春さんのニッチな愛聴盤PART2

映画音楽やイージーリスニングなどの埋もれに埋もれた珍盤をご紹介するblogで、前回同様横浜から発信‼️

ニコラ・ピオヴァーニの哀愁極まりない音楽をジャンフランコ・プレニツィオ・オーケストラが奏でる🎧️🎶

2022-01-12 11:28:26 | 音楽
『ダニエルとマリア』(1972年 イタリア)
監督:エンニオ・デ・コンチーニ
音楽:ニコラ・ピオヴァーニ
編曲・指揮:ジャンフランコ・プレニツィオ
ピーター・ファース、ジュニー・ベチュスト




音楽を心の底から愛する人には、たまらなく可哀想な映画だよな

ローマに住むお金持ちの一人息子ダニエルは、両親の冷やかな関係の中で孤独な少年だ。ダニエルはクラシック音楽が大好きで、将来は指揮者になることを夢見ている。そんなある日のこと、ダニエルの家の家政婦の美しい娘マリアがダニエルの後ろからのぞかせた。栗色の髪に緑色の美しい瞳。二人はお互いに強くひかれあったんだな。周りの心ない大人から二人は引き裂かれてしまい、ダニエルは聴力を失う。そしてマリアは周囲の大人に好きでもない中年男と結婚式を強制的に挙げさせられ、それを苦にして死んでしまう。ダニエルはいつしか精神科病院の鉄格子に鍵のかかった部屋で、誰にも聞こえない音楽に耳を澄ませながら指揮棒を振り続ける……

ホント、気の毒だよな!辛かったことだろうな、クーッ!!

この悲しい愛をさらにしんみり盛り上げる音楽は、ニコラ・ピオヴァーニの作。比較的近年では、『灯台守の恋』でいい仕事をして、健在ぶりを現してましたな

編曲と指揮はベテランのアレンジャーのジャンフランコ・プレニツィオ。実はこのレコードは、こめへんさんからプレゼントされたLPをご紹介したことがあったんだが、今度はあらためてマリアの「ダニエール、ダニエ―ル、ダニエール!」というセリフの収録された日本盤のキャニオンのシネ・ディスクから出ているシングル盤が安かったので買ったんだ。この悲しいセリフが悲しい物語を感じさせるよな!クーッ!!

じゃ、サントラ聴いてみるか!
ダニエルとの恋が叶わぬことが現実となり、自ら死を選んでしまったマリア!本当に可哀想だな!ジーンと涙溢れるぜ!クーッ!!

では、またな!