拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

Esperance=希望

2013年01月19日 | ヨーロッパの風
  朝起きてみると 外は薄っすらと雪化粧 どんよりと曇った灰色の空が 湖をおおっていて すっかり冬景色

  しかし 朝9時に 相方 待望のスイスの希望の星 “フェデラー” オーストラリア杯3戦目試合が始まるというので
  ハリキッテ 起き、 朝食を済ませ TV観戦万全の 体制を整える。

  ボクは内心 もうそろそろフェデラーも 衰えが出る頃では ないだろうか?・・・と思っていたのだが
  今日の試合を見て その考えを撤回せざるをえなかった。
  1998年(17歳)でプロになり 今年で14年目を迎えるわけだが 僕ら夫婦はそのデビュー当時から ずーっと見守ってきた
  わけで 彼の調 不調をともに 分かち合ってきた。 特にニコルは 友人のクロディーヌほどクレイジーではないが
  試合が始まると じっとしていられない くらい 打ち込んで 応援している。
  今日の対戦相手は 初対戦となる地元オーストラリアの 今回最年少の選手だそうだが 体は2mを超える長身で そこから
  打ち放すサーブと 身長の割には 機敏な動きをもち フェデラーを 窮地に落としこむ場面が 何度かあったが 
  それを上回る鋭い動きで その新星を くだした。

  われわれ ドンヨリの冬空にすむ スイス・人(びと)にとって 真夏の太陽のもと 活躍するフェデラーを観戦できる幸運は
  何物にも代えがたい ものが 確かにある。
  (テニス界に於いては スイスは何か幸運の星のもとにあるのか? マルチナ・ヒンギス そしてフェデラー そして・・・)

    そんな わけで 本来 曇り空で どこか 鬱陶しい日であるが・・・(セサミストリートのビッグパードを想起する出で立ちの)ニコルは 浮いていた
  

  午後に 電車で30分の 隣の隣街 ジャズで有名な モントルーへ 友人のヤッチ画伯の 展覧会を 見に出かけた。

  彼女の 日本画 水彩画は これまで何度も見てきたけれど 今回は 初めて油絵に挑戦したという。
  3・11以来それまでの明るい色彩の絵が 描けなくなって 湖と暗い雲 薄明るい陽光・・・の風景画には Espérance「希望」
  と題されていた。 

    
        彼女は 子供のように屈託がなく 同じように子供のようなニコルと 話がはずんでいいるギャラリーにて
 


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