拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

 赤の誘惑

2012年01月02日 | オレ的アングル
  こちらヨーロッパでは 情け容赦なくなく 明日3日より 仕事始め。  正月三箇日も何もあったものではない。

  日本人としては 遅くても今日 2日目 当たりに バシーっと 今年の 抱負やら なんやら 書き初めなどして 決めたい・・・
  ところであるが ただボーっとするばかりで コレといった 「決め文句」も思いつかず 時ばかりが サッサと過ぎていく。

  昔っから 何事も遅く 課題を見つけてから 三日ぐらいしてから ふと これは!というアイディアを思いつくタイプだが 
  それも年ごとに 加速度的に日数が増えてきている。
 
  それに関連する話で先日 竹宅に行った時 3年歳上の竹の旦那が 云うには 「どうも人の名前が即座に出てこなくたった・・・」という。 それは
  確かに人ごとではなく ボクも身に覚えのある事なので 共感したが、  「アンタの名前も、 今出なくて 困ったんだよ・・・」と竹の旦那・・・。
  それって、 結構やばい 様な気がするのだが。(前にも書いたことがあるが、「スイスみたいな所に住んでいたら ボケる よな~っ」と20年前にボクは
  予感したが 奴はホンマにボケたんか?と 人ごとではなく 心配になってきた。

  先日12月31日 モーニングサービスを食べに デパート・マノーに行き、食後ニコルは外の市場に ボクは2階にある男性衣料品を通り過ぎようと
  した時 「バーゲン」を意味する「Sold」の赤い文字が ボクの眼に飛び込んで来てなにげに 物色していると 赤に黒のチェック縞のチョッキが
  ボクに買ってください・・・と言わんばかりに ぶら下がっていて、値段も90フランの 50%引き(約5千円)なので 買ってしまった。

  家に帰って 玄関にある姿見鏡の前に立って 自分の赤いチョッキ姿を 見た時 しまった! ハメラレた!・・・とボクの顔はみるみる赤くなった。

  赤いチョッキで 思い出したが よく考えてみると 今年のボクは 例の「アレ」なのだ。
  竹の旦那が 3年前に50人ぐらい招いて盛大に祝った時 着ていた 例の赤いチョッキ・・・つまり「還暦」で。 ボクは絶対にあんな真似はしないぞ、と
  心の中で 堅く決心していた あの赤いチョッキを ボクは自ら買って着て 嬉しそうな顔して 鏡の前に 立っていたのだ・・・。

  これは 神の悪戯でなくて なんであろう!  仕方なく 辞書で調べると 還暦というのは 「赤ちゃんに還る・・・」そんな意味合いが あるのだそうだ。
  そして この赤は 魔除け の意味もあるという。
                  
                     ニコル作の 「赤い柿」今年の彼女の年賀状の絵柄 この赤にも何か意味があるのだろうか。 
  
  


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