青裸々日記 Aorara Diary

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えんのした。

2011年01月25日 22時15分19秒 | 青裸々日記。
秋葉原UDX(東京都千代田区)

 こんにちは。
 今日も皆さん、ありがとうございます。



 「縁の下の力持ち」という言葉があります。
 きらびやかに輝く物や人の裏で、それが輝くように見えないところで踏ん張っている人を指して、
 「黒子に徹している人たちの存在を軽んじてはならない、大切にするものだ」と戒める時によく使われる言葉です。


 誰だって、応援したいと思っている人がいるものです。
 もちろん、「縁の下でよいので力持ちになりたい」と思う気持ちは素晴らしいもの。
 ところが、そんなステキな気持ちがあったとしても、
 問題が出て来てしまう場合があるのです。


 …それは、「縁の下の力持ち」だからです。

 「!?」という反応をされる皆さんは正常です。
 だって、「自分がなりたがっていたそれ自体」だから、
 疑問に思わないほうがおかしいですよね。

 種明かしをすると、「力持ち」だからです。
 最初はよい意味で慣れがないので、普通にしているだけで「支えてあげている」という実感が持てます。
 しかし、人間は習慣の生き物です。
 同じことをしていると、だんだん自分の存在理由がわからなくなってしまいがち。
 たとえ「役に立つこと」でも、実感が薄くなってしまうんですね。
 こと「縁の下」の場合は特に厄介で、
 無意識に「力を出してあげているんですよ」とばかりに、
 やり過ぎてしまうんです。
 そして、本来は力を合わせたり差し出したりする相手に、
 力を「ぶつけて」、摩擦を起こしてしまうのです。


 人間、プライドの生き物です。
 こと魅力的な人の力になりたいという時ほど、
 「役に立っている」という実感は反比例してしまうのです。


 …では、どうすれば衝突を防ぎ、そっと力を差し出し続けることが出来るのでしょうか!?


 私は先に「人間はプライドの生き物」と書きました。
 つまり、「プライド」を制御すれば、摩擦が減るのです。
 具体的には、基本的に相手から認められようという気持ちは捨てて、
 ただ差し出すことに集中するのです。
 相手のプライドをくすぐり、ひたすら黒子に徹する。
 ただし、その相手がいないところでは自分のプライドを満たすべく、
 自分をねぎらったり気のおけない友達と一緒にいればよい。
 つまり、「相手のプライドを満たしつつ、裏でイーブンになるように考えればよい」ということになります。
 たとえると、ルーレットの的のように、
 見せる面を変えてしまえばよいのです。

 これは八方美人とはちょっと違います。
 八方美人は「本心でないものやおべんちゃら」も含まれますが、
 この場合は「相手の下支えになろう」という純粋な本心が源。
 嘘から出た気持ち出なければ、最初の信念が続いている限り、
 ヘコヘコとしていても意外と平気だったりするんです。


 ところで、「縁の下」の「縁」は、
 「家屋の軒先にある縁側」の意味合いで使われていますが、
 「良縁祈願」の「縁」と同じ文字だったりします。

 「無償で力を差し出し、黒子に徹する力」とは、
 もしかしたら「ご縁を大切にする力」のひとつなのかもしれません。

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