すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

甦った愛犬と、ミサイルで煽られる本当の「脅威」

2017年08月31日 | 日々思うこと

8月最後の朝は梅雨時のような空模様で気温も一気に低下で、あっという間に一ヶ月が過ぎてゆきます。そして一年もあっという間で、年齢を重ねる毎に悲しいかな体力と思考力の低下を感じてしまいます。

日本は世界一の長寿国ですが“長寿イコール健康”ではなく、平均寿命には寝たっきりや認知症など、日常生活に支障がある長寿者が多く含まれています。2000年にWHO(世界保健機構)が提唱した健康寿命ですが、平均寿命と健康寿命との差は日常生活に制限のある不健康な期間でもあり、女性では13年間ほどです。

ところで我が家の番犬RIMIは3月末に一度危篤状態になり、息を引き取った後のお寺まで準備で、隣りの孫たちともお別れをしました。その後、少しづつ食べれるようになり、5月の連休までの寿命かなあと思いきや17才の誕生日を迎えました。7月の半ばにまた危篤状態になり“最初の飼い主”の上越の娘が飛んで来て、身体をきれいにして“その時”を待つ日が続きました。

ところが「ワン」とも言えなかったあれから食欲も旺盛になり、柴犬特有の気の強さが出てきてお盆を向かえ、帰省した東京の弟家族とも会うことができ奇跡的に甦りました。

ミサイル騒ぎの一昨日の夜、上の孫が「RIMI、いいもの食べているから元気になったね」と・・・、そうなのです。もう歩くこともできず、大好きな散歩もできないオムツ着用ですが、国産のものにこだわり低カロリーの食生活で、食べることの大切さを実感です。そして私の生活は今、老犬と亡き父とを重ねながら介護(?)に明け暮れる8月の終わりです。

そんなこともあり、家庭栄養研究会編集の月刊『食べもの通信』7・8月号のアップが今頃になってしまいました。7月号の特集は“温暖化・異常気象が農漁業を直撃”、8月号では“体に蓄積する有害アルミニウム”を取り上げています。http://www.tabemonotuushin.co.jp/

そして今回で5回目の北朝鮮の暴挙ですが、日本政府の危機の煽り方とメディアの騒ぎ方にも違和感をおぼえ、私たち国民にとって何が本当の「脅威」なのか冷静に考えてみなければなりません。

29日付け、本と雑誌の知を発見のLITERAでは「役立たずJアラーを使ったのは、北朝鮮危機を煽り立てたい安倍政権のパフォーマンスだった!」で、一読の価値ありです。http://lite-ra.com/2017/08/post-3420.html


ミサイルと「イージス・アショア」と戦争中毒と

2017年08月30日 | 日々思うこと

昨朝の北朝鮮のミサイル発射について、一夜明けてNHKアサイチなどは大きく取り上げています。北朝鮮の行為は明白な安保理決議違反であり、我が国のみならず国際社会に対する重大な挑戦で、断じて容認できず厳重に抗議すべきです。

また北朝鮮ミサイル1発が10億円~20億円とも指摘され、無駄なお金だとコメントがありましたが、その背景で日本政府は国民の危機感を煽り、「イージス・アショア」導入への世論操作をしているようにも思えてしまいます。

北朝鮮の1998年のテポドン発射から2回目の2006年、09年、12年、16年と北朝鮮がミサイル発射をする度に、日本政府は米国から“武器”を購入していることを国民は知る余地がありません。2017年度の防衛費(米軍再編関連費用を含む)は、過去最大の5兆円を超え5年連続の増加の一途です。

防衛省は2018年に、陸上配備型新迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」を導入予定です。これは海上自衛隊のイージス艦に搭載している迎撃ミサイル「SM3」による防衛システムを、そっくり陸上に配備するものだそうで、小野寺防衛大臣は「陸上型の方がより安定した運用ができる」とし、1基800億円で1200キロ程カバー可能、2基1600億円が計上です。

「イージス・アショア」は日米企業連合が開発したもので、三菱電機と富士通が関わり、米軍は15年にルーマニアに配備し、18年にはポーランドにも導入予定で、トランプ米大統領は日本に対して安全保障面で一層の貢献を求めています。

写真は“いのちの朝顔”で、2年前に下の孫が学校からもらってきた種を今年は蒔かずにほっていたら、昨夏の植木鉢から芽が出て今朝初めてきれいな花を咲かせました。

ところで米国経済は軍事産業で成り立っていることは周知されていますが、戦争とは“いのち”の殺し合いで、その戦争で儲ける“死の商人”の存在があり、まさに“戦争中毒”そのものです。そんなことで同盟国の日本が加担していることを見落としてはならず、北朝鮮への経済制裁や「イージス・アショア」導入のミサイル防衛強化だけで問題が解決するとは思えない終日です。


ミサイルも原発もない未来を!

2017年08月29日 | 地震・原発

早朝の北朝鮮によるミサイル発射で日本中が震撼で、政府は北海道から東日本までの新潟県を含む12道県の広い範囲でJアラート(全国瞬時警報システム)を作動です。各自治体ではJアラートと連動し、住民に情報を伝える防災行政無線やメールサービスにトラブルが相次ぎ、糸魚川市でも防災行政無線が自動で作動せず手動で対応したことをニュースで伝えています。

そして朝から晩まで一日中、NHKをはじめ民放各局はミサイル発射の特番ですが、北朝鮮の核ミサイル技術が向上(?)している中で、原子力発電所が標的にされた場合はどうするのかと案じてしまいます。再稼働せずとも発電所に核燃料が存在するだけに周辺の自治体のみならず、30キロ圏外の避難計画も重要で、お役所の被ばく認識が希薄では市民への周知が進むはずがありません。

 

そうそう糸魚川市HPを開いても、北朝鮮ミサイル発射に関する記載は全くなしでしたが、孫たちは早速、小学校から“ミサイル便り”を持っての普通に下校です。普通の暮らしの朝に北朝鮮のミサイル発射で、日本は米国追随ではなく北東アジアの平和をどう構築していくのか大きな課題であることを痛感です。

ミサイルも原発もない新しい未来へ、今を生きる大人たちはもっと真剣に考えねば、地球は崩壊の一途かもしれません。10月の「なくそテ原発 2017 新潟大集会」、ちょっと早いのですが貼り付けます。元経産省官僚の古賀敏明さんの「日本は再生できるのか」が楽しみです。(糸魚川からもバスを用意することになりました)

 

 

 

 

 

東京電力原発CM再開!どうする核のゴミ処分!?

2017年08月27日 | 地震・原発

先月、国は原子力発電所から出る高レベル放射性廃棄物(核のゴミ)の処分場の選定に向け、科学的に候補地となりうる可能性がある地域を示した全国地図を公表しました。これを受けて昨土曜日のNHK「週刊ニュース深読み」は『誰がどこで引き受ける? どうする“核のゴミ”処分』です。イラストは番組の「今週のグラフィックレコーディング」をお借りしました。

国は、地下300メートルより深く埋めることで安全は確保されるとしていますが、不安の声も多く社会の納得を得ながら議論を進められるのか、専門家とともに考える番組で、 NHK「週刊ニュース深読み」の報道力に感心しながらの視聴です。

新潟大学の立石雅昭名誉教授がご自身のブログで「核のゴミ 特性マップの非科学性」を詳細に書き込んでいます。http://masatate.blog.fc2.com/blog-entry-58.html

ところで今月半ばに再開された新潟県内限定の東京電力柏崎刈羽原発のCM、30秒のテレビCMは月約300本、40秒のラジオCMは月約800本、その金額は1か月5000万円は下らないと試算されています。

利権がらみの原発再稼働にはウンザリですが、核のゴミ問題など“負の遺産”を考えると次の世代のために、もう少しがんばらねばと思いを熱くしている8月最後の日曜日です。そして今朝は秋の気配を感じる爽やかな稲刈り日和で、孫たちの夏休みは今日で終わり明日から早や2学期です。


森ゆうこ国政報告会と種子法廃止

2017年08月25日 | 日々思うこと

朝から上越市内の総合病院へ、市の特定健診の結果を受けて精密検査を重ねて今日は専門医の初診です。11時予約が待つこと2時間近く、やっと順番が来て予約が予約でないことへの“怒り”が丁寧な医師の説明で消滅し、最終的に午後2時に会計を済ませて急いで帰途に着きました。

4時頃に帰宅し愛犬の世話などをしてから、今度はリージョンプラザでの「森ゆうこ国政報告会」へ、上越2往復目はトキめき鉄道を利用して糸魚川駅へ・・・。直江津まで約40分間の乗車で、駅には友人Fさんの出迎えです。

国政報告会では先ず各政党からの力強い応援が続き、次に森ゆうこ議員の6月の参院農林水産委員会での加計学園問題追及の映像のダイジェスト版が放映です。真剣に農水省や文科省の幹部を追及する議員の様子に、参加者らは拍手を持っての感動です。

写真はカメラ担当のIさんから借用で、私のデジカメはぼんやりです。

映像後のゆうこ議員は聴衆を前に、熱く“安倍一強”の国会運営の問題点を語りましたが、昨年7月の参院選挙で自民党候補にもし敗れていたならこのような国会追求がなかったことで、改めて野党と市民の結集の重さを実感です。

最後にフロアーからの質問タイムがあり、私は「種子法廃止」について、ゆうこ議員が農水委員会で何度も追求をしていたこと、日本の国土が外資系企業の種子ビジネス参入で農業の根幹が崩壊することについて発言です。

ゆうこ議員は、種子法によりこれまで日本の主要農産物の米・麦・大豆の安定供給を支えてきたことや、地方の品種開発の財源などが確保がされてきたことを詳しく応えてくださいました。「政治とは戦争をしないこと」、そして自国の食料自給率を上げること、“種子は命の源”であることを共有できた貴重な国政報告会でもありました。

夜9時近くに直江津駅へ、一両編成のトキめき鉄道に乗車し、10時過ぎに糸魚川駅に到着し帰宅です。上越2往復のあわただしい一日で、心熱くしてトキめきの終日です。


アベ政権STOP 野党共闘なくしては

2017年08月23日 | 日々思うこと

19・20日の土日曜日に盛岡市で開催の「日本母親大会in岩手」、今年は諸事情で参加を見合わせましたが、そんな少し寂しい思いの昨日、新潟市の立石由美さんから嬉しいメールです。大会全体会のステージに今年も「原発再稼働STOP!」ポスターが登場し、新潟県の米山隆一知事もお目見えのよく撮れた写真が届きました。

この「原発再稼働STOP!」ポスターは昨春、下の娘と考えたステッカーを拡大したものですが、全国的にヒットし活用されてきました。実は昨年10月の知事選真っ只中の糸魚川市の街頭で、米山候補がポスターに関心を示され、傍の森ゆうこ参院議員が「これ鈴木さんが作成したのよ」と言うと、けげんな顔をするので、私が「娘と一緒に・・・」と言い直すと米山候補は透かさず「そうでしょうね」と言い出すので大笑いでした。つまり、私のこの年齢感覚ではチョッと無理と思われたようで、今では笑い話の一つです。

このところ不安定な天候続きで、昨日の午後は一時バケツをひっくり返したようなゲリラ豪雨です。今日も雨が降ったり止んだりの中を上越へと車を走らせ、夕方に帰宅して着替えてから、森ゆうこ議員の国政報告会(納涼会)へと急ぎました。

会場は一年前の参院選の“オールにいがた平和と共生”の地域野党と市民らの参加でいっぱいです。ゆうこ議員は足のギブスを外したばかりで、いつもの燃える元気がありません。

折りしも民進党代表選挙中ですが、野党第一党としてのリーダーシップを発揮して、他の野党との関係を形作っていくことが“アベ政権STOP”への道であることを参加者と話し合うなど、野党共闘の意義を再確認の納涼会でした。


高校生大使の国連演説の見送りと森ゆうこ国政報告会

2017年08月21日 | 日々思うこと

核兵器廃絶を求める署名を国連欧州本部(スイス・ジュネーブ)へ届ける「高校生平和大使」のことは何度か書き込んできましたが、日本政府は予定されていた高校生の軍縮会議での演説を見送るという驚きのニュースです。

核兵器廃絶を純粋に願う高校生らの思いを断つ日本政府、世界唯一の被爆国でありながらこの方針を彼らにどう説明をするのか、河野外務大臣はいったい何を考えているのか、怒り心頭で悲しくなってしまいます。

今回、見送りの原因ともいわれる国連の「核兵器禁止条約」に、「高校生平和大使」が共感を示していたことで、日本政府が署名しないことについて演説で言及されることを懸念したのではと・・・、そんなことで日本政府の判断を恥ずかしく思います。

加計学園問題では鋭い追及を重ねてきた森ゆうこ参院議員ですが、国連平和大使が本県の高校生とあって、また今後のこともあり外務省を追求してほしいと思い、23日に糸魚川でお会いしお願いする予定です。

そして、ゆうこ議員の国政報告会が25日、上越リージョンプラザで行われます。応援弁士も地域ならではの顔ぶれですので、近隣の皆さまのご参加をお願いいたします。


夏の青空のない8月

2017年08月20日 | 日々思うこと

例年、お盆前に庭の松の木の剪定に来てくれる造園屋さん、今年はどうしたことかお盆過ぎになるというので気がかりでした。17日の夜中にはものすごい雷雨で、翌18日の朝から小雨の中を2人体制での作業で、延び放題だった大小2本の黒松はバリカンで刈り上げたようにスッキリですが、夏の空が戻ってきません。

バリカンといえば2ヶ月ほど前、TVショッピングで「女性や高齢者でも剪定が簡単・・・」という電動バリカンを購入、これが重くて高い所の作業が大変なのでクーリングオフも考えました。下の娘はTVショッピングに飛びつく私を叱咤ですが、まあ低い所には威力を発揮ですから何とか使い続けていくことに・・・。

先日、行きつけのスーパーイチコのお酒売り場で、八海酒造(南魚沼市)の麹だけでつくった甘酒が大量に並んでおり季節限定だったので驚きです。甘酒は飲む点滴とも言われ、夏バテや疲労回復にもお勧めですが、消費者ニーズに応えてか小瓶もお目見えです。

孫たちの夏休みも残り一週間、サッカーの遠征試合などが続き、あっという間に長かった夏休みも終わります。立秋のあの猛暑の後は夜も涼しくなり、残暑がないまま秋になるのでしょうか。そして日照不足の田んぼの稲と野菜の高騰も気になる青空のない昨今です。


戦争の現実を知り、「戦後」守る決意を持とう

2017年08月17日 | 日々思うこと

お盆が過ぎて静かな街が戻って、我が家もいつも通り朝8時に隣りの孫が学習道具持参でやって来ました。大きい洗濯物がカラッと乾かないことで、今日は梅雨の晴れ間のように太陽がありがたく感じます。8月にいろいろと書き込んで置きたいことがいっぱいですが、なかなか思い通りにはなりません。

15日に書き込んだ神奈川新聞の「政治とは戦争しないこと」が注目でしたが、新潟日報でも東京と長岡で空襲を体験された作家の半藤利一さんのインタビュー記事を1面に掲載、『憲法が半分以上骨抜き』と大きな見出しで、「安倍政権下、戦前回帰を憂う」と警鐘です。

また同日の新潟日報社説では『終戦の日に 「戦後」守る決意を持とう』、「◆9条をかみしめたい、ー「戦後」とは、イコール平和である。いま、その土台が揺らぐ気配が見える。」と・・・。さらに「◆戦争体験を知らねば、ーあの無謀な戦争では異論は封じられ、情報は統制された。それによって国民が戦いへの参加を強いられ、300万人余にも上る犠牲者を出した。その悲劇の上に平和があり、民主主義があることを決して忘れてはならない。戦後23年に当たる1968年8月12日の新潟日報に、雑誌暮しの手帖編集長の花森安治さんのインタビュー記事がある。当時花森さんは戦争中の暮らしの記録を集めた特集号を作った。戦争の苦しみを若い世代に伝えたかったと説明している。」と・・・。

社説の最後には「戦時のつらさを肌身で知る世代は減る一方である。戦後を守るために戦争の現実を知り、それを忘れない。花森さんの言葉を深く胸に刻みたい。」と綴っていました。そして戦争を美化する風潮の中、日本ペンクラブ電子文藝館で花森安治さんの見よぼくら一銭五厘の旗』を見つけました。http://bungeikan.jp/domestic/detail/605/

国民の大半が戦争を知らない世代になり、戦争とどう向き合うかはその人の育った家庭環境や出会った教師、友人知人らにより大きく異なりますが教科書もその一つです。太平洋戦争についての記述も、こうも違うものかと目を見張ります。

15日夜のNHKスペシャル「戦慄の記録インパール」では、無謀な戦いで甚大な死傷者を出し、旧日本軍の体質を象徴的に示したとされるインパール作戦を取り上げた番組です。その責任逃れの参謀たちといい、石井四郎軍医を部隊長とする「731部隊」のエリート医学者らといい、戦後を平然と生きた“本当の戦犯者”ではなかったでしょうか。また「731部隊」が戦後の新潟とも無縁ではなく、後のミドリ十字や薬害エイズ「HIV」事件に深く関与したことも真実であることを忘れてはならない8月の半ばです。


72年目の夏、「政治とは戦争しないこと」

2017年08月15日 | 日々思うこと

終戦から72年目を迎えた全国戦没者追悼式、天皇陛下は3年続けて「深い反省とともに、今後、戦争の惨禍が再び繰り返されないことを切に願い・・・」と、平和を祈る追悼の意を示されました。

アベ首相は「戦争の惨禍を繰り返してはならない」と強調したものの、歴代首相が言及したアジア諸国への加害責任には5年連続で今年も触れず、「不戦の誓い」の文言はありません。

お盆3日目は曇り空で、午後からは親戚の墓参りへ出かけ、場所が分からず墓地内をぐるぐる・・・、その後は我が家の墓へ移動です。写真は今日初めて咲いた鉢植えの一日花のムクゲで、根が張っているので花後は地植えに庭の隅に植えようと思います。

ところで先日、10代の若者に終戦記念日はいつかとアンケートを取った結果、14%が「8月15日」と答えられなかったという報道がありました。そういえば50年も昔のことですが、ザ・フォーク・クルセイダーズが「♪戦争を知らない子供たち♪」を歌っていたころ、戦争の直接体験がない私でしたが今はこうして“つなぎ”として戦争を書き綴っています。 

そして終戦記念日に合わせ神奈川新聞の[時代の正体班]が、元自民党総裁で衆院議長も務めたハト派の重鎮、「政治とは戦争しないこと」と言う河野洋平さん(80)、フォトジャーナリストの安田菜津紀さん(30)、憲法学者で学習院大教授の青井未帆さん(44)、財政社会学者で慶応大教授の井手英策さん(45)の下を訪ねた必見の期間限定の記事です。
http://www.kanaloco.jp/article/270999

またNHKスペシャル『731部隊の真実』がネットで炎上し、戦争を知らない(?)ネトウヨらは捏造であるとNHKに噛み付いているので悲しくなります。戦争に大義などあるはずはなく、加害者としての悲惨さが伝わってきます。再放送だけでなく、YouTube 動画でも視聴できます。

https://www.youtube.com/watch?v=Qfy5TMbueSM&feature=youtu.be


NHKスペシャル「731部隊の真実」

2017年08月14日 | 日々思うこと

お盆の13日は雨が降ったり止んだりと梅雨時のような天候で、午後から晴れ間を見て上越の娘家族とお墓参りに出かけました。夜は東京の弟家族らと仏壇を見ながらのにぎやかな食事で、お盆ならではの話しに盛り上がるひと時です。

夜9時からNHKスペシャルは『731部隊の真実 ~エリート医学者と人体実験~』とあって、友人たちから「是非、見てほしい」とメールです。 「731部隊」については、これまで闇の部分で隠されてきましたが、8月のこの時期にNスペで取り上げることに驚きで、番組内容も目を覆いたくなるような映像と証言です。

以下、NHKスペシャル公式HPより。

戦時中、旧満州で密かに細菌兵器を開発し実戦で使用した、731部隊。部隊が証拠を徹底的に隠滅、元隊員が固く口を閉ざしたため、その実像を知る手がかりは限られてきた。
今回NHKは、終戦直後、旧ソ連で行われたハバロフスク裁判の音声記録を発掘。20時間を越える記録では、部隊中枢メンバーが、国防や国益のためとして細菌兵器を開発した実態、そして旧満州で日本に反発していた中国や旧ソ連の人々を「死刑囚」とし、細菌兵器開発の「実験材料」として扱っていた実態を、克明に語っていた。
さらに、元隊員の資料や当時の学術界の膨大な記録からは、軍だけでなく学術界からも多くの研究者が部隊に参加していた実態が浮かび上がってきた。満州事変以降、学術界が軍と関係を深めていった過程、そして日本軍が旧満州で反発する人々を死刑にすることについて世論の支持が高まる中で「死刑囚」を研究に活用する動きが相次いでいた実態も明らかになってきた。
731部隊はどのようにして生まれ、そして医学者たちは、どう関与していったのか。数百点にのぼる資料をもとに、731部隊設立の謎に迫る。

※再放送は、8月17日(木)午前1時00分~1時49分(16日深夜)ですのでお見逃しなく・・・。


原子力政策の見直しと、たゆまず声を上げること

2017年08月11日 | 地震・原発

昨夜のNHK時論公論『エネルギー計画 原子力政策の見直しを』は、政府が国の中長期的なエネルギー戦略の方針を示す基本計画の改定作業を始めた点を考える10分間です。大きな焦点の原子力について、依存度低減、電源構成、核燃料サイクルのポイントから、水野倫之解説委員の核心に迫る解説に耳を傾けました。

6年前の福島第一原発事故後の水野解説委員には首を傾げることも多く、人は原発事故を直視しながらこうして変われるのだと受け止める時論公論でした。あれから6年5ヶ月が経過しても収束もままならぬ中での原発再稼働の動きや、北朝鮮をめぐる不穏な世界情勢に、ふと地球は核によって滅びるのではと気が重くなります。

8月は戦争と平和、そしてかけがいのないいのちを考える月でもありますが、上越の渡辺寿子さんが心に響く言葉を綴っているので紹介します。お若い寿子さんは義父を看取り見送ったことで、よりいのちが見えているのではと思います。

「核兵器禁止条約が国連で採択された。
新婦人も毎年毎年 核兵器廃絶署名に取り組んで来た。
震える手で書いてくれた人。
町内を回って署名を集めて来た人。...
汗して、想いを込めて話して、一言を話すのも勇気がいる。

想像してみて。一瞬で滅ぶ命、72年 経っても 脅かされる恐怖。

戦争を起こすのは、日々を真面目に必死に頑張ってる人じゃない。

声に出せなかった70年以上の前とは違う。

9条を変えようとする人たちはいつでもその権力で言いたい事 言う。

私たちは普通にささやかでも日々の、暮らしがかけがえないんだ。

だから、やっぱり勇気を出して嫌だって怖いって声をあげなきゃ。」

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「山の日」という祝日の今朝は湿度90%の蒸し暑さで、お盆を前にお墓掃除に、隣りの娘夫婦と上の孫の3人で行ってくれました。お墓は青海駅南側の小高い丘の上にあり階段続きで、老いとは誰もが登る階段であることを年々実感です。

夕方、買い物の帰り道に遠回りをして姫川桜堤へ・・・、頚城の山々はガスに覆われて望むことができませんが、近郊の田んぼの稲はいつの間にか色付き稲穂がいっぱいです。

明日は東京の弟家族の帰省で、にぎやかなお盆を迎えます。一年で一番(?)忙しくなるので、パソコンに向きあう時間がなさそうです。ふと、先月18日に逝ってしまった日野原重明先生の“いのちとは時間”が頭を過ぎり、国の原子力政策の見直しを考える終日です。


恥ずかしきかな被爆国の総理大臣

2017年08月09日 | 日々思うこと

原爆投下から72年の長崎、平和公園での平和祈念式典では、被爆者や遺族ら約5400人が参列です。田上富久市長は平和宣言で、7月に国連で採択された「核兵器禁止条約」の交渉会議に参加しなかった日本政府の姿勢を「被爆地は到底理解できない」と厳しく非難し、条約を批准するよう迫りました。

長崎市長にここまで言われたアベ首相といえば、6日の広島市での平和記念式典と同様に「核兵器禁止条約」に言及なしです。そして「真に核兵器のない世界を実現するためには、核兵器国と非核兵器国双方の参画が必要です。わが国は非核三原則を堅持し、双方に働き掛けを行うことを通じて、国際社会を主導していく決意です。」と、何とも空々しく恥ずかしく聞こえてしまいます。

上の写真は72年前の長崎市で、広島と同じく一瞬にして焼け野原で、当時の長崎市の人口24万人(推定)のうち約7万4千人が死亡し、建物は約36%が全焼または全半壊です。長崎原爆はプルトニウム239の原子爆弾で、広島に投下されたウラン235の原爆の1.5倍の威力であったそうです。

11時2分に糸魚川市広報サイレンで下の孫と1分間の黙祷で、多くの子どもたちが亡くなったことを話し、戦争は絶対にしてはいけないと・・・。

午後からは孫たちから解放され、雨上がりの中を外出です。昨年12月22日の駅北大規模火災では戦火の如くの焼け野原のような被災地でしたが、本町通りの加賀の井酒造さん辺りでは、コンクリートの基礎部分などは撤去しきれいに整地されていました。

少し角度を変えて東の方から見ると、目の前で重機がフル活動で復興への足音が聞こえてきます。

そして今日は久しぶりというより、何年ぶりかで上の孫と詰め将棋です。いつの間にか強くなった孫に、悔しいよりも我が思考力の低下とともに、被爆国の総理大臣を恥ずかしく、悲しく思う「ナガサキ原爆の日」です。


「原爆死ビックデータ」と立秋の猛暑と台風5号

2017年08月08日 | 日々思うこと

「原爆の日」の夜9時からNHKスペシャル『原爆死~72年目の真実~』を視聴しました。1945年8月6日から今日に至るまで、広島市が蓄積してきた約56万人に及ぶ被爆者たちの記録「原爆被爆者動態調査」、世界にも類をみないという“戦災ビックデータ”による解析で、壮絶な奇跡が明らかになり胸が詰まりました。原爆投下から72年、知られざる被爆の真実に迫るNHKにも敬意で、改めて日本国憲法をかみ締める「原爆の日」です。

下の写真は「上越九条の会」が2年ほど前に作成した“9条ペンダント”、トンボ玉で裏側は透明の私にとっては大事な宝物の一つです。「国連高校生平和大使」の神谷優季さんへ友人がこのペンダントをプレゼントされ、優季さんは「宝物にして、国連へ下げてゆきます」と嬉しい声が伝わってきました。

暦の上で昨日は立秋、新潟県内は猛暑日となり糸魚川市は観測史上初の37.5度を記録です。体温よりも暑く熱中症に気をつけ外出を控え、玄関先の老いた愛犬とエアコンの中で過ごす一日です。

そして8日朝、台風5号は糸魚川市の海上約40kmを北北東に進み、今のところ心配した被害もなく庭木などには恵みの雨ですが、「大雨強風波浪注意報」が出ています。

先日、陶芸教室のお仲間で能生徳合地区のHさんが栽培するパンナメロンをいただきました。このパンナメロンはタキイ育種おすすめの果肉の日もち性にすぐれる緑肉メロンで、糖度15度以上の最高のお味です。お連れ合いさんに先立たれ“枝垂れ桜”の里山の田畑を守る若きHさん、宅配便も受け付けているそうでいつも前向きな姿勢に感心するばかりです。

雨が小降りになった午後からは、図書館へ『ときをためる暮らし』(つばた英子・つばたしゅういち著)の返却や買い物などで外出です。そして明日は「ナガサキ原爆の日」、戦後の72年を生きる私に何ができるのかと考える一日です。


原爆投下から72年の広島と「核兵器禁止条約」

2017年08月06日 | 日々思うこと

原爆投下から72年の広島、今日の平和記念式典は、アベ首相や世界80か国の代表が参列です。式典ではこの1年間に亡くなった人や新たに死亡が確認された人、5530人の名前が書き加えられた30万8725人の原爆死没者名簿が原爆慰霊碑に納められました。

世界の核軍縮をめぐって先日、国連で歴史上初めて核兵器を法的に禁止する「核兵器禁止条約」が、非核保有国が中心となって採択されました。核保有国や核の傘のもとにある日本などは条約に反対の立場を示し、核兵器の廃絶にどうつなげていくかが課題となっています。

広島市の松井一実市長は「平和宣言」で、「各国政府は、核兵器のない世界に向けた取り組みをさらに前進させなければならない」と、「特に日本政府は核保有国と非保有国の橋渡しに本気で取り組んでほしい」と訴えました。一方のアベ首相といえば、「核兵器禁止条約」に言及することなく“言い訳挨拶”です。

写真は広島市から借用、72年前の広島と今日の式典会場です。市HPでは松井市長の「平和宣言」全文も掲載です。

ところで2日の北陸地方の梅雨明けで、ジリジリとしたうだるような暑さで県内には「高温注意報」が発令です。昨日の孫たちはサッカー練習で汗をかき、その後は駅前の「お化けの館」へ・・・、少しは涼しくなったのでしょうか。そして夜は家族で能生地域の海上大花火大会へ・・・。

私はお盆を前にして、家の整理整頓やキッチン回りのお掃除です。そうそう、TV番組の影響で今話題の「セスキ炭酸ソーダー」(1k 500円程)を薬局で買い求め、初めて使ってみました。これが重曹よりも汚れ落ち抜群で、“楽あれば苦あり”の汗だくの一日です。