青裸々日記 Aorara Diary

真面目で一生懸命な人に寄り添うブログです(^^/
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「酸っぱいブドウ」。

2010年03月24日 19時33分29秒 | 青裸々日記。
羽田空港にて(東京都大田区)

 こんにちは。
 今日もありがとうございます。



 心理学の話。

 皆さんは「防衛機制」という用語をご存じでしょうか。
 一部の高校では「倫理」の授業で心理学の分野まで踏み込むので、
 意外と耳にしたことのある方も多いかと思いますが、
 とりあえずその意味、そして心理を紹介します。


 〇 〇 〇

 人生、そういつも上手くいくとは限りません。
 そんなトキどうやって自分と折り合いを付けるかという考え方・行動の総称を「防衛機制」と呼ぶんですね。

 代表的なものには
 ・抑圧…嫌なこと、失敗を忘れ去ってしまう
 ・合理化…上手く言い訳を考え、自分が傷つかないように考える
 ・退行…暴れたりしてマイナス感情を発散する
 …などがあります
 (詳しくは調べてみて下さい)。
 そして、今日お話ししたいのは、
 この「合理化」の話です。

 「合理化」を説明するにあたってよく引き合いに出される、有名な話があります。
 簡単にあらすじを説明すると…
 あるトコロにキツネがいた。
 そのキツネが木になっているブドウを取って食べてやろうと思い、
 必死に必死にトライする。
 でも、届かない。
 そこでキツネは諦め、「どうせあのブドウは酸っぱいんだ、がんばって取ったとこで苦い思いをするだけだ」と思う。
 …という話なんです。

 まあ、はた目にはみっともない話です。
 よくもまあ、必死にトライしたものに対してそんな態度を取れるなあと思ってしまいますよね。


 でも、どうしてそんな心理が働くのかを考えた時、
 また違う発想が生まれるのではないかと私は思うんです。
 成功⇒100%よかった、100%幸せになれた
 失敗⇒100%悪かった、100%不幸だ
 こんな発想ってあまり創造的じゃないと思いませんか。
 例のキツネだって、結局おいしいブドウが食べたいだけだから、
 他の方法であってもそれで満たされればよいわけですよね
 それに、そのブドウが100%甘いという証明は出来ないんだし、
 上手くいったら、なにかを変えたらカンペキに幸せになれるという考えも間違えです。


 目標が達成されなかったからと言ってそこで立ち止まる。
 目標が達成されたからといって将来に過剰な期待をぶつける。
 どちらもベストな姿勢とは言えないと私は思います。


 上手くいこうがいくまいが、
 数%でも与えられた幸せがあるならそれを100%に近づける生き方こそが、
 最も幸せに近づけるし賢くてステキだと私は思うのですが、
 皆さんはいかがでしょうか!?!?

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