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嬰ハ短調のマズルカで終わり、ブレハッチは立たずに最後のスケルツォ嬰ハ短調を弾き始める。もう何も言うことがないスタイルも音の粒の質も流れも全てが完璧なスケルツォだった。圧巻で思わずブラヴォが出てしまった。 

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こんな素敵なマズルカはアンデルシェフスキで聴いた以来かな。彼くらいでしか聴けないと思っていた。ブレハッチの希望である全曲録音は是非ライヴで。その収録に立ち会いたいな。 

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その後一旦袖に戻り、ステージに呼び戻されても一礼して袖に。長めの休止を取り、ステージに。作品63のマズルカ3曲をピアノの前でゆっくり集中して弾き始める。ペダルをたっぷり和音の響きを聴かせながら美しい舞曲を聴かす。

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確かそのまま弾かれたポロネーズイ長調とハ短調。特にハ短調はその魅力を初めて知る。コーダの最後の頂点の和音を決め両手を流しての、ゆっくりと終止和音を弾く。かっこいい。 

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休憩を挟み、後半はショパン一色。でも夜想曲10番変イ長調の中間部、頂点へ一気に畳み込んでゆくのは素晴らしく立体的だったし、

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2楽章は噂通り、いやそれ以上悲しみ(メスト)を感じる演奏だった。しかも深い。ベートーヴェンが作品10でこんな境地に達していたなんて驚き。まるでショパンの葬送行進曲に近い重さ。

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見事なモーツァルトを弾き終え袖に戻ったかと思いきや瞬時にステージにピアノ前に座り集中する。ベートーヴェンも同じ二長調ソナタ。それを意識してモーツァルトからの流れを止めない配慮だろう。  

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そして弾き始めたプレストから鳥肌が立った。モーツァルトのような同じタッチや乗りで予想してたが、まさにベートーヴェンの音楽だ。モーツァルトの時も見られたが、展開部に入る直前の終止に鍵盤を2、3度圧してヴィブラートをかけているのか音の長さを感じているのか。印象的。

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このシンプルなソナタを緩急素晴らしく音楽の流れを感じながら踊るように弾くブレハッチ。3楽章では休符を思わず左足を踏み鳴らして勢いをつけるなど。カデンツァではホールの残響までコントロールしてその美しい音色を聴かす。全く隙のない、音楽に対してとてもデリケートな性格が窺われる。 

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まずモーツァルトの二長調ソナタ。序奏の和音からして全く重い響きにならない。タッチも手に羽根が生えているかのように軽やかでフォルテピアノを転がしてる菊池洋子のピアノのようだというのが第一印象。 

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さて昨夜の彩の国の音楽ホールでのラファウブレハッチ。言わずとしれた前々回のショパン国際コンクールの覇者。ポーランド人としてはクリスチャンツィメルマン以来だと話題になった。優勝後すぐの来日リサイタル以来だ。

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