「9・28」は私にとっては“失望の日”で、民進党前原代表の豹変は衝撃のクーデターのようで、驚き、呆れ、情けなく、そして悲しい憤りの日でもありました。所信表明も逃げてのアベ首相の疑惑隠しの衆院解散挙といい、政治は混沌とし日本中が選挙戦に突入ですが、その構図は国民には分かににくく「政治の世界は何が何だかわからない」とブログに書き込んでいる人もいます。
小池東京都知事は都政のことよりも新党のことで頭がいっぱいのようで、豊洲移転問題はどうなっているのかと思い、これまでの彼女の政治スタンスをチェックしてみると、その危険性はアベ首相と何ら変わることがありません。特に極右カルスト集団の日本会議とも深いつながりがあり、さらにこのところの笑顔に隠された“上から目線”の党首発言にも驚くばかりです。
そんな中で昨日、衆院新潟6区立候補予定者の民進党梅谷守氏へ、「勝てる選挙も、希望の党からでは勝てません。無所属出馬で市民と一緒に勝ちにいきましょう!」と、Cメールを送りました。誤解のないように私は共産党の党員でもなく、民進党のサポーターでもありませんが、20年間の議員活動ではリベラルを貫いてきました。そして新潟選挙区では一年前、市民と野党との共闘で参院選と県知事選を勝ち抜いた実績があることを忘れてはなりません。
長月9月は目まぐるしくあっという間に過ぎ去って、今日は朝から抜けるような青空なのでたくさんの洗濯物や布団を縁側に干してから出かけ、市役所1階市民ホールで明日まで開催の『ひらがなにっき 長野ヒデ子 絵本原画展』へも立ち寄りました。静まり返った市民ホールは写真禁止で、16日初日の長野ヒデ子さんのギャラリートークに参加すればよかったと後悔先に立たずです。
市役所から美山公園まで足を伸ばして、晴れ渡る“猫の背”の雨飾山と駒ケ岳を撮りました。このベンチに座って眺める景色に、政治家のような偽りがなく癒されるひと時です。あと一ヶ月もすると公園の桜の木々も色づき、2千メートル級の日本百名山の新潟焼山や雨飾山も初冠雪です。
夕方の共同通信では、民進党の辻元清美幹事長代行が「希望の党には行かない。無所属で立候補する」と述べたそうで「さすが!」です。そんなことで、政治家とは平気で国民に嘘をつくと思えば憤ることもないのでしょうが、有権者は目先の現象に惑わされず、もっと洞察力を高めていかないと日本は危険なトンでもない方へ進んでしまうことが刻々と伝わる9月の終わりです。