すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

冬の準備と野党追及を逃げ切る会期末の国会

2019年11月28日 | 日々思うこと

今月も残すところ後一日で、今朝7時の気温は2度台の今季一番の冷え込みです。天気予報は雪マークなのでいよいよと覚悟をしていたら、お日様が顔を出し始めました。

雪国で欠かせないのが冬タイヤへの交換で、やっと車屋さんへお願いして来週に取り替え予定です。茶の間の電気カーペットとコタツは重労働になり、一週間前に上越の娘が2階から運んで準備万端・・・、昨夕、学校から早く帰った隣りの孫が勉強道具持参で嬉しそうにコタツに潜り込んでいました。

会期末12月9日の国会は2週間を切り、政府・与党は会期延長をせずに国民への説明責任も果たさず野党追及を逃げ切る動きです。「桜を見る会」の名簿破棄もさることながら、参加者らの“身分確認”もないことに驚くばかりです。首相主催とはいえ税金での飲み食いですから、何ともズサンなアベ政権ではないでしょうか。

 (イラストは毎日新聞ニュースメールから借用)

ところで元文部科学省事務次官の前川喜平さんが政治に興味のない若者へのメッセージで、「学ばなければ基本的人権は実現できないし、学ばなければ、平和も実現できないし、国民が学ばなければ、国民主権も実現できない。学ばない国民はおろかな政府しかつくれないわけです。」が頭を過ぎります。

一年前の昨日、姫川右岸の桜づつみ近くで、雪化粧のドーム焼山や妙高山に連なる火打山を撮っていました。寒波の前の外仕事と「入管難民法案」と


ローマ教皇の原発への警告と東北電力女川原発の「事実上の合格」と

2019年11月27日 | 日々思うこと

昨日、フランシスコ・ローマ教皇は4日間の日程を終えて帰国され、原発はひとたび事故となれば重大な被害を引き起こすとして「完全に安全が保証されるまでは利用すべきではない」と警告です。ローマ教皇庁(バチカン)はこれまで原発の是非について立場を明確にしておらず、踏み込んだメッセージでした。

ところが原子力規制委員会は昨日の定例記者会見で、東北電力女川原発2号機について再稼働の前提となる新規制基準に「適合している」とした審査書案を了承で、「事実上の合格」となるニュースに耳を疑いました。同委員会では津波について、「特に丁寧に審査し、地震も地域特性を調査して、さらに安全上の配慮をして(想定を)設定した点をきちんと見た」と強調です。

里山の紅葉はもう少しで白の世界へと変わりゆき、庭のもみじを撮ろうと思ったらいつの間にか落葉です。今年の小マユミは赤い実を一つも着けることなく、葉っぱだけが色鮮やかです。

10日ほど前に植え付けたビオラ「バニーガール」はすくすくと育ち、洗面所に飾って見ると逆光で“うさぎの耳”のような可憐さです。今秋は体調が優れないことで紅葉狩りにも出かけることなく、こうした身近な草花が日々の癒しになっています。

深夜は気温が5度台まで下がったものの、朝から風もなく最高気温が12度を超え、午後から小雨の中を歯科医院へ治療に出かけ痛い思いをしての帰宅です。それにしても各地での原発再稼働の動きといい、ローマ教皇の世界へ向けた警告も覚めやらぬ中で、この国はいったいどこへ向かおうとしているのか、もう一度痛い思いをしなければ分からない国になってしまったのでしょうか。


ローマ教皇の被爆地からの訴えと住井すゑさん「人間宣言」と

2019年11月25日 | 日々思うこと

来日中のフランシスコ・ローマ教皇、昨日の長崎、広島両市を訪問され被爆地での核廃絶への訴えを聞き入りました。長崎では「核兵器や大量破壊兵器を所有することは、平和と安定の望みへの最良の答えではない」と世界に向けて核兵器廃絶を求めるメッセージを発信です。

広島では「戦争のために原子力を使用することは犯罪だ」と訴え、教皇は「広島と長崎から人類は学んでいない」と発言するなど、2013年の就任以来一貫して核兵器廃絶の必要性を呼び掛けてきました。

広島平和記念公園での「平和のための集い」で、核廃絶を訴えるローマ教皇 (写真は時事ドットコムニュースより)

13億人の信者を持つカトリック教会トップのローマ教皇、核開発はテロ行為に等しいという言葉に心を揺さぶられた多くの日本国民、世界で唯一の被爆国からのローマ教皇の重い訴えに、国連「核兵器禁止条約」に背を向けるアベ政権や否定的な地方議員らはどう応えるのでしょうか。

一年ほど前のブログで、「核兵器廃絶」と書かれた広島ナンバーのトラックのことを綴っていました。トラックには原爆ドームをバックによく見ると、峠 三吉氏の原爆詩集「序」の「父を返せ 母を返せ・・・」が書かれており、見上げるまでのこのアクションにリスペクトです。(写真の出どころは不明です)

見上げるまでといえば、住井すゑさんの続きです。「住井すゑ 九十歳の人間宣言」と長岡講演


日韓GSOMIA協定と“落鮎”のごとく生を終えること

2019年11月23日 | 日々思うこと

11月も残り早や一週間、韓国によるGSOMIA(日韓軍事事情報包括保護協定)の失効で、協定は終了せず効力維持というニュースです。ギリギリのタイミングで韓国はどうしてGSOMIAの効力停止に至ったのか政治的な背景はともかく、一先ずは隣国との最悪の状況から回避で“平和こそすべて”です。

今日は勤労感謝の祝日で、朝から青空で風もなく最高気温16度を超える穏やかな一日です。洗面所の窓から見る隣りの孫たちの庭の桜の木もすっかり落葉し残り少なくなっています。

このところ知り合いらの訃報が続きます。毎年この時期に長野からおいしいリンゴを届けてくれる農家のYさん、昨夜の電話で先月末に亡くなっていたことを知りました。“生”あるものはいつかその終わりがあり、人生の折り返し点を過ぎると誰もが“死”に向かっていることは否めない現実です。

本日のタイムス紙「季節のうた」欄で、上越市出身の児童文学作家の杉みき子さんが「落鮎」について綴っていました。秋になると、産卵のために川を下っていく落鮎、生き生きといのちを謳歌していた夏の間とは違い、産卵の先にあるのは“死”のみ、鮎自信も本能的にそのことを自覚しているのだろう。落鮎といえば、生あるものが生を終える直前の、いさぎよさと美しさが連想されると・・・。

春に咲く桜の花も厳しい冬を前にして、今この時期に枝先に花芽を付けているという、私もまた隣りの庭の桜の花をもう一度見たいと残された時間を丁寧にと思う昨今です。一年前のgooで「いのち・愛・人権」糸魚川展のことを書き込んでいました。 住井すゑさん『橋のない川』上映会と増田れい子さんと

米山隆一前新潟県知事(弁護士・医学博士)が、論座RONNZAで「桜を見る会」が日本政治に突きつけた本当の問題、民主主義国家であり続けるかどうか問われていると・・・。https://webronza.asahi.com/politics/articles/2019111700003.html?fbclid=IwAR06UET8jpqZfBApEBh_Z_UFzd9E5qL7_lKuGEvO-vjge_8FhhNEZtYzEck

 


冬の足音と憲政史上在任期間最長のアベ首相

2019年11月21日 | 日々思うこと

昨日の朝方は気温6度台の今季一番の冷え込みで、市内の全山石灰岩からなる独立峰の黒姫山(1,221.5m)は中腹まで一気に白くなっているのでビックリです。例年よりも遅い初冠雪のようで、晴れ間を見て写真を撮るタイミングを逃して、夕方には雲に隠れてしまいましたが里山も白くなっていることを確認です。

日もまた黒姫山は雲に覆われて山頂を望むことができません。午後から所用を済ませて、夕方近くに姫川桜づつみ堤防辺りへ回って見ると、東京発電姫七水力発電所周辺の山も紅葉で、その奥の黒姫山もかなり白くなっています。地元では昔から黒姫山に3回雪が降りると“根雪”になると言われ、いよいよ本格的な冬の足音です。

ところで国会、「桜を見る会」について昨日の衆院内閣委員会と参院本会議に耳を傾けると、招待者1万5千人の首相と自民党の推薦枠が約7000人分に上り、首相の昭恵夫人の推薦があったことなど次々に税金の私物化が露呈で驚くばかりです。

夜のニュース番組で、鳩山由紀夫民主党元首相が09年9月~12年12月の旧民主党政権では、11年と12年の桜を見る会が中止になり開催したのは10年の1回だけで、地元支援者の人数は分からないとした上で「数十人のオーダーだと思う。税金での開催に反省をしている。前日に夕食会を開いていたアベ首相とは異なる」と述べていました。

昨日の武器見本市への書き込みで、フェースブックへ多くのコメントが寄せられました。憲政史上、在任期間が歴代最長となったアベ首相、憲法改憲に前のめりな姿勢といい米国に追随する危うさを連立を組む公明党はどう捉えているのでしょうか。自浄能力に欠ける政権にストップをかけることのできるのは有権者しかないことを痛感する冷え込む一日の終わりです。


日本初の武器見本市と首相在任歴代最長と

2019年11月19日 | 日々思うこと

昨日は南風の影響で糸魚川の最高気温は26.6度で汗ばむ一日でしたが、今日は気温が一気に下がる寒暖差の激しい震える寒さです。

震える寒さといえば、二年に一回英国で開かれていた世界各国の防衛装備品の武器見本市が18日から明日まで千葉市幕張メッセで開催されています。英国外での開催は今回が初めてで、主催は日本とイギリスの民間企業などです。世界最大級の見本市では、陸海空の装備に加え、テロやサイバー攻撃など安全保障に関わる全ての分野を扱っているそうです。

“死の商人”は米国だけのことと思っている人も多いようですが、国内の三菱重工業や川崎重工業などの防衛産業大手が参加で、アジア市場の開拓を進めたい狙いですが、いかなる武器もその鉾先に人の命が狙われていることを忘れてはなりません。

平和憲法を保持しながら今なぜ日本で開催なのか、これは2014年アベ政権は武器の輸出を実質的に禁じてきた「武器輸出三原則」を見直し、武器装備品の輸出を認める法整備を進めたことに他なりません。今回、日本が世界最大規模の見本市の開催地に選ばれた理由は、増大する防衛予算と高い技術力にあると言われています。

「武器見本市はいらない」と書かれた横断幕を掲げる市民団体(写真は東京新聞からお借りしました)

明日は西高東低の冬型の気圧配置で寒さが強まる予報です。首相在任期間が歴代最長となるアベ首相、その“光と影”を感じながら、この先どこへ向かおうとしているのか、今回の武器見本市が物語っている背筋が凍てつく終日です。


ウソのない花たちと「桜を見る会」招待者名簿廃棄

2019年11月17日 | 日々思うこと

昨土日には上越市内の園芸店で求めたビオラ「バニーガール」の植え付けです。今日は朝方の雨も止んで気温は低めながらも風もなく穏やかな日曜日で、台所で溜まった生ゴミを近くのファミリ畑のコンポストで処分です。生ゴミは寒くなると面倒になってしまいますが、焼却場で余分なエネルギーで処理されることを考えると、田舎暮らしならではのエコな選択を続けていきたいものです。

ところで近年は大輪のパンジーよりも育てやすいビオラが中心で、「うさぎの耳のような長い上弁を持ったユニークなコンパクトな株立ち」とラベルに記載されていた「バニーガール」、迷わず3ポットを求めました。(450円+税)

写真の中央のビオラは2週間ほど前の寄せ植えで、3色の彩りがイマイチでしたので今回は「バニーガール」だけで植え付けてみました。玄関風除室に入れずに屋外で冬の寒さに合いながら、春先にはきっと元気に可憐な花を咲かせてくれることでしょう。

「桜を見る会」の続きで、都内の高級ホテルでのアベ首相の後援会主催の前夜祭、その会費が5000円ということも謎ですが、「この会は民主党政権から続いていた」と開き直りの首相です。民主党政権時は公開が前提とされていたことが分かり、また4月の「桜を見る会」の招待者名簿が5月に廃棄されたのは、共産党の宮本衆院議員が国会質問に向け、内閣府などに資料要求をしていた国会での追及直前だったことも明らかになりました。

不都合な招待者の名簿を直ぐに破棄するなど、民主党政権の時から後退していることは確かで、ウソのない癒しの花たちとその場をうまく誤魔化す権力の私物化、国民も政治の腐敗につながることに危機感を持って注視せねばなりません。

gooから届いた一年前のブログに、そんなこともあったなあと懐かしく読み返すひと時です。新幹線乗り越しハプニング!


「桜を見る会」中止と出席者の相次ぐブログ削除

2019年11月15日 | 日々思うこと

昨日の冷たい雨と打って変わって、今日は朝から青空の穏やかな中を上越市まで所用で出かけました。昼食は娘と久しぶりに板倉区の「いたくら亭」へと車を走らせ新蕎麦をいただきました。ここは豪雪地域とあって古民家のお庭の冬囲いも進み、何と石の灯篭まで囲ってあるのでビックリです。桜の木も大雪に耐え抜き、枝を大きく張って来春の開花が楽しみです。

「いたくら亭」で私はいつものとろろ丼とざる蕎麦の半セットと、別注文でマイタケ天ぷらを美味しくいただきました。その後は幼稚園から帰った孫の元気な顔を見て、暗くならないうちに帰途に着くことにしました。日本海に沈みゆく夕日を見ながら国道8号を走り、“秋の日はつるべ落とし”のごとくで5時を過ぎる頃には辺りはもう真っ暗です。

ところで首相主催の「桜を見る会」が急転直下で来春は中止となりましたが、これで一件落着では納得がゆきません。昨日のNHKローカルニュースで、新潟県の花角知事も今年の「桜を見る会」へ出席、当6区選出の高鳥修一衆院議員も出席していましたが、4月13日(土)付けのご自身のブログを削除していたことが分かりました。

そういえば首相の地元の山口県の県議らが、「桜を見る会」に参加したことを記したブログを自身のウェブサイトから相次いで削除し、その理由は「説明する必要はない」「誰かに迷惑がかかると嫌なので削除した」などと回答です。野党は“やましい”ことがなければ削除する必要もないと今後さらに追及する構えです。首相の後援会や事務所の私物化がことの発端で、権力者の公私混同を見逃してはならないことを痛感する昨今です。


皇居の桜と風雪に耐える雪国の桜と

2019年11月13日 | 日々思うこと

日曜日の祝賀パレードの後のメディアは、首相主催の「桜を見る会」を取り上げています。アベ首相の地元の山口県からバス17台850人に及ぶ人たちが招待されているというから驚くばかりで、昨夜の報道ステーションでも後藤キャスターは「アベ首相になってから予算が膨らみ、桜を見るより人の頭を見る会」と・・・。

政府は野党の厳しい追及もあり、来年4月の「桜を見る会」の招待者を縮小させ、招待基準の明確化を検討する方針です。今回の「桜を見る会」で様ざまなことが見え、単に参加者が多いか少ないかの問題ではなく、一歩間違えると全体主義への危うさも感じてしまいます。

小春日和の夕方近くに八久保郵便局まで出かけ、気になっていた姫川右岸の桜並木まで回ってみると、一週間ほど前の新潟焼山に続き雨飾山にも初雪が降りていました。写真がボヤけて雲のようにも見えるのですが、猫の瀬の山頂付近が白くなっていることを確認です。こちらの桜並木は皇居の桜とは違い、厳しい風雪に耐えながら春を迎えます。

写真は庭の隅のオオマユミで今年は虫に食われることなく葉もきれいで、赤い実をたくさん付けもう直ぐ実は弾きだすことでしょう。

俳優の仲代達矢さん(86歳)は、『この国はどこへ これだけは言いたい 「戦争スイッチ」押させなかった憲法』を語っていました。https://mainichi.jp/articles/20190927/dde/012/040/001000c?fm=mnm 

追記 ブログを早めに書き終えた後の毎日新聞ニュースメール、菅官房長官は記者会見で首相主催の「桜を見る会」について、来年の開催を中止すると表明です。何と極端な政府でしょうか、それでは憲法改憲も止めてほしいものです。


首相主催の「桜を見る会」の私物化と国家行事

2019年11月11日 | 日々思うこと

8日の参院予算委員会で、毎年春に都心の新宿御苑で開かれている首相主催の「桜を見る会」について、田村智子議員(共産党)の質疑にしばし耳を傾けました。

国家予算による「桜を見る会」は、何らかの功労があったとして内閣府からの招待ですが、年々参加者も増えて予算も増額です。アベ首相の地元では後援会がとりまとめ参加者が多くなっていることを指摘されると、個人情報を持ち出して答弁を避ける首相です。

無料で樽酒からオードブルやお土産までふるまわれ、政治家個人でやったら公職選挙法違反で、公費を使って堂々とやっていることで「税金の私物化ではないか」と批判されても仕方がありません。

昨日曜日の秋晴れの都心は厳戒態勢の中、令和天皇即位の祝賀パレード御列の儀で、テレビ各局は一斉に中継です。この日の沿道には11万人を超える人たちで溢れ、全国から2万6千人の警察官というから驚くばかりです。国事としての一連の即位の礼はこれで一区切りのようで、166億円を超える盛大な国家行事でした。

今日は昼過ぎに上越の友人がやって来て、天津神社近くの喫茶扉でお茶をしながら、しばし即位の礼などに話しが盛り上がりました。その後は予約の歯科医院へと急ぎ、治療を終えて小雨と雷の中を帰宅で、夜は木枯らしが吹き始めています。明日は台風19号から一ヶ月、被災地にも冬が近づいており一日も早い復旧と再建を願う終日です。

毎日新聞ニュースメールで『即位の礼パレード見ないと「非国民」?』に、慶大名誉教授小林節さんと真面目に天皇制を考えるひと時です。https://mainichi.jp/articles/20191108/k00/00m/010/141000c


止まらない首相のヤジと政治の劣化と「議員必携」

2019年11月09日 | 本・雑誌・映画

秋も深まりゆく中で、国会でのアベ首相のヤジが止まりません。衆院予算委員会に続き、昨日の参院予算委員会でも野党議員へのヤジを聞くに付け、自民一強とはいえ首相のおぞましさを痛感です。

夜のTBSNEWS23でも星浩キャスターは、かってここまでの首相はいなかったと述べていましたが、これはまさに政治の劣化であることは言うまでもありません。また森田千葉県知事の昨日の記者会見、千葉県を直撃した台風15号後の行動が問題視されていることで、“私的視察”と言い訳し「これが私の政治手法・・・」とまで言い切っているので呆れ果ててしまうばかりです。

このところの進まぬ断捨離ですが人生の終活と肝に銘じて、書棚のもう使うことのないであろう『六法全書』や『地方自治法』などの処分です。写真はほんの一部で現職のときに揃えたもので、この後で『地方自治小六法』は残すことにしました。その他にもう一冊、全国町村議会議長会編集の『議員必携』(学陽書房発行)も書棚に戻しました。

思えば1991年(H3)4月の統一地方選で、企業城下町でのトリプル無投票選挙(県議・町長・町議会)に無謀とも思える町議会への挑戦でした。初当選から“孤軍奮闘”の議会活動でしたが、『議員必携』は誰も教えてくれないことが満載でバイブルとしで助けられてきました。

今、『議員必携』をパラパラとめくると最初の「地方自治のしくみから議会の使命と職責」では、「議員は人格・識見ともにすぐれた代表者である。したがって一言一句は住民の意見であり、住民の声である」と・・・。そんなことで国民から遊離する首相のヤジは、政治の劣化をますます進めていくこと確実で、地方議員に限らず国会議員にも本書は“必携”であることが伝わってきます。

そんなことでたくさんの良書に囲まれながら、もっとよい仕事ができたのではと振り返りながら“時すでに遅し”のひと時です。深夜には気温7度台まで下がる冷え込みでしたが、日中は風もない静かな土曜日です。


立冬前の死生観と

2019年11月07日 | 日々思うこと

今朝6時の気温は10度以下でしたが、日中には20度を超す温かさです。昼過ぎに出かけ、その出先から真紅の山茶花の垣根を撮りました。ここは日当たりもよく、お一人暮らしの家主の手入れの行き届いていることが伝わってきます。

夕方帰宅し、長年のお付き合いのYさんの悔やみへ、すでに葬儀が済んでいることからご自宅へ伺いました。大きなお家は欅の太い骨組みで奥座敷へ通され、地元でもこのような立派な古民家が残っていることに改めて驚きです。

Yさんは亡き母とは仲良しの同世代で96歳で人生の幕を閉じられ、喪主である息子さんから「母は生涯気丈に生き、最後までその精神を貫いてくれました」と・・・。凛としたYさんの死生観に見上げるものを感じながら、我が人生を重ねるひと時です。

夕暮れ時に、新潟焼山がまだ顔を出しているので急いで姫川桜つつみまで車を走らせ、一昨日に撮れなかったドーム山頂とその奥の火打山をデジカメに収めることができラッキーでしたが、初冠雪はかなり消えているようでした。

夕方5時過ぎには雨も降り出して、気温も少しづつ低くなってきました、明日は立冬で、文字通り冬の始まりで、お天気も下り坂で寒くなる予報です。また今年は例年よりも早くインフルエンザの蔓延で、市内の小学校でも学年閉鎖が続いています。どなた様もご自愛くださいますよう。かく言う私も一番気をつけなければなりません。


今季一番の冷え込みとさわし柿

2019年11月05日 | 日々思うこと

三連休もあっという間に過ぎで、今朝は今季一番の冷え込みで気温8.9度、頚城三山(妙高・火打・焼山)も初冠雪です。妙高山は昨日ということで例年よりも遅く、糸魚川から妙高山の頂きを見ることができません。

秋晴れの中を上越市名立区まで車を走らせ、車窓からの新潟焼山・火打岳の山頂付近はかなり白くなっていました。途中で写真を撮ろうと思いながら約束の時間があることで、先ずは能生地域の友人Tさん宅へと急ぎました。

次に上越市名立区へ、国道8号から県道245号の名立川上流10キロ山奥にある「花立温泉 ろばた館」で友人と会い、今日はあいにくと定休日で駐車場で所用を済ませて帰途に着きました。

ところで今年はクマの出没が頻繁で、特に里山でなく市街地まで柿などのエサを求めて山から下りています。名立区の県道沿いの何ヵ所で「クマの出没に注意」でなく、「11月1日、クマが出ました」と日付入りのユニークな看板が立てられ、帰り道に場所を見失い写真は撮りそこねです。

今年は柿が豊作なのでしょうか、能生のTさんからアケビとさわし柿をいただき、名立の友人からもお土産にさわし柿をいただく嬉しい“実りの秋”です。さわし柿とは渋柿を35度のホワイトリカーで渋を抜く方法で、10日ほど密封しておくと甘い柿に変身という摩訶不思議さに先人の知恵が伝わります。

今日いただいたものは直ぐに食べれるそうで、初挑戦の柿ジャムを作ってみたいと思いながら、毎日一個であっという間になくなりそうです。

糸魚川市内に戻ってあちこちへ寄ってから姫川桜つつみまで廻ってみると、日没前ということで焼山・火打の山頂はすでに雲に隠れて、日一日と深まりゆく秋が伝わってきました。

備忘録としてのブログ、一年前の書き込みに目を通しながら時の速さを感じ、チョッと動き過ぎの一日の終わりです。一の宮神社と大正時代の祖母の生き方と


ラグビーWカップ日本大会閉幕、感動をありがとう!

2019年11月03日 | 日々思うこと

今日は文化の日、朝方5時の気温が10度台で今季一番の冷え込みです。日中には気温も少し上がり、曇り空の中で時どき青空が見える穏やかな一日です。

昨日のWカップ決勝戦、日本チームを準々決勝で破った南アフリカ(世界ランキング3位)がイングランド(世界ランキング1位)に快勝、2019日本大会で頂点に立ったのは南アフリカ代表“スプリングボックス”で12年ぶり3回目の優勝です。

この日の横浜国際総合競技場は7万人を超える観客で1ヵ月半に及ぶ大会は幕を閉じ、私自身も当初ルールがよく分からなくとも”後ろへ後ろへ”とパスをつなげながら前進するラグビーに魅せられた一人です。「ノーサイド精神」とともにラグビーファンが日本中を盛り上げてきましたが、10年前に日本での大会開催が決まった時には誰もが予測できなかったことではないでしょうか。

上越市の橋爪法一市議は南アフリカ勢を太目のペンでサラサラと描き、「ラグビー、ワールドカップ終わる。決勝は無意識のうちに日本に勝利した南アフリカを応援していました。イングランドも頑張りましたね。ワールドカップが日本に来たおかげで、ラグビーが好きになりました。枕を手にすると、後ろの方へ投げてみたくなります(笑)」と添えられていました。

ところで海の向こうの「フィンランド馬術大会、馬糞で必要電力をすべて供給」という嬉しい情報です。https://jp.reuters.com/article/equestrian-manure-energy-idJPKBN1X80FF?fbclid=IwAR0V-GsI4-YbpWPcap1BNbHWtcDqgUEge70A8aQhoKNtJSKsmJ-98F0LNi4


霜月11月、貧困の格差と家庭用太陽光発電買い取り制度の終了

2019年11月02日 | 地震・原発

消費税増税から一ケ月が経過し、ややっこしい還元制度で庶民の暮らしはどう変わったのでしょうか。相対貧困率(所得税・住民税・社会社会保険料・固定資産税などを差し引いた可処分所得が年間122万円に満たない世帯の割合)が16%、854万世帯という数字です。

この可処分所得の毎月10万円で暮らす人が国内で2千万人およそ6人に1人、さらに生活保護受給者が162万世帯で、そのうち半数が高齢世帯です。今のままだと金持ちはますます金持ちで貧富の差が拡大し、子どもの貧困率も合わせて深刻な社会問題で政治のあり方が問われています。

31日夜のNHKの「時論公論」、「家庭の太陽光買い取り順次終了 再エネをいかすには」を何気なく聞いていて再認識です。10年の期限があっという間に来て、111月1日から家庭用の太陽光発電の余剰電力を高値で買い取る国の支援制度が順次終わるという内容でした。

買い取り制度は、震災・原発事故で再エネの重要性が再認識されて国が始めたもので、太陽光や風力・地熱などの電気は全て事業者の採算がとれる高い価格で大手電力が買い取ってきたものです。当初から問題もあった制度とはいえ、家庭用太陽光の発電量は原発エネルギーに換算すると相当というから“脱原発”、再生可能なエネルギーを拡大するためにも無視することはできません。

リビングのちひろカレンダーも残り一枚です。珍しくモノトーンに近い雪景色で、カレンダー下段には「軍事費を削って子どもたちに」と・・・。

今日は深夜から朝方に冷え込んだものの日中には青空で穏やかな一日で、なかなか進まぬ断捨離に先ずは書籍など一つひとつです。そして時はすべての万物に平等に与えられ、もうすぐ頚城連山に初冠雪が見られるようで、夜にはまた気温が下がる終日です。