拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

  神経衰弱

2012年11月06日 | 人間観察録
  先日スイスのテレビで 「老齢化とは?」的なタイトルの番組を見た。

  番組の冒頭で 35歳の青年が イヤホンに度のきついメガネ、体に重い防弾チョッキを着て 80歳を体感する・・という
  場面から始まった。
  若い時は 歳を取るということが どういうことであるか? なんて考えもしないし、したくもない問題の一つかもしれない。
  歳がいけば 体が不自由になるのは 当たり前で 仕方がない・・・ことだ。 で、おしまい。

  アラ還に なった自分としては 興味を持たなければならない問題・・・というか 持たざるをえない問題になりつつある。
  この番組に出演していた老人(60~70歳代)たちは 自分たちが歳をとっている老人とは 認識していない、と言っていた。
  確かに健康であれば 気の持ちようで 若々しさを保つことができるようだ。

  身近にいる老人といえば 我が相方の両親 義父母であるが、彼等が60代の頃から 最近の82,3歳になるまでずーっと
  観察することが出来た。 ごく最近になってようやく 彼らも老人らしくなったなぁ~と思うこの頃であるが、
  それまでは 老人なんて思いもしない存在であった。
   
  この夏バカンスを一緒にすごした時 ボク等と義父と孫娘の 4人で 子供の絵カードを使った遊び「神経衰弱」をした。
  最初ボクは 子供の遊びと馬鹿にしていたけれど やり進めるうちに娘っ子に負けるか!と かなり真剣になっていた。

  この時は3回ぐらいゲームをしたが 記憶力抜群の義父が 意外に振るわないのが 少し気になって やはり老齢化の
  せいだろうか?と 印象に残った出来事であったが、このテレビ番組の中でも 老齢化度を測る実験として 偶然
  僕らが遊んだのと全く同じ 子供絵カードを使用して 三世代違う3人で「神経衰弱」をしたところ その差たるや
  歴然としているのを見て 老齢化の意味を少し理解させられた。

  それでなくても ボクは 人や物の名前を 覚えられなくて 困っているのに・・・。

    
           ゲーム好きな 義父も 「神経衰弱」ではどこか寂しそう。  
  

  


最新の画像もっと見る

コメントを投稿