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ag:app.blog.ocn.ne.jp,2003:photo-21466172
豊田コンサートホールのある建物に能楽堂もあって、興味津津行ってみた。
前から興味はあったんだけど、なんにも知識もなくチケット購入してからサライが
たまたま特集やってたので、せっせと予習して準備万端。
やっぱり、いつもと雰囲気違うもんで、お客さんも年配者の人、着物着たその関係?の人
がほとんど、私みたいな物見遊山な人がちょろちょろ。
狂言・能ともに観てただけじゃセリフさっぱり分かんないだろうと、開演までプログラムの
あらすじしっかり叩き込んで、いざ出陣!
狂言(大蔵流)は「腰折」修行積んだ山伏が、法力で老人の曲がった腰を伸ばそうと
三人の狂言者が面白おかしく演じる。
単純明快な話と演技に笑えました。面白い。分かりやすさが狂言なんだね。
能(観世流)は「桜川」貧しさから自ら身売りした子を探し尋ね再開する物語。
セリフはちっとも分からなかったけれど、ストーリー叩き込んであったので
演技や所作で十分泣かせてくれる物語なのが分かる。
桜子役の小学生くらいの杏海ちゃんって子が、舞台の上で片膝付いて、
最初から最後まで1時間くらい脇でジッとしているのが辛そうで、お客さんも気にしてる。
時々足の位置変えたりして。けな気だねぇ。
最後立ち上がる時、ワキ役演者が(おじいちゃんかな)手を添えるようにしてたのが
ほほ笑ましかった。がんばってね。
日本の様式美の集大成みたいな能の世界。
今回の演目は特に動きが少ないみたいで、ほとんどスローモーションの動きばかり。
特に中ほどの単調な演技には、どうにも辛抱しても睡魔が襲って大変だったわ~・・。
でも、能楽堂にながれる空気みたいなのは、私はたっぷり堪能しましたよ。
私、嫌いじゃない世界。
ちょっと、ハマってもいいなぁ。