今朝起きてみると、枕元の置き時計は『 7:30』なのに、ケイタイの時間は『 8:30』であった。 あぁ〜そうか、今日からサマータイム!・・・
そして、地元スイスでは一昨日の金曜日から明日の月曜日まで4連休になるパーク(フランス語)と発音する復活祭で
キリスト教国ではクリスマスに次いで宗教的にも、家族が久々に集って過ごす休暇日としても重要度の高い年中行事となっている。
今日のブログタイトル『Boys be ambitious(青年よ大志を抱け)』であるが、なんでかと言うと、先日来『年金動画』を見続けていると自然
老後の生活費についての不安というのが纏(まと)わりついてくるわけであるが、ふと、それとは相対的と思える言葉、『Boys be ambitious』を
思い出したわけである。
今ちょつとググってみると、
『 クラーク博士は、明治9年7月、将来の北海道開拓の指導者を養成するため「札幌農学校(現北海道大学)」の初代教頭として招かれました。
1期生16名に、動物、植物学のほか、キリスト教の教えによる道徳を英語で教えるなど、大きな影響を与えました。
来道してわずか8カ月余の札幌滞在でしたが、翌年明治10年4月16日、クラーク博士は教え子たちに、馬上から、
有名なことば「Boys, be ambitious.(青年よ、大志を抱け)」と別れのことばを叫んだ、と伝えられ、
まさに北海道開拓精神を代表することばとして、後世に伝えられていきました。 』 ・・・とあり、道産子の私に刺さっていたのだろうか?
私の生い立ちのせいもあるが、私の老後の生活費について、誰一人心配してくれる人はいなかったし、子供心にも唯一形成した信条として
『自分の人生を金のことで右往左往したくない』、・・・とまぁ、そこまで明確に言語化できていたわけではないが、そのような信条を持っていた
私としては老後どころか、人生首尾一貫として『金』で煩うことはなかった。 貯金もないが、借金もない・・・というような。
その代わりという意識も無かったが、『健康』であれば『死ぬまで働ける』・・・と思っていたし、特に鍼灸専門学校で3年間、東洋医学を学んだことで
それは確信にまで至っていたと思う。
そういった気持であったからだろうか、30歳代を『禅修行』という、
私の将来にとって何の役に立つのか全くわからん『事柄』にどっぷりハマることが出来た理由というのは。
しかし、もっと正直に言えば、『役に立つかどうか?』などという疑念すらなく、この道を行くのだ・・・という思いしかなかったように思う。
今思うと、これが私にとっての『大志(を抱け)!』ではなかったか。
今こうした『年金動画』を観る若者たちが、抱こうとする『大志』とは何だろうか? 老後を安心に暮らせるほど大金を稼ぐ・・・事なのだろうか。
今日のキリストの『復活』の日にちなんで、何か書こうと思って私のブログ編集のサイトに行くと、
どなたかが読んでくれた私の記事が表示され、読んでみた。 2021年8月14日のブログ記事〜羯諦(ギャーテー) 羯諦(ギャーテー)
この記事には釈尊の『天上天下唯我独尊』について書いていたが、『キリストの復活』というのは、仏教徒にとって釈迦のこの宣言に相当する
ものであるとあらためて強く思った。 此岸から向こうの彼岸への到達・・・こそは仏教徒としての『大志』であろう。
私は、老後の生活費について計画することを決して卑しむ者ではない。 ただ、そのことが人間の『大志』であるような人生を虚しく思うだけである。
一昨日から始まったモルジュ村のチューリップ祭りの中の、野生の水仙が咲いているパート。
相方いわく、『75%の復活』(健康具合)だそうだ。
久しぶりに清々しい人生のあり方に触れることができました。次々にやってくる人生のステージで常に(大)志をもって取り組んでいる自分にとって「それがベスト」と言っていただいた思いです。
お金について何も考えず過ごして来られたことにも「感謝」の気持ちが沸き上がってきました。
ありがとうございました。