日土曜日、『第62回 日本母親大会in石川・福井』に参加で、北陸新幹線「はくたか号」に乗車し金沢駅へ・・・。第一日目は各会場に分散しての問題別集会(分科会)で、私は福井会場のエネルギーと原発 なくそう原発ー再生可能エネルギーへの転換をー」に出かけました。

福井会場の「フェニックス・プラザ」へは、金沢駅から特急「しらさぎ号」に乗り換えて福井駅で下車し、さらに私鉄「えちぜん鉄道」からとあって少々不便でしたが、2011年の広島大会から今までの分科会は、原発関連に参加してきたので今年も迷わず出かけました。

JRの利用なので1時間前には到着で席を確保してから、月刊『食べもの通信』の発売元である合同出版社の書籍売り場で少しお手伝いをすることにし、ついでにお願いして「原発再稼働STOP!」シールを販売させてもらうことにしました。

思えば各地で好評の「原発再稼働STOP!」シールは、昨年の神戸大会の全体会で偶然お隣同士になった新潟市の立石由美さんとの20数年ぶりの再会がご縁で、シール作成からポスターとして拡大したことで、二日目の全体会での“新潟パフォーマンス”で活用していただくことになり嬉しく思いました。

猛暑の中での日本母親大会は全国から集まった女性たちの熱い思いがいっぱいで、まさに“熱伝導”の二日間でした。全体会記念講演の琉球新報社編集局政治部長の島 洋子さんのお話しも含めて、改めて書き込むことにし今夜は目が開かなくなってきたので無理をせず休むことにします。


日本のマスコミが報じない福島の“黒いピラミッド”

2016年08月18日 | 地震・原発

ロシアのメディアがドローンで空撮した福島県の除染された汚染土が、黒いフレコンバッグに詰められ一時保管されている映像を見ました。“黒いピラミッド”とも呼ばれているそうで余りにも膨大過ぎる光景で言葉がなく、これは全町避難の富岡町だけでなく福島県内の何処でも見ることができます。

フレコンバッグの耐用年数は3~5年で、水を含んだ汚染土や植物なども一緒に詰められているので、腐敗ガスが発生して膨れ上がったり、草木が芽を出して袋を突き破ったりするケースもあるそうです。最近では“黒いピラミッド”にグリーンシートを覆っていますが、対処法で根本的な解決ではありません。

こうした仮置き場は福島県内に8万8000カ所があり、これからも除染が進むと汚染土や廃棄物はどんどん増えていき、復興庁ではその量を最大で2200万立方メートル(東京ドーム18杯分)と予想し、これを公共工事に使い全国に拡散する無謀な国策です。

4年後の東京五輪の開催までにはとても収束ができない福島原発事故ですが、放射性物質は封じ込めが原則で、これ以上全国各地へ飛散させないようにと願わずにはいられません。

ところで唯一の被爆国であり、非核三原則を国是としてきた日本の首相の「核先制不使用」について、つい先日の広島・長崎平和式典での核廃絶への首相挨拶を考えると、舌も乾かぬうちに国民への裏切り行為ではと厳しい声が上がっています。

今日は朝8時頃に一時雨が降り出し、その後は少しずつ日差しが強くなって蒸し暑い一日です。そういえば15日午前中にも大雨で、昨17日も台風の影響なのか短時間の激しい雨でした。連日の雨降りで庭の草花の水遣りに開放されていますが、マスコミが伝えようとしない福島の膨大な“黒いピラミッド”のことが気になる昨今です。

またブログコメント蘭へもご意見をお寄せいただきながら、返信もままならない無礼をお許しください。 下記は「福島原発事故の真実やと放射能健康被害」を詳細に掲載しているおすすめのサイトです。http://www.sting-wl.com/20160608.html


71年目の夏の「核先制不使用」

2016年08月16日 | 日々思うこと

昨15日は71年目の終戦、敗戦の日を迎えました。九段の靖国神社への閣僚の参拝をニュースで取り上げていますが、アベ首相は私費で玉串料を奉納です。日本国民なら靖国神社を参拝することが当たり前であるかのネトウヨの書き込みを目にしながら、彼らの“愛国心”と洞察力の低さを憂いてしまいます。

注目の稲田朋美防衛大臣といえば、靖国神社へは行かずにアフリカ・ジブチを訪問です。『極右の稲田防衛相。そのニュースは、まるで「戦地訪問」の「戦争ごっこ」をしている子どものように生き生きしている。』と、慶応義塾大学金子勝教授はつぶやいています。

また15日の米ワシントン・ポスト紙は、紛争において先に核を使わない「先制不使用政策(No first use)」について、オバマ政権が導入の是非を検討していることで、アベ首相がハリス米司令官に「北朝鮮に対する抑止力が弱体化する」として、反対の意向を伝えたそうで狂っているとしか言いようのないアベ首相です

14日の夜9時からのNHKスペシャル「村人は満州へ送られた~“国策”71年目の真実~」を視聴です。当時、何も知らされずに27万の人々が満州に送り込まれた国の移民政策、これまでその詳細が伝えられなかっただけに“満蒙開拓”の悲惨さが伝わり、市内在住の知り合いの人たちが満州に渡っているだけに、他人事とは思えず釘付けの番組でした。

今、手が届きそうな71年前の戦争から、東京電力福島第一原発事故まで、誰もが責任をとらない日本はまことに“不思議なクニ”であることを痛感です。そして“目には目を”と報復の連鎖を断ち切れる政治家こそが、21世紀に誇れる“世界の勇者”ではないのでしょうか。

隣りの小2の孫が昨年、学校から“いのちの朝顔”の種をもらって来て、今年もまたきれいな花を咲かせています。日頃、なかなか見えない“いのち”ですが、日本はなぜ71年間戦争をしないでに済んだかを子どもたちと一緒に考える8月にと願わずにはいられません。

お盆を過ぎた16日、街中では他県ナンバーの車が少なくなり、また厳しい暑さが戻ってきました。いつの間にか大人になった東京の甥っ子が車でやって来て、今夜は上越の孫たちも一緒にみんなでにぎやかに夕食会です。

新潟市のお知り合いが14日付ブログ「閑話・靖国問題」で、その歴史を詳細に書き込んでいます。http://blog.livedoor.jp/masahiro16/archives/52046857.html

また女優の吉永小百合さんが「戦争反対を言えない空気」に危機感を表明です。http://lite-ra.com/2016/08/post-2497.html


原発回帰、お盆の各紙社説

2016年08月14日 | 地震・原発

お盆の13日の墓参りは先ず、檀家寺のご住職が家に来てから行くことにしており、太陽が一番高いお昼過ぎになりました。JR青海駅の南側の小高い丘の墓とはいえ、カンカン照りつく暑さで熱中症の一歩手前です。ここでも無縁仏(?)の荒れたお墓が目に付きますが、人が住んで居ての地域社会の営みを感じます。

ところで我が家の夏の定番は、赤紫蘇の葉っぱで作る紫蘇ジュースです。今は隣地で畑をしていないので、紫蘇の葉はご近所から梅雨明けにたくさんいただいています。いろんな作り方があるようですが、私はクエン酸で色素を出しながらホーローの大鍋で煮て、葉を取り出した後に喜界島の粗糖を入れてからもう一度沸騰させて保存です。

東京電力福島第一原発事故から6年目のお盆を迎え、節電が定着したことに加えて新電力への切り替えが進んだため、大手に対する電力需要は減っています。15年度の需要は5年前より約13%減で、ピーク時でも電気を十分に供給できることから政府はこの夏、震災後で初めて「節電要請」を見送っています。

12日に再稼働した伊方原発3号機については前にも書き込んでいますが、プルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料によるプルサーマル発電の危険極まりない原発で、9月上旬には営業運転に入る見込みです。

13日付け東京新聞の社説では『伊方原発再稼働 住民は誰が守るのか』、「日本一危険とされ、・・・最低限、避難の有効性がしかるべき機関に保証されない限り、原発は動かすべきではない」と綴っています。

また本日の新潟日報の社説でも『原発回帰さらに 福島の現実見えているか』と、伊方原発や高浜原発、そして山口県の中国電力上関原発についてふれながら、「原発をめぐるこれらの動きを見ると、福島の過酷事故を忘れたのではないかとの懸念が拭えない」と、鋭い指摘です。お盆に故郷へ帰っても、原発回帰だけは何としても避けねばと痛感する暑いお盆の一日です。

http://www.niigata-nippo.co.jp/opinion/editorial/20160814273362.html


伊方原発再稼働と上江用水路と

2016年08月12日 | 地震・原発

お盆を前に気ぜわしくなっていますが、四国電力伊方原発3号機の再稼働をNHKニュースで伝えています。丁度一年前は九州電力川内原発が再稼働でしたが、福島事故後に作られた新しい規制基準の審査に合格したとはいえ事故リスクがゼロになったわけではありません。“安全神話”は虚構だったことを忘れてしまったアベ政権、次世代への大きなツケとなる核のゴミ問題は置き去りのままです。

昨11日は「山の日」に制定された祝日で、頚城の山々の新潟焼山は雲の中で日本百名山の雨飾山は山頂が雲海から顔を出していました。夕方、買い物の帰り道に姫川桜づつみ辺りを回って見ると、稲穂がかなり色づいて稲刈りが近いことを感じます。

そして福島原発事故から5年と5ヶ月が経過し、未だ避難生活者も多く復旧が進まない中で日本全体がリオ五輪に沸き立っています。スポーツの世界での国と国との戦いは爽やかで平和であればこそと、電力の消費を気にしながら興味のあるものだけ視聴です。

興味があるといえば、本日届いた[新潟県知事泉田裕彦のメールマガジン]では、上越市と妙高市の山腹沿いを中心に位置する新潟県で初めて「世界かんがい施設遺産」に登録された上江用水路を7月31日に視察したことを伝えています。

上江用水路の開削の始まりはおよそ400年前の戦国時代で、知り合いの上越市議のどなたかがフェイスブックに前に書き込んでいたので興味がありました。水路の全体延長は約26kmで、工事期間は実に130年という気が遠くなるほどの歳月です。用水路は一級河川関川から取水し、約3,000haの広大な水田に用水を供給しているそうで、受益地では県営ほ場整備事業三和南部地区など基盤整備が実施され、安定した農業経営が行われています。

土木機械のない時代に莫大な工事費と工期と労力は、自らの稲作生産を確保するために命を賭して開削を進めた当時の人たちの智恵と執念の努力で、お盆を前にして偉大な先人たちに敬服するばかりです。 

それに引き換え、自然エネルギーを軽視して核エネルギーに依存する愚かな政権と、それに群がる人々を憂いながら、後世に恥ずかしくない選択が求められていることを感じる暑い一日です。

新潟県HP 農業水利施設の歴史探訪シリーズ vol.1 『上江幹線用水路』
http://www.pref.niigata.lg.jp/nochikanri/1356807075292.html