拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

 我が街・ローザンヌ

2011年12月25日 | ヨーロッパの風
 ニコル父方の親戚一同が集った(20名)クリスマスが さっき無事終了。 
 ニコルの従兄弟の娘11歳と15歳が ずいぶん大きくなっていたので驚く。姉の方は173cmで 大人のカラダで 真っ赤な口紅・・・さすが。

 義父の姉(86歳)の家で行われ 彼女が大まかなプログラムを進行。 父方の家系なのか 人前で話すことが好きな人が多く
 クリスマスにまつわる エピソードなどを 年配順に 4人が披露。 この恒例も徐々に世代交代していく様子が 時の流れを感じさせる。

 義父の姉の旦那は ポーランド人でナチスドイツから逃れてきた兵隊だった。 彼は今年の春89歳で亡くなった。
 彼等は結婚して三人の子供を持ったが、最初フランス語の出来ない旦那は職を得ることが出来ず苦労したらしい。
 姉も働きたかったが、当時は外国人と結婚した婦人は公的に職を見つけることができず、裁縫の先生として働いたそうだ。
 スイスは 女性に対しては 案外保守的な国で婦人参政権なども 1971年になるまで認められていなかった。
  (現在も給料の面で男尊女卑的待遇らしい。)
 二男一女の子供たちがそれぞれ結婚して 7人の孫ができた。それがボクがよくしっている子供たちで年齢も11~31歳となった。

 彼等親戚一同が 異国人であるボクにとても親切にしてくれるのは プロテスタントという歴史的背景それに 個人的にも寛容な
 オープンな性格の持ち主であるということも大きい。
 ボクも年々デタラメなフランス語が少しは上達して 情が通ずるにつけ 彼等親戚一同のメンバーとしての絆が強まっている事を感じる。 

 そうした会合を終えて ローザンヌの街を 改めて眺めるに 我が街・・・みたいな感慨が ふと湧いたりする。

            

            雪の全くないクリスマスであったが この写真はその 一週間前にローザンヌに降った雪景色より
 


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