逝きし世の面影

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ジョージ・フロイド死後のデモ・暴動で死んだ15人はどういう人たちだったか(資料)

2020年06月14日 | 社会

デイリー・コーラー 2020.6.5

ジョージ・フロイドの死は世界中に反響を及ぼし、抗議デモは大西洋を越えて行われている。

フロイドはミネアポリスの警察官デレク・ショーバンに9分間首を膝で押さえつけられた後死亡した。事件の動画は全国民に怒りを引き起こした。ショーバンはその後解雇され、当初の第3級殺人罪から上の第2級殺人罪に切り替えて起訴された。

フロイドの死を受けたデモの多くは平和的なものだったが、ミネアポリス、ワシントンD.C.、ニューヨーク市といった都市で暴力が起き、略奪、器物損壊、建物への放火につながった。

暴力は数え切れないほどの家族経営ビジネスを破壊した。その多くはマイノリティや移民が経営するもので、小規模ビジネスという荒れ地に置き去りにされ、資金がほとんどないためインターネットの資金援助に寄付を懇願するほかない。こうしたケースの大部分は略奪によって引き起こされた破壊であり、保険は解決策とならない。

中には略奪と暴力を軽視する人々もいる。全国メディアの同情的なメンバーと共に、政治家は一緒になって破壊を弁明したり正当化した。シアトル市議会議員のタミー・モラレスは、「私が聞きたくないことは、市民らしくあり、反動的でないようにし、略奪は何も解決しないと選挙区民にいうことだ」と1日の議会で述べた。

リベラル政治コメンテーターのサリー・コーンは、「建物には保険が掛けられていて取り換えができる。命はできない。アメリカよ、優先順位を確認しろ」とツイートした。

だが暴力は終わらず、建物は灰になるか窓が割られている。命は取り替えられない。デモ、暴動、そして略奪が始まってから15人の人々が死亡し、元警部、DHS職員、そしてただ帰宅しようとしていただけの平和的なデモ参加者も犠牲となった。その人たちのほとんどが若者だ。フロイド同様に彼ら自身の多くはマイノリティーだ。

デービッド・ドーン(77)は、略奪者から「リーズ・ボーン・ジュエリー(リー質・宝石店)」を守ろうとする中で2日に死亡した。セントルイス警察署で38年間勤務した元警官だった。警察の事件報告書によると、暴徒とみられる者たちに胸を銃で撃たれ、街の真ん中で死亡した。セントルイス・ディスパッチによると、殺人現場はフェイスブック・ライブで中継されていた。

バリー・パーキンス(29)はフェデックスのトラックのトレーラーの間の台車に挟まれ、運転手が引き出そうとしたが死亡した。運転手はデモのために迂回していたが、男性がそこにいることに気づかなかったと話した。人々がトラックから「品物を取り除き」始め、助手席側に立っていた2人の男たちが運転手に銃を持っていることを示すと、運転手は命の危険を感じ、クラクションを鳴らして車を動かし始めたがその後警察に止められた。KSDKによると、警察がトラックを止める時までに、パーキンスはトレーラーのタイヤに巻き込まれてひかれていた。

デービッド・マカティー(53)はケンタッキー州ルーイビルのバーベキュー・レストラン経営者だったが、警察と州兵がデモで銃撃を行った後殺された。州兵は群衆を追い払うために派遣されたが、銃撃を受けたために銃で反撃したという。マイティーの姉はWAVE3ニュースに、銃撃現場に集まった群衆はデモとは関係なく、レストランで会うためにそこにいたのだと語った。

ドリアン・マレル(18)はインディアナポリスでタイラー・ニュービー(29)に撃たれて殺された。ニュービーとその友人は、デモの後ダウンタウン近辺を歩いていたが、ガスボンベが落ちているのを見つけて拾い上げたと警察に話した。その後彼らは10人ほどの男たちのグループが近づいてきて、何を見つけたのか尋ねられたと話した。ニュービーは地面に押さえつけられ、銃を抜いて自分の前に立ちはだかる男を撃ったと話した。インディ・スターによると、現場にいたマレルの家族は、暴行はなかったと話した。

イタリア・ケリー(22)は、アイオワ州ダベンポートでのデモで銃で撃たれて殺された。彼女は1日の夜帰宅途中だった。捜査官は銃撃犯を特定していない。KORGによるとケリーの家族は、ケリーは平和的にデモをしていたが暴力に巻き込まれたと話している。

マーキス・M・トゥーサン(23)は、WQADによると、アイオワ州ダベンポートで1日に撃たれて殺された。警察の車が複数回放火されて怪しい車の報告に警察が対応してからのことだった。警察はトゥーサンの体の下に半自動拳銃を発見し、まわりに複数の薬きょうを見つけた。またトゥーサンがその夜、宝石店の外の銃撃現場で銃を持っている様子がビデオに写っていた。QCタイムズによると、誰の武器の銃撃で彼が死亡したのかは不明だ。

カルビン・L・ホートン・ジュニア(43)はミネアポリスの警察署の第3地区近くで銃撃を受けて致命傷を負った。ミネアポリスのCBS支局によると、デモが始まってから最初の殺人だ。

ジェームズ・スカ―ロック(22)はデモの最中、ネブラスカ州オマハで30日夜に複数の人との争いの中、バー経営者に撃たれて致命傷を負った。銃を撃ったジェイク・ガードナーは自己防衛の行為だったと認められ起訴されなかった。ガードナーの父は複数のデモ参加者にバーを出るよう求めて彼らを押していた。

ビクター・カサレス(27)はシカゴで暴動の最中に撃ち殺された。クック郡監察医によって殺人と判定された。シカゴ・サン・タイムズによると、郡の報道官は、銃撃が「問題を起こそうとしてシセロを車で走行していた外部扇動者」によって起こされたものだと述べた。

パトリック・アンダーウッド(53)は、国土安全保障省の連邦保護サービスの職員だったが、カリフォルニア州オークランドのロナルド・V・デラムズ連邦ビルと連邦裁判所の外で警備に立っている中で凶弾に倒れた。もう1人の連邦職員も撃たれたが一命をとりとめた。ウォールストリート・ジャーナルによると、オークランド警察署長は、銃撃は制服を着た職員を意図的に標的とした可能性が極めて高いと述べた。

ジョージ・ゴメス(25)はラスベガスのダウンタウンの連邦裁判所近くでの1日夜のデモで、ラスベガス警察によって撃ち殺された。ニュース3ラスベガスによると、ゴメスはデモ中ボディーアーマーを着用して、3つの武器で武装し、警察官に銃を向けたとラスベガス警察所は述べた。

身元不明シカゴ・サン・タイムズによると、29歳のシカゴの男性が銃で撃たれて死亡し、殺人事件と判定され、暴動中の「外部扇動者」によるものとされている。

身元不明:20代の身元不明の男性がフィラデルフィアの銃器店で略奪しようとしているところを、店の経営者に撃たれて死亡した。

身元不明CBSのフィラデルフィア支局によると、フィラデルフィアの男性がATMを爆破して略奪しようとしたが死亡した。

身元不明:デトロイトの男性はデモ中に銃で撃たれて死亡した。警察は容疑者と確認された女性を捜索している。

このリストを照合するため、デイリー・コーラーはデモ中の暴力が起きた後に発生した公開されいている死亡記事を調査した。暴力には大規模な混乱につながる銃撃と略奪が含まれる。
(6月8日 ドナルド・トランプNEWS)

未知の感染症のニュースで即座に史上最大の暴動発生を正しく予測したアメリカ人たち

SARS-CoV-2ウイルスによる感染症COVID-19が報じられると、平和な日本人はトイレットペーパーを買い占めに走ったが、アメリカ人は真っ先に銃砲店に駆け付け銃器や弾薬を大慌てで買った時、40%は初めて銃器を手にした一般市民(そのうち4割は女性)らしいが、新しい感染症即座に暴動が起きるとアメリカ人の全員が予測していた。しかも、その悪い予測は完璧に的中したのである。
この不思議の原因ですが、日本人では誰も覚えていない44年前のフォード大統領時代の人類にとって未知の感染症(豚インフル)の大騒動を連想したのだろう。(★注、日本で1976年の豚インフルは全くニュースにならなかった)

ベトナム反戦や公民権運動の激動の1970年代(歴史の闇に埋もれたアメリカの密かな細菌戦争)

1974年に突然辞任したニクソンに代わり大統領に昇格したフォードは1976年アメリカ陸軍Fort Dix基地内での未知の感染症「豚インフル」(2015年からWHOは新型インフルエンザに名称を変更)に対し、アメリカ人全員のワクチン接種を決定し5分の1の4000万人に実行したが思わぬ副反応で死者が続出、ワクチン接種は中止に追い込まれる。
この疑似細菌戦争もどきの真っ最中、1976年11月のアメリカ大統領選は大番狂わせで名前も知らない(南部バイブルベルトのド田舎の知事)ジミー・カーターに敗北している。(★注、カーターは4年後の1980年モスクワ五輪をボイコットする大博打に出るが再選出来なかった)

選挙に大きく影響するCOVID-19(現職大統領が落選した1976年アメリカ陸軍Foet Dix基地の豚インフル騒動)

感染症で選挙運動が出来ず投票率が大きく下がった沖縄県議選では米基地建設反対のデニー知事与党は現有26議席から25に後退、野党の自民公明は14から19議席に増やしている。米国務省メア日本部長の腹立たしい「ゆすりたかりの名人」は我が日本国の真実なので、嘉手納や普天間など巨大な米軍基地の地元自治体で自民が勝利。基地反対の知事与党が敗退した。

アメリカ大統領選真っ最中のSARS2

民主党予備選で最初はトップを走っていたサンダースが失速、大統領選から撤退。逆に最下位だった元副大統領のバイデンが勝利した原因とはサンダース支持層の若者たちの草の根(戸別訪問)活動が感染症を理由に出来なくなったことが大きく影響していた。
テレビの名物司会者でもあったトランプの場合は熱狂的支持者を大勢集めた言いたい放題、ロックコンサートのような個人演説会が選挙運動のメインだが、サンダースと同じく感染症騒動で封印されている。


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1 コメント

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Unknown (ローレライ)
2020-06-17 08:16:03
疫病で内乱スイッチが入るアメリカ警察職員法は不審者は殺す日本の警察職員法とは違う。
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