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★ 言葉あそび575交心qr2107
――♪♪♪―――――――――――――♪♪♪――
酔いどれのこの半生は酔芙蓉
――♪♪♪―――――――――――――♪♪♪――
けんけんさん、
子どもにカブトムシはどこに棲んでいますか?と質問すると、「デパート」と答えるという話はもうずいぶん昔のことでしたが、相変わらず商品化されているのですね・・・
早朝カブトムシを捕りに山に行った記憶は遠くなりましたけれど、ぼくにはもう一つの遠い記憶のカブトムシがいました。ある朝、気がついたら甲虫になっていた、という幻想です。きっかけはカフカの甲虫ですが、ぼくは鬱隠りでしたので、鬱の度に、いろいろの昆虫や動物や魚に変身していました。甲虫になって逃避したり、魚になって現実を傍観したり、それらの鬱隠りは、慣れてしまうと、鬱じゃない時でも、隠りあそび575として、いろいろのものに変身したものです。
リタイアして、良寛さんに出会って、真似良寛さんをあそぶようになったのも、そんな隠りあそび575の延長にあるのでしょうか・・・
甲虫は青年期の鬱隠りのはじまりでしたので、いちばん馴染み深いものでしたけれども、どんなに変身して甲虫に隠っても、どうしても隠せない自分自身の本性みたいなものがそのうち見えてくるようになるんですね。その見えてくる本性とつき合うことの面白さもそのうち覚えるようになりました。
現身の自分と変身した自分と本姓の自分と、その他にもまだいくつかの珍しい自分がいたりして、今ではその一つ一つが自分の分身みたいで、そのどの自分を選んでも、楽しめるようなあそび575を楽しんでいます。
このまんまでいいようなものですけれど、青年期の鬱隠りにはそれなりの切実な原点というか因果みたいなものがあったのでしょう。変身隠りの面白さに夢中になってというのか、言葉あそび575の迷路に嵌まってしまってと云うか・・・ぼくはいつの間にか、ぼく自身の正体を見失ってしまっていました。そして本性も正体も見失った自分というありようをお気に入りになってしまっていました。
与命も、後が短くなると、ふっと、鬱隠りの初心は何だったのかと考えるようになったんです。残り日の最後のあそび575を青年回帰してみようかという思いつきです。
青年期の鬱隠りは、失われた青年期なのでしょう。
そして隠りを実行したということは、現実に実現したい夢を捨てたということでしょう。その捨てた夢に初心があったのだと念います。
言葉あそび575のこの身は変身の甲虫の延長です。変身は反復する隠りですから、その裏には、いつだって、捨てた夢が、名残として纏わりついていたのでしょう。
その名残の捨てた夢、つまりは青年期の<初心>を、たぐり寄せ、辿り直してみようかという<与命の初心>を抱きはじめましたという575です。
でも、甲虫は夢を捨てるという変身だけでなく、一切の記憶も捨てるという変身でもありましたから、夢の「名残り」も捨て去って、消えてしまっていることでしょう。
「甦る時」は、ついにはじまらない時として宇宙の果てをさ迷っているのでしょうね・・・
甲虫記憶も知恵も無一物 仁
言葉なければ煩悩もなし
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以上、
★★★ 物真似575秋qr1905『 甲虫名残りに戻る身をあそぶ 』 への交心です!!! ★★★
変身はひとつの事件甲虫 仁
花か蝶には変身起こらず
酔いどれのこの半生は酔芙蓉
明日を問わず昨日を問わず
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甲虫は青年期の鬱隠りのはじまりでしたので、いちばん馴染み深いものでしたけれども、どんなに変身して甲虫に隠っても、どうしても隠せない自分自身の本性みたいなものがそのうち見えてくるようになるんですね。その見えてくる本性とつき合うことの面白さもそのうち覚えるようになりました。
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このまんまでいいようなものですけれど、青年期の鬱隠りにはそれなりの切実な原点というか因果みたいなものがあったのでしょう。変身隠りの面白さに夢中になってというのか、言葉あそび575の迷路に嵌まってしまってと云うか・・・ぼくはいつの間にか、ぼく自身の正体を見失ってしまっていました。そして本性も正体も見失った自分というありようをお気に入りになってしまっていました。
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でも、甲虫は夢を捨てるという変身だけでなく、一切の記憶も捨てるという変身でもありましたから、夢の「名残り」も捨て去って、消えてしまっていることでしょう。
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