逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

原発危機 「事故はなぜ深刻化したのか」NHKスペシャル シリーズ

2011年06月10日 | 放射能と情報操作

『なぜ、ここまで事故は深刻化したのか』

国会で野党の自公両党が大震災後の管直人首相の事故対応の不手際を問題とする仁義なき戦い(不信任騒動)が6月1~2日勃発。
この騒動の報道では、何故か『福島第一原発』や『原発の是非』が語られることは無かった。
マスコミによって最大の戦犯とされた小沢一郎民主党元代表のウォール・ストリート・ジャーナルのインタビュー(5月17日付け記事)での現政権の福島第一原発の事故対応批判は、決して報道されることは無かったのです。
マスコミは、小沢一郎の『事故対応批判』も全く報道しないが、もう一つ報道しなかったものが管直人首相の原発事故当日の大活躍の事実である。(報道しないどころか産経などは正反対に描いて管首相を非難していた)
ウォール・ストリート・ジャーナル日本版『福島第1原発、事故直後の新事実が明らかに―WSJ分析』では、風評被害を恐れてベントを渋る東電に対して管直人首相が痺れを切らして、直に現場に乗り込んで実行させたらしい。
小沢発言と同じで、このWSJ2011年 5月 18日付け記事で、管直人首相が大活躍する衝撃的な内容も、決して日本のマスコミは報道しなかった。
ところがようやく不信任否決の後に『NHK総合テレビ』で事故後の顛末が報道される。
福島第一原発事故対応にあたった官邸など当事者たちの証言と内部資料をもとに徹底検証するとの触れ込みで、6月5日(日) NHKスペシャル シリーズ 原発危機 第1回「事故はなぜ深刻化したのか」が1時間番組で放送される。

『全く同じNHKとWSJの報道事実』

官邸関係では、内容的に、ウォール・ストリート・ジャーナル日本版『福島第1原発、事故直後の新事実が明らかに―WSJ分析』2011年 5月 18日付け記事の内容と、NHKの6月5日特集番組報道はまったく同じである。
はっきり言って、目新しいものは何もありません。
全ては5月18日WSJ記事と同じ。
まったく同じだから『信用出来る』と解釈するべきか、それとも、『同じである』ことから何らかの世論誘導の可能性を考えるべきか。
判断が難しいですね。
ただ、時系列的に非常に具体的でありその他の報道や事例との整合性も有るので、可也の部分では実際に起きた事実を正確に記載している可能性は高い。
NHKでは触れられていませんが首相官邸の対策本部にはアメリカから派遣された原子力事故対応専門家が張り付いていたのは間違いないでしょう。
ですから管直人首相の異例中の異例の事故の原発に直接乗り込んだ原因も管直人の意思や政治的な思惑よりも、ホワイトハウスから派遣された原子力専門家の判断が優先されていた可能性が高いのですよ。
一国の最高指導者として日本の管首相のしりがとんでもなく軽いのですね。
これまでの前例とは違いすぎる。
日本の首相管直人の行動が信じられない位にあまりに早すぎて異常なのです。
トップの行動として迅速すぎる。軽すぎて不思議がっているのですね。
菅首相の事故後の行動ですが、浜岡原発の停止を含めて全ては東京の官邸ではなくてワシントン(ホワイトハウス)の意思であっても何ら不思議ではないのですよ。
それなら管政権の行っていた今までの色々な不思議な話が全て簡単に辻褄が合い、合理的に納得がいくのです。
地震が少ないアメリカのGM社製のマーク1原発には設計上の問題点があり耐震性が考慮されておらず東日本大震災でメルトダウンすることは管直人や斑目は知らなかった可能性が有るが、オバマ大統領は誰よりも知っていたらしいのですよ。

『事故から3ヶ月』隠されていた不都合な真実が徐々に

内閣府原子力安全委員会(63万テラベクレル)の半分の数値(37万テラベクレル)だった経産省安全・保安院の漏出した汚染物質の分量が2倍強の77万テラベクレル(安全委の数値の2割増し)に増されています。
メルトダウンの時期が地震当日に起きていたとの東京電力の発表された時間よりも、もっと早くに原子炉の破壊が進んでいたとの解析結果も同時に発表された。
アメリカのオバマ大統領がワシントン時間で早朝4時に主席補佐官によって『地震発生を知らされた』との初期のマスコミ報道ではなくて、(時系列的に考えると)福島第一のメルトダウンの事実を、いち早く補佐官が就寝中の大統領を起こしてまで連絡した可能性が高い。
当ブログ記事、『3・11原発事故発生時のオバマと管直人』
(2011年04月04日 放射能と情報操)
アメリカですが今度の原発事故では肝心の東電や日本政府よりも、最も動きが早い。
何と地震当日の11日には米原子力規制委員会(NRC)の技術担当者を東京に送って首相官邸に常駐しいる。
派遣人員も16日までには11人にも増員している手際の良さは目が覚めるよう。
日本側報道では、寝ているオバマが早朝4時に主席補佐官に起こされて日本の『地震発生を聞かされた』、とされているがウソ臭い。
これは地震発生ではなくて『原発の電源喪失(メルトダウン)トラブルを知らされた』としないと、時間的に可笑しいのです。
早寝早起きの健全な小学生でもあるまいし、オバマ大統領が午前0時前に寝ていたとは考えがたい。
それなら大震災発生を聞いて自ら原子力規制委員会の担当技術者を東京に派遣して、しかも『重大事故に発展しそうだったら何時でも起こせ』と主席補佐官に厳命していたと解釈するほうが、時系列的に辻褄が合う。
管直人の福島第一原発への前代未聞の電撃視察(ベントの督促)はオバマ大統領との電話会談の6時間後なのです。
オバマ大統領は11日の超早朝の午前4時という、人間が最も眠い時期にデーリー大統領主席補佐官から就寝中を叩き起こされて大震災原発の電源が喪失(メルトダウン)した恐るべき事実を聞かされている。
日本の報道では各社が例外なく、大震災発生の一報を受けたと書いているが、事実で無い可能性(意識的な誤報による印象操作)の方が遥かに高い。

当ブログの4月4日記事では『全電源喪失』となっているが事実はもっと進行していて恐ろしい『メルトダウン』だったので主席補佐官は早朝の非常識な時間帯にもかかわらず寝ているオバマ大統領をたたき起こしたと考えられる。
それにしても誰よりも早くアメリカのホワイトハウスに『メルトダウン』を知らせたのは誰か。
事態の収拾に手一杯の東電で有る可能性は低いし、アメリカのホワイトハウスのスタッフが直々に情報収集していた可能性はもっと低い。
常識的には日本政府からの連絡だったと考える方が正しいだろうが、
それなら『原発は爆発しません』とか『福島第一視察で、管首相は勉強がしたいと言った』とかの数々のお惚け発言連発の斑目安全委員長か、その周りのスタッフだった可能性が一番高いのですね。
何も知らない阿呆を装っている斑目委員長は、実は最初から最後まで知っていた、悪知恵に長けた全く食えない古狸ですね。

『コア・コンクリート反応の可能性も』

6月5日NHK総合 NHKスペシャル シリーズ 原発危機 第1回「事故はなぜ深刻化したのか」の続きの時間帯PM11に教育テレビで放送された、NHK ETV特集「ネットワークでつくる放射能汚染地図 の続編では、メルトダウンした燃料棒が圧力容器から格納容器内に落下。その後格納容器の底に穴が開きコンクリートと接触。溶解した燃料とコンクリートが反応している最終段階(コア・コンクリート反応)ではないかとの説明は驚異的。
恐ろしい話ですが、それで無いと説明できない不思議な事が福島第一原発で起きているのです。
スリーマイル島事故でも活躍した日本原子力研究所の田辺文也氏は、原発敷地外からもプルトニウムの検出されているが重いプルトニウムは揮発し難く本来は外部に出にくい核物質である。
50キロ地点でのテクネチウム99mの検出は、ジルコニウやウランなど沸点が3000度以上のその他の重い物質が原子炉から出ていることを証明しているがメルトダウンした核燃料は圧力容器から落下し格納容器の底に達している。
高温の溶融物とコンクリートとが化学反応してコア・コンクリート反応を起こし、高温のためエアロゾル(煙霧)状態で原子炉外に漏洩している可能性さえ十分にあるらしいのです。
ただ幸いなことに9000メートル以上の高度に達した大規模な水蒸気爆発を引き起こしたチェルノブイリとは違い、プルトニウムなど重い核種が主ではなくて比較的軽いセシウムの比率が高いので放射性汚染物質への対処の困難度は(チェルノブイリに比較して)有る程度は容易である。

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9 コメント

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水素爆発した1号機と、強調されるベントの遅れ (宗純)
2011-06-12 10:56:53
scottiさん、コメント有難う御座います。

そうなんですよ。
福島第一原発1号機が水素爆発した映像は何回も流されていて、この事実は誰でもが知っています。
そして、その水素爆発の原因がベントの遅れだと説明している。
ところが事実はベントの直後に水素爆発は起きいているのです。
それなら通常の常識的な素人判断ならベントこそが水素爆発の原因だと思われるのです。?
ところがテレビで説明する原子力の専門家は、それとは正反対に、ベントしなかったから(遅れたから)水素爆発したのだと全員が説明している。
今回のNHKもその2週間前のWSJの報道された事実は全く同じ。
全員が同じ説明だから信用出来ると考えるか。全てのマスコミが同じだから世論誘導のプロパガンダを疑うか。
ベントの実施に関する部分だけなら、関係者の証言の具体性や事実との整合性があるので『真実である』と見られる。
ただ、根本的な部分で『本当だったのか』と疑っているのですね。ベントですが通常は原子炉建屋ビルの隣りに立つ120メートル程の高い排気塔から排出される構造なのですが、事実はベント半時間後の水素爆発なのですから、
一番考えられるのはマスコミ報道と大きく違い、すでに、地震で配管が壊れていて原子炉建屋ビル内に大量流出した可能性です。ベントしなかったから爆破ではなくて、最初の1号機はベントしたから爆発が起きてしまった。
同じ水素爆発でも1号機と2日後の3号機では様子が全く違うのですね。
ベントから半時間後の1号機の爆発は爆風が横に広がり比較的小さな規模で済んでいます。
ところがベントから時間が経過してから爆発している3号機の水素爆発は凄まじく、キノコ雲が数百メートル以上の高さまで舞い上がった。
1号機と3号機では同じ水素爆発でも放射能汚染物質を吹き上げた高さが桁違いなのですね。
この差は何が原因か。ベントからの時間差だと考えると簡単に説明が付くが、このベントの指示を出したのはアメリカから派遣されたマーク1原発の脆弱性を熟知している原子力の専門家で有る可能性が一番高いでしょう。
マスコミ報道ではこのベントが大問題であると繰り返し繰り返し報道されています。果たして本当か。
ベント以前に原子炉配管に致命的な損傷があれば、ベントの時間とは無関係に水素や放射能汚染物質が大量に漏洩していた可能性のほうが高いと思われるのですよ。
ベントの遅れとの報道は、もっと大事な(知られたくない原子炉の地震に対する脆弱性)話の隠蔽の可能性が高いのですよ。
同じく水素爆発して建屋ビルの上半分が吹き飛んだ4号機はそもそも原子炉は休止中で燃料棒は仮設プールの一時貯蔵されていたのです。
この水素爆発は3号機ほどの大爆発ではないが良く似ています。そして4号機の爆発はまったくベントとは無関係ですね。
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繰り返し繰り返し (scotti)
2011-06-11 17:13:15
何度も「事故はなぜ深刻化したのか」見ています。関係者の発言を見過ごしていました。関係者の発言で、ベントの準備は出来ていた、テレビ画面の向こうが待てのとの指示だった。ベントは東電・官邸サイドの意向で遅らせたのです。その理由は諸般の事情でした。その諸般の事情こそ解明されるべき真実なのでしょう。
耐震性に劣っていた原発は簡単に壊れていたから、水素が漏れていたとも考えられます。
ベントの遅れが重大にミスにすり替えたい人々が要る可能性も高いですね。
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津波到達以前に原子炉が損傷 (宗純)
2011-06-11 11:22:50
Saitoさん、コメント有難う御座います。

メルトダウンの時間がマスコミで発表されるたびにドンドン時間が早まっているのですね。
ですから実は今の公式に発表された時間よりも、もっと早い時間であった可能性が十分考えられます。
東電や政府はマスコミを使って悪質な印象操作の14メートルの大津波のデマ宣伝で『津波による原発の損傷』を宣伝していますが、その目的は何か。
単に何とかして原発反対の世論を抑えようとするプロパガンダかも知れませんが、
一番可能性の高いのは、津波到達以前の時間に『実は大地震で原発が致命的な打撃を受けていた』ことを隠す目的ですね。
地震の直撃で送受信鉄塔が倒壊して外部電力が失われただけではなくて非常用ディーゼル発電機も損傷して全電源喪失ブラックアウトに成るだけではなくて、経年で老朽化していた冷却水の配管が致命的な損傷を受けてメルトダウンが急速に始まって仕舞った。炉心が発表の何時間も早くに熔けていればこれ等の原子炉内にしかない物質が出てくるのは当然であるでしょう。
初期のマーク1型原子炉には致命的な欠陥があり、そもそも地震のないアメリカでの設計なので耐震設計がまったく施されていなかったのでしょう。
この事実は原発メーカーのGM自身が良く知っており発表も一応は行っているが、設計に問題が有ることが事故原因だとなると製造者責任や賠償責任や、責任が無くても信用問題やイメージダウンに成るのでアメリカとしては何としても別の方向に持って行きたい。
日本政府も津波で損傷とした方が、福島だけの特殊例として他の原発に波及しないで済むので都合が良い。
東京電力も『想定外』を主張して賠償額を少なくすることが出来るかもしれないので都合が良い。関係者の思惑が一致したので巨大津波での原子炉の損傷との、今のマスコミ報道が出来上がったのでしょう。
返信する
109年前の八甲田山死の彷徨の再現か (宗純)
2011-06-11 10:50:18
scottiさん、コメント有難う御座います。

真偽の程はまだまだこれから。
何とも不思議過ぎる事実経過の発表であり、何処までが正しくて何処までが虚偽の印象操作なのかの区別が付き難い。
ただはっきりしている事実は管直人首相の尻が軽すぎる事ぐらいですね。
我が日本国の最高指導者として行動があまりに軽すぎるので不思議がっているのですね。
大臣程度でもセキュリティの関係で事前に綿密に打ち合わされて行われるのが慣例です。ましてやトップの首相ですよ。
原因として先ず考えられるのは、前例や事務手続きなどに慣例無視をしなければ成らない程に切羽詰った状態に追い込まれていた可能性です。
ベントですが、もちろん自民党が国会で大問題にしていた炉心が致命的な打撃を受けて損傷した後での海水注入の話よりもより重要なのですが、ベント開始時点で既に炉心は致命的に損傷していた可能性が高いと思っています。
ベントは格納容器の損傷を防ぐのが最大の目的ですが、そもそも格納容器とは通常1気圧の大気圧です。
高圧に耐えれる構造ではないので(圧力が上がれば)ベントが必要になる。
ですからこの時(ベント開始時)には炉心は破壊されていたと見るべきですね。
マスコミでの原子力学者の説明では、燃料棒が有る圧力容器の圧力が上がりすぎて水の注入が出来ないから→ベントをして圧を下げる必要があり→圧力が下がれば注水が可能になる。→注水が出来れば圧力容器の温度や圧力が下がる。と説明していたが辻褄が合わないのですよ。
何故なら、そもそも圧力容器が高温高圧になった原因とは『注水が出来ないから』だった筈なのですよ。
彼等の言っていた話は原因と結果を逆さまに描いていたのです。
注水が出来るなら、そもそも高圧には成らず格納容器に漏れ出してベントを行うなどの事態にもならない。原子炉が完全に破壊されているので消防車の放水での注水など、冷却作業が必要だったのでしょう。
事故から1週間後に外部電力の復旧作業に取り掛かり『電源修復での循環系の原子炉の冷却機能の回復』なる不思議な報道がおこなわれていた。
ところが、この話は何時の間にか立ち消えに。
あの事故後1週間から10日の間にマスコミで流されていた『外部電源で原子炉の冷却機能の復旧』は根拠の無いデマだったが、何とも不思議です。
このような場合に考えれる可能性ですが、大事な情報が隠蔽されている可能性が高い。
発表よりも、遥かに時間的に早期に、もっと早い初期の段階の時間帯に原子炉が致命的に損傷していた。のですよ多分。
この場合には地震に弱るぎるアメリカのGM社製マーク1の設計上の問題が出てくる。
アメリカはこの事実を誰よりも良く知っていた。ところが日本の東電も安全院も良く知らなかった。
管直人は日本のトップなのは事実ですが、もっと上からの命令で、何も知らされず危険な原発に突入させられたのですよ。
これはレベルは違うが大阪の西成の釜が崎(愛燐地区)から危険な原発に騙されて連れて行かれて働かされた日雇い労働者の話と一緒。
もう少し高級な話なら109年前の八甲田の大遭難で中隊が全滅するのですが、この時に最高指揮官であるはずの中隊長(管直人)の上官が随行していて、指揮命令系統はこの線で出されていた構造ではなかったのか。
遭難事、肝心の最高司令官が、もっと上からの指示命令で、言われるままに行動せざるを得ない苦しい立場に追い込まれたのです。
返信する
原子力保安院の裏技? (Saito)
2011-06-11 03:32:11
「放送が事実であるなら、菅首相の視察が終わるまで、東電は一度もベント始めていない」ということですが、それなら、「3月12日午前8時に、事故機現場から約7km離れた浪江町などで、テルル132が検出されていた」という原子力保安院の発表(6月3日)は、どう解釈したらよいのでしょうか?

以下の記事によると、テルル132は、原子炉の炉心メルトダウンや核爆発以外では生成されない特別の放射性物質だそうです。この記事と関連の一連の記事で、このブログ主が言いたいことは、震災時には、ふくいち発でない核爆発があった(つまり地震テロ)、ということのようです。

「菅総理は3月12日午前、致命的な放射能被曝をしたのか?」
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/24970589.html

それはさておき、原子力保安院は印象操作(裏も表も)の達人のようですね。。。
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東電が (scotti)
2011-06-10 18:55:57
東電がどうして、菅に催促されれまでベントを渋る必要があるのか?理解出来ません。
ですが、放送が事実であるなら、菅首相の視察が終わるまで、東電は一度もベント始めていないことは確認出来ます。
今日の国会では、枝野はベントを住民避難まで禁止していることが、官邸のホームページに書かれていることが指摘されています。
他方で、住民の避難よりベント開始は優先事項であったとも発言しています。
米国は、これだけの大事故で、本当は米国製での製造物責任であたったという事実だけは隠ぺいしたいのでしょう。
真偽はこれから究明されないといけませんね。
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3・11から早3ヶ月が経過 (宗純)
2011-06-10 09:54:25
ブルーボーイさん、紫煙さん、コメント有難う御座います。

毎日新聞が二日にわたって原発事故の詳しい検証記事を書いているのですが、爆発事故の官邸と東電の話ではNHK報道と粗同じ筋書きのようですね。
その他の事実と突き合わせて整合性が有るので、有る程度事実の有ると信じて良いでしょう。
ただし、
津波に関する部分は、恥ずかしげも無く津波到来の2分後の44分に引き波が起きたとする東京電力発表をそのまま何の批判も検証もせずに書いているのですから思考停止の脳内メルトダウンだけは以前と同じ。
マスコミですが、相変わらず真実を事実とは別の印象操作目的のデマとのアラベスクで、今日ほど個人個人のメディア・リテラシーが求められている時代もないでしょう。
マスコミが嘘しか報道しないとと考えるのは大間違いですが、本当しか報道しないと考えるのは根本的にもっとだ大間違いです。
2009年6月30日 (火)『反戦塾』のヒトラーと「B層」が面白い。

>引用となるが『わが闘争』の第10章から見ておきたい。

  -----------------------
(前略)新聞の読者はその際、一般に三つのグループに分類されうる。
 つまり、第一は読んだものを全部信じる人々、
 第二はもはや全く信じない人々、
 第三は読んだものを批判的に吟味し、その後で判定する頭脳をもつ人々、である。
 
 第一のグループは数字の上からは、けた外れの最大グループである。かれらは国民の大衆からなっており、したがって国民の中では精神的にもっとも単純な部分を表している。しかしかれらを職業でもって示すことはできず、せいぜい一般的な知能程度で示すことができるだけである。自分で考えるだけの素質もなければ、そのような教育も受けない人々は、みなこのグループに入る。

 そしてかれらの一部は無能から、一部は無知から白地に黒く印刷されて提供されたものを全部信じるのである。(中略)

 第二のグループは数ではまったく決定的に少なくなる。かれらの一部は、最初は第一のグループに入っていたが、長い間の苦い幻滅を経験した後いまや反対側に移って、ただ印刷されて目に映るものならばなんでも、全然信じなくなってしまった分子から構成されている。

 かれらは新聞という新聞を憎み、およそ読まないか、あるいは、その内容がかれらの意見からすれば、全く嘘と、事実でないことだけで構成されているにすぎないのだから、例外なしに、そうした内容に憤慨するかである。なにしろ真実に対してもつねに疑ってかかるだろうから、これらの人々はきわめて取り扱いがむずかしい。(中略)

 最後に第三のグループはけたはずれて最少のグループである。かれらは生まれつきの素質と、教育によって自分で考えることを教えられ、あらゆることにつていかれ自身の判断を形成することに努力し、また読んだものはすべてきわめて根本的にもう一度自己の吟味にかけて、その先の結論を引き出すような、精神的にじつに洗練された頭脳をもった人々からなり立つ。

 かれらはいつでも、自分の頭をたえず働かせながらでなければ新聞を読まないだろう。だから、編集者の立場は容易でない。ジャーナリストがこのような読者を愛するのには努力が必要なのである。(後略)
  ----------------------

 その上で、こう結論づける(太字:管理人)。

 大衆の投票用紙があらゆることに判決を下す今日では、決定的な価値はまったく最大多数グループにある。そしてこれこそ第一のグループ、つまり愚鈍な人々、あるいは軽信者の群衆なのである。

 そのうえでヒトラーは、

 これらの人々がより低劣な、より無知な、あるいはまったく悪意のある教育者の手に落ちるのを妨げることは、もっとも重要な国家、および国民の利益である。国家はしたがって彼らの教育を監視し、あらゆる不正を阻止する義務をもつ。

 といい、国家による言論監視、情報操作の必要性を強調するのである。



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やはり・・・ですか (紫煙)
2011-06-09 23:40:48
7月にも体内に入った放射性物質を取り除く薬が認可される。なんて話を聞きました(未確認)どうせアメリカ製でしょう。


6.11 日本全国各地で抗議行動があります。
http://nonukes.jp/wordpress/?page_id=87
70年安保以来デモに参加したことはありませんが、久しぶりに行ってきます。
返信する
はじめまして。 (ブルーボーイ)
2011-06-09 17:26:06
よく読ませていただきました。これからも情報楽しみにしています。
返信する

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