逝きし世の面影

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朝鮮戦争の最終解決に向かう米中

2018年04月02日 | 東アジア共同体
日本外し? (^_^;) 『習氏、トランプ氏に新安保を提唱』 米中南北の平和協定も 2018/4/1 02:01東京新聞

【ワシントン共同】中国の習近平国家主席が3月9日にトランプ米大統領と電話で北朝鮮情勢を協議した際、朝鮮戦争の主要当事国である米中と韓国、北朝鮮の4カ国による平和協定の締結を含む「新たな安全保障の枠組み」の構築を提唱していたことが31日、分かった。複数の米中外交筋が明らかにした。
国連軍と北朝鮮、中国が1953年に締結した朝鮮戦争休戦協定の平和協定への移行を念頭に置いているとみられる。習氏は日本に言及しておらず、南北、米朝の首脳会談後の交渉を、4カ国を中心に進める考えを示唆した可能性がある。
トランプ氏は明確な賛否を示さず、圧力維持を習氏に求めたもようだ。
【共同通信 2018.4.1.】

4月1日 中国新聞アルファ では、『習氏、新安保枠組み提案 北朝鮮情勢巡りトランプ氏に』 と題して、3月9日に行われた中国の習近平国家主席がトランプ米大統領と、朝鮮戦争の当事国である米中と韓国、北朝鮮の4カ国協議について書いた後に、加えて、もう少し詳しく報じている以外、他紙は全員が共同通信の短い記事のコピペだった。
(歴史的な米朝首脳会談の『by May』(5月までに)発表の翌日、習近平がトランプに対し3月9日に提案した日本を除く4か国協議開催構想ですが、なぜか全国紙ではなく東京新聞や中国新聞など地方紙だけが簡単に報じているだけだった)
しかしやはり4か国協議の当事者である韓国の東亜日報はもっと詳しくて、(正しいか間違っているかは一切不明だが)色々な思惑が書かれている。

『習近平主席、トランプ氏に「4者による平和協定」を提案』 April. 02, 2018 東亜日報

中国の習近平国家主席が、トランプ米大統領に韓半島の非核化と関連して、南北と米中4ヵ国の平和協定の締結を提案した。
中国が南北米3国首脳会談に取って代わる4者協議のカードを取り出したことで、米中2ヵ国の韓半島非核化議論が文在寅(ムン・ジェイン)大統領の北朝鮮核問題をめぐる構想に重大な変数になる見通しだ。
習氏は先月9日のトランプ氏との電話会談で、南北と米中の4ヵ国が参加する平和協定の締結を含め、「新たな(韓半島)安全保障の枠組み」を提案したと、日本の共同通信が1日付で報じた。電話会談は、トランプ氏が北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウ)朝鮮労働党委員長の米朝首脳会談の提案を受け入れた翌日に行われたという。トランプ氏は、習氏の提案に応じず、中国に北朝鮮に対する圧力を維持するよう要請したという。
習氏は金正恩氏との首脳会談でもこの構想を伝えたと見える。
習氏は当時、会談で「中国は韓半島問題で引き続き建設的な役割を果たすことを望み、北朝鮮を含め各国と共に韓半島の緊張緩和を追求することを望む」と明らかにしていた。
特に先月29日に訪韓した中国の楊潔チ政治局員も、文大統領、鄭義溶(チョン・ウィヨン)大統領府国家安保室長と会って、これを含め韓半島の非核化と平和定着に向けた全般的な中国の役割についての習氏の構想を説明したという。

大統領府は中国の介入に肯定的だが、習氏が提案したという4者協議による南北米中の平和協定締結構想には慎重な反応を示した。大統領府関係者は、「中国が終戦宣言と韓半島の平和協定締結の当事国の権利があるか、もう少し検討が必要だ」と述べた。何より南北と米朝首脳会談の開催後に推進できる事案ということだ。
また別の大統領府関係者は、「楊氏が4者平和協定について具体的な言及はしなかったと理解する」と話した。しかし、金正恩氏がトランプ氏との会談の前に習氏に会って「中国との戦略的意思疎通の強化」に合意したため、非核化プロセスで習氏が本格的に声を出してくるというのが大方の見方だ。南北・米朝首脳会談の後、文氏が構想する南北米3国会談に代わって南北米中の4者協議を通じて議論を続けることも可能という主張も出ている。
こうした中、トランプ氏は先月29日(現地時間)、韓米自由貿易協定(FTA)改正の承認延期に言及したのに続き、「韓国には軍事境界線があり、米軍が障壁を守っているが、私たちはその見返りを十分に受けていない」と強調した。非核化の解決策で意見の相違を見せる文在寅政権を圧迫し、対北交渉で主導権の握るという思惑があると見える。
4月2日東亜日報



トランプの歴史的な『by May』(5月までに)米朝首脳会談の発表で、・・・『蚊帳の外の日本』、『年貢の納め時』

「みのもんたのよるバズ! 2018年3月31日 金正恩氏“電撃訪中”の狙い」
に有識者の肩書で出席していたのは自衛隊の初めての戦場への派兵だったイラクサマワでの『駆け付け警護で、わざと戦闘に巻き込まれる』とのあの髭の隊長こと、現在は参議院議員で防衛省政務官から出世した自衛隊上がりの佐藤 正久外務副大臣。もう一人が北朝鮮バッシングに特化したコリアレポートの辺真一。
コメンティターの顔ぶれを見ただけでガッカリするが、我慢して見たら案外内容が真面目だったのには逆に驚いた。
佐藤副大臣だけが壊れたレコードのように『日本が圧力をかけたから、北朝鮮が困って米朝会談が実現したのだ』との妄想を繰り返す姿が哀れである。
正久外務副大臣か、出席者全員からのブーイングをものともせず『念仏』を繰り返していたが、誰が見ても真っ赤な嘘だと分かる代物。勝敗と言うか形勢が逆転しているのである。
みのもんたが番組冒頭で、真っ先に言ったったように(『対話のための対話は』を否定して,圧力一辺倒だった安倍晋三など)『日本が蚊帳の外』なのは誰にでも分かる否定のしようが無い『事実』である。

『挙国一致の狂気の北朝鮮バッシングの高まりで、今まで完全に死文化していた16年前の「日朝ピョンヤン宣言」が突然蘇る』

番組が進行して終わり近くに入って日本人拉致問題など北朝鮮の場合、解決方法が無い難しい問題だとの雰囲気になった時に『日本は、もう年貢のおさめどきだ』との大名言を云ったのが司会者のみのもんた。
そして唯一の正しい解決策は2002年の小泉訪朝時に約束した、日本と北朝鮮との国交回復(圧力の反対の日朝友好)の『ピョンヤン宣言だ』と云ったのが辺真一。
もう物事の決着がついて、完全に『流れ』が180度コペルニクス的に米朝和解に変わっているのである。(暗殺でもされない限り米朝会談成功での、トランプ大統領の今年のノーベル平和賞受賞はほぼ確定的)
ものもんたの『年貢のおさめどき』発言に続き、解決策が『ピョンヤン宣言』だと言った辺真一ですが、たぶん安倍晋三総理とかネットウヨの最大の関心事である日本軍従軍慰安婦像について、『韓国やアメリカ内には沢山ある。中国にもある。しかし、北朝鮮には慰安婦像が無い。』とか靖国神社の参拝問題でも『北朝鮮当局が一番日本に寛容だ』との趣旨の発言をしているのです。


米国専門家の衛星画像解析は日本の河野太郎外相とは全く逆で、北朝鮮の核施設の撤去が3月2日と17日の衛星画像の比較で、『北朝鮮の非核化に進歩』



『米研究所、河野外相発言に反論=北朝鮮核施設の活動減少』4/3(火)

 【ワシントン時事】米ジョンズ・ホプキンス大高等国際問題研究大学院の米韓研究所は2日、河野太郎外相が3月31日、「(北朝鮮が)次の核実験の用意を一生懸命やっているというのも見える」などと述べたことについて、最新の人工衛星画像を基に、北朝鮮北東部・豊渓里の核実験場では「過去数カ月に比べて活動は大幅に減少している」と反論した。 (時事通信)


 「みのもんたのよるバズ!」で八面六腑の活躍をしているツイッターを永久凍結された菅野完

マスコミに載らない海外記事2018年4月 1日 (日)『‘ロシアゲート’を吹き飛ばすフェイスブック・スキャンダル』に(「みのもんたのよるバズ!」というものを初めて見た。菅野完氏、郷原信郎氏の解説に納得。とあるように、)森友学園の佐川国会喚問が最初だが、1時間40分以上の長尺で、後半部分は北朝鮮問題にシフトしていた。



★注、外務副大臣の髭の隊長(佐藤正久)ですが、「みのもんたのよるバズ!」で『核兵器は通常兵器よりも安上がりだ』と発言するが、これでは困ったことに事実上『今の北朝鮮の核やミサイル開発の方法が正しい』と言っているのと同じ意味なのです。(今までなら、『核兵器はトンデモナク高くつくので、核開発した北朝鮮の経済を破壊した』がマスコミとか有識者、政府の統一見解だった)
地道な下準備抜きの早い日程の日朝首脳会談開催は拙速だと言った佐藤外務副大臣に対して辺真一など他の出席者たちが、それは唐突な米朝首脳会談を決めたアメリカのトランプ批判だと注意し、佐藤副大臣が防戦一方に追い込まれるハプニングも。番組は終始『1兆円でも5兆円でも出せるものは出して、』(日朝国交回復)のみのもんたや辺真一が主導して『圧力』の佐藤正久(安倍政権)を圧倒する。




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1 コメント

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赤いニシン? (私は黙らない)
2018-04-03 04:28:58
米中貿易戦争っていうのは赤いニシン?
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