今朝の新潟日報、スゴイですね。泉田知事が昨日、出馬撤回で新潟日報を名指しで批判したことで、「正当な記事へ圧力」と本社執行役員の服部誠司編集局長が「新潟日報社の社会的信用・評価をおとしめる行為であり、断固として抗議します。」と・・・。
また原発報道について、「知事は今回、本紙原発報道に対しても県民の生命・健康を守る上で重要な論点の報道はないと批判しましたが、これも全くの事実無根です。新潟日報社の原発報道は一貫して県民の安全を最優先に取り組んでいます。新潟日報社の基本姿勢は紙面を通じて県民、読者に真実を明らかにすることです。」と・・・。
「う~ん」、何だか自社の保身性が露呈ではないでしょうか。以前、新潟日報事業社の月刊情報誌『キャレル』への東京電力の広告掲載について書き込んでいますが、新潟日報本紙にも東京電力が広告を出しているだけに、これで県民読者は理解できるのかと首を傾げてしまいまいます。
東京電力のローカルTV局へのゴールデンタイムの広告といい、新潟市に昨年4月に新潟本社を置いた電力会社の強かさといい、政府と一体となった組織ぐるみの“泉田包囲”で、かつての福島県知事だった佐藤栄佐久氏に似たキナ臭さを感じるのは私だけではなさそうです。
ところで新潟日報は「県民、読者に真実を明らかにすることです」と言いながら、本日驚いた記事があります。原発県民投票の「みんなで決める会」代表の橋本桂子さんへ取材をし、コメントの最後を「がっかりした」で結んで「知事に失望した」かの掲載なので、彼女をよく知るだけにビックリです。
後で分かったのですが、ご本人は『記事内容がいわゆるゆる「事実と異なる内容」になってしまってびっくりしたので、訂正記事を「みんなで決める会」のFBページに掲載』と・・・。https://www.facebook.com/minnadekimerukai/?fref=ts
『今回、泉田さんが出馬を取り止めた件で取材をうけたのですが、コメントの最後を「がっかりした」で結んでしまっていて、「知事に失望した」みたいな雰囲気が醸しだされちゃってる
のがとっても残念。実際には「不出馬と聞いてがっかりした県民が多い。再び出馬表明してほしい」という言い方をしたつもりなので、ニュアンス変わってしまってます。「圧力」という言葉については、「報道させないように圧力をかける」のが圧力だとするなら、日報の内部に泉田知事の視点での記事をださせないような"内部圧力"があったとも見えるところがなんとも、逆説的だなと感じました。
知事の今回の思惑のひとつは、このような現在の新潟日報さんの不条理さを県民の目に晒すことだったのかもしれません。』と、【泉田知事の不出馬に関する「自主訂正記事」】を書き込んでいます。
今回、一連の事件で泉田知事が新潟日報へ訂正を求めたことを「圧力」としている新聞社の「圧力」の定義とは何でしょうか、また「正当な記事」とは何でしょうか。さらに『窓』蘭への読者のタイムリーな投稿も、社にとって都合の悪いことは載せない姿勢は、私を含めて多くの知人が経験していることの一つです。少なくとも地域の未来に直結する原発問題では、沖縄タイムスや琉球新報と大きく異なることは確かです。
そして「新潟県政検証」サイト、【北陸新幹線問題】批判から見えるもの4連続連載]、当市とも無関係でなく、新潟日報から伝わらなかったことも多く熟読です。本日の昼食時に県HP、知事宛にメールを送信・・・、午後2時の定例記者会見を聞きながら「読んでくださったのでは・・・」と思える言葉が伝わりました。