拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

 "天上天下唯我独尊”

2013年06月20日 | 観自在
  釈迦が生まれた時 七歩あるき 右の人差し指で天を示し 左の人差し指で地を示して 「天上天下唯我独尊!」と言ったという。

  ボクは この言葉を見聞した時から 意味もわからないのに 何故か 大変気に入っていた。

  ただ世間的には 天下で俺が一番偉いンだ・・・的 解釈しかしていないようで、毛嫌いしている人が多くて 残念だ。

  だいたい、 お釈迦様が 「天下で俺が一番偉いンだ!」・・・なんて 云う?   

  仏教史的に 釈迦がこの言葉を吐いたと 解釈される時代は いつだったんだろうか? 知らないが

  兎に角 ボクは 釈迦が生まれた 瞬間に 我々に いわゆる “公案”(禅の修行に用いられる問題)を突きつけた・・・と思うと 
  仏教のダイナミックさに 痛快な思いを覚える、のに今の若者にそういうことが 伝わっていない事が 非常に残念。

  (ここまで思った時、 死ぬ瞬間のキリストの姿が 人々に公案の如く(ヨーロッパに来て初めて壮絶なキリスト像を見た時ボクは本当に公案だ!と思った。)
   ある事に 仏教とキリスト教の 対比が 面白い)

         
                        ボクの作品「Kanji World より」


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