一昨日、我が街モルジュにも初雪が降り、モノトーンの世界に一変し、以前より気になっていた『色』の字について思う。
『色即是空空即是色』・・・とは漢訳の『般若心経』。サンスクリット語では本当に『色』を意味したのだろうか?
『色』の解字を見ると〜ひざまずく人の上に、もう一人があるさまから、男女の情愛の意味を表す・・・とあり、じつに色っぽい。
であるから、単純な私は『色』を『煩悩』全般であると解す。
そう解して、あらためて『色即是空空即是色』を観じ、自己の人生を省みれば・・・
『道』とは『空』による『色』仕掛け…であったかと思う自分がいた。
修行中、何度も何度も読み上げさせられた仏の四弘誓願〜『衆生無辺誓願度・煩悩無尽誓願断・法門無量誓願学・仏道無上誓願成』・・・と、
誓願の第二番目に位置する『煩悩は無尽であるから断じよ』という『煩悩=色』が『即是』『空』だと言うのだ。
つまり、『色』あっての『空』、『空』あっての『色』・・・というところが、『粋=生き=息=行き』ですね、仏道は。
『 初雪や 白と黒との 『色』仕掛け 天上天下 尊悟『空』かな 』馬骨 (相方撮、私の背姿図)
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