青裸々日記 Aorara Diary

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2011年06月18日 12時58分45秒 | 青裸々日記。
線路沿いの昼顔(東京都渋谷区)

 こんにちは。
 今日も皆さん、ありがとうございます。



 問題行動を取る人には、ひとつの特徴があります。
 それは、「自分の欲求やフラストレーションをわかっていない」ということです。


 「毎日を暮らしていく」というのは、ある種、宗教の修行みたいなところがあります。
 自分と気が合う人やペースが似ている人、お互い認め合っている人はまだしも、
 ニガテな人とも我慢して合わせなければ営めないというのが、
 生活していくための現実ですよね。
 ということは、自分の欲求をそのままの形で表に出すとトラブルの火種になりますから、
 「要求をオブラートに包める人」とか「忍耐強い人」ほど、世の中で「デキた人」と言われるようになる。
 これが問題をややこしくするのです。


 「本音」なり「裏の顔」なりがあっても、それを出さないようにするためには、
 自分で「これが本音だ」という部分をわかっていなければなりません。
 「ここからここまでが本音だ」ということがわかって、それに合うサイズのカバーを用意できるわけです。
 そこを、「我慢する」とか「いい人でいる」ことありきで、そればかりを意識してしまうと、
 「我慢すればいい部分」とか「隠したい部分」がわからなくなってしまう。
 ということは、「出したくない部分」が、意識しないところで、露出してしまうのです。
 つまり、自分の本心ややりたいこと、欲しいものをごまかしていると、
 ブレーキをかけたくてもかけられなくなってしまうのです。


 いくら素晴らしい目標や目的があっても、人間はバランスで出来ているもの。
 四六時中、そればかりではいられません。
 嫌な顔をしたくなったり、めんどくさいようなこと、疲れてしまうことがあって当然なのです。
 いくら「いい顔をするのは大切だ」と言えど、それを知った上でやるのとやらないのでは大きな違いがあります。
 そしてまた、「こうありたいと思う部分」と「自分の本音やだらしない部分」にも意識を向けるようにしていると、
 意外と爆発したり、問題行動を引き起こすこともなくなるのです。

 自分をごまかし続けていると、苦しくなるものです。
 いっぱいいっぱいでおかしくなってしまいそうな時、
 「とりあえず自分の気持ちを知ってみてもいいんじゃない?」と、自分に言い聞かせてみるのも一策です。
 「みっともない言動」と「みっともない欲求」は別物なのです。


 我慢が過ぎると、「我慢のための我慢」になってしまいがち。
 しかし、それが実を結ぶとは限りません。
 自分に素直な人ほど、我慢強く振る舞えるのです。

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